目次
1. 鉄フライパンのシーズニングが必要な理由

なぜ鉄フライパンにシーズニングが必要なのだろうか?
シーズニングが必要な理由
鉄フライパンはシーズニングを行うことで、表面に油の膜が作られる。これにより、焦げ付きにくくなり、長期間愛用できるようになる。
シーズニングが不必要な鉄フライパンもある?
すべての鉄フライパンにシーズニングが必要な訳ではない。メーカーによっては出荷する前に、シーズニングを行っている場合もあるからだ。鉄フライパンを購入したら、説明書を確認してみよう。
2. 鉄フライパンのシーズニングはIHでもできる?

鉄フライパンはIHでもシーズニングできるのだろうか?
そもそも、鉄フライパンのなかにはIHで使用できないものもある。キッチンにIHを導入している方は、購入前に確認しておこう。
IHに対応している鉄フライパンであっても、シーズニングするときはガスコンロのほうが適している。IHは加熱すると急激に熱くなるからだ。もし、IHでシーズニングを行うときは、中火で行うようにしよう。
そもそも、鉄フライパンのなかにはIHで使用できないものもある。キッチンにIHを導入している方は、購入前に確認しておこう。
IHに対応している鉄フライパンであっても、シーズニングするときはガスコンロのほうが適している。IHは加熱すると急激に熱くなるからだ。もし、IHでシーズニングを行うときは、中火で行うようにしよう。
3. 鉄フライパンのシーズニングのやり方

ここからは鉄フライパンをどのようにシーズニングするのか解説する。
シーズニングに必要なもの
鉄フライパンをシーズニングするうえで必要なものを紹介する。
- サラダ油(100~200ml)
- キッチンペーパー
- 野菜くず
- オイルポット
シーズニングの手順
鉄フライパンをシーズニングする手順は以下の通りだ。
- 中火で2~3分加熱して、一度火を止める。
- 0.5~1カップの油を入れて、弱火で約3分間加熱する。
- 火を止めて、オイルポットに油を全て入れる。
- 鉄フライパンに残っている油を、キッチンペーパーで拭き取る。このとき、油をフライパンの表面に擦り込むように拭く。
- キャベツの芯やネギの青い部分などを刻んだ、野菜くずを入れて炒める。野菜くずを炒めることで、鉄特有のにおいを取ることができる。
4. 焦げ付いた鉄フライパンのシーズニングのやり直し方法

鉄フライパンには、初めて使うとき以外でもシーズニングを行うとよい場合がある。それは、長年使用して焦げ付いた鉄フライパンを再生するときだ。鉄フライパンが焦げ付いてしまったら、まず焦げ付きを落としてからシーズニングを行う。
焦げ付きの落とし方
鉄フライパンの焦げ付きを落とすには、お湯で焦げをふやかすとよい。
- 焦げ付いた鉄フライパンを熱したあと、フライパンにお湯を注ぐ。
- しばらく放置してから、木べらを使ってふやけた焦げをこそげ落とす。
- ある程度大きな焦げを落としたら、金属たわしとクレンザーで細かい焦げも取り除く。
- 水道水で洗い流し、内側・外側ともに乾いたふきんで水気を拭き取る。
シーズニングの手順
焦げ付きを落とした後は、シーズニングを行う。
- コンロの火をつけ、鉄フライパンの水気が完全になくなったら火を止める。
- フライパンに多めの油を注ぎ、弱火で15~20分間加熱する。
- フライパンを傾けて、油を全体に行き渡らせる。
- 油をオイルポットに注ぎ、残った油をキッチンペーパーで拭き取る。
- 油の浸み込んだキッチンペーパーで、内側と外側を拭く。
5. シーズニング後の鉄フライパンの保管方法

シーズニングを終えたあと、鉄フライパンをどのように保管したらよいのだろうか?鉄フライパンを長持ちさせるためのコツを説明する。
調理後はすぐに食材を取り出す
せっかくシーズニングを行い、焦げやサビの対策を施しても、調理後に食材をそのままフライパンに残していると、サビが発生しやすくなる。調理後はすぐに食材を皿などに盛り、鉄フライパンを洗おう。
洗剤を使わない
鉄フライパンを洗うときは、水かお湯を使う。洗剤を使うと、シーズニングで作った油の保護膜も落としてしまう。
完全に乾かして油を薄く塗って保管する
鉄フライパンを保管するときは、空焚きをして完全に水気を飛ばしたあとに、油を薄く塗っておく。油を塗ることでサビを防ぐ効果がある。保管する場所は通気性のよいところを選ぼう。
結論
鉄フライパンは焦げたりサビたりしやすく、お手入れが面倒だと感じる方も多いだろう。だが、シーズニングをしっかり行い、常に薄く油の膜を張っておくことで、トラブルを防止できる。焦げ付いたときなども適切に対処すれば再生できるため、長く愛用できる調理アイテムだといえる。IHでも使える鉄フライパンのバリエーションも増えているので、ぜひずっと使える1品を選んでみよう。