1. 靴箱シートは必要なの?

靴箱シートを使っていない方は「別にいらないかな」と思っているかもしれない。なくても困らないものだが、一度使うと手放せなくなってしまうのが、靴箱シートなのだ。
下駄箱掃除がラクチン
靴箱シートを敷いておくことで、靴から落ちるドロ汚れなどは全部受け止めてくれる。靴箱シートは敷いてあるだけなので、汚れたらドロ汚れをハタキ落とすだけでいい。使い捨てタイプの靴箱シートなら、そのまま捨てて新しいものに交換するだけだ。
脱臭効果で嫌なニオイをカット
玄関を開けた途端に嫌なニオイが漂ってくるのは、下駄箱が原因かもしれない。一日中履いていた靴は、たっぷりと汗を吸い込んでいる。その汗で雑菌が増殖すると、嫌なニオイを発する。靴箱シートのなかには炭を練り込むなど脱臭効果を持つものもあり、靴から漂う嫌なニオイをカットしてくれるだろう。
湿気を取り除いてカビ対策
雨で濡れた靴をそのまま靴箱に入れてしまうと、カビの原因になる。湿った靴が原因で下駄箱全体の湿度が上がり、カビが広がってしまうかもしれない。
靴箱シートには、シリカゲルを使い除湿効果を発揮するものもあり、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれる。
靴箱シートには、シリカゲルを使い除湿効果を発揮するものもあり、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれる。
2. 靴箱シートの上手な選び方

靴箱シートは、ホームセンターや100均でも購入できる。防汚だけでなくさまざまな機能を持った靴箱シートがあるので、自宅の下駄箱の悩みに合わせて上手に選ぼう。
ズレないタイプ
下駄箱から靴を出し入れするたびに靴箱シートがズレてしまうと、ドロ汚れもうまく受け止めることができない。いちいち直すのも面倒だ。そこで、靴箱シートの裏面に滑り止めが付いていたり、吸着したりするタイプがおすすめだ。
繰り返し使えるタイプ
防湿効果のある靴箱シートは、繰り返し使えるタイプがおすすめだ。シリカゲルを使用している靴箱シートは、周りの環境に合わせて吸湿や放湿を繰り返す。天日干しをすることで放湿し、吸湿力が復活するので経済的だ。
消臭効果の高いタイプ
靴箱の嫌なニオイは靴の中で繁殖した雑菌が原因だ。除湿することも大切だが、即効性のある消臭効果も靴箱シートにはある。玄関のニオイが気になる場合には、消臭効果の高いタイプがおすすめだ。
3. 靴箱シートの効果的な使い方

靴箱シートを効果的に使うためには、下駄箱の掃除から始めよう。いらない靴もこのときに一緒に処分するといい。
下駄箱の掃除をする
靴箱シートを貼る前に、下駄箱の掃除をする。すべての靴を取り出して、ホコリやドロなどの汚れを取る。汚れが残っていると、せっかく靴箱シートを使っても効果を発揮することができない。
いよいよ靴箱シートを貼ろう。下駄箱のサイズに比べて靴箱シートのサイズが大きい場合がある。この場合は切らずに棚板を上げて両端を巻き込むようにすれば、靴箱シートがズレずに済む。
いよいよ靴箱シートを貼ろう。下駄箱のサイズに比べて靴箱シートのサイズが大きい場合がある。この場合は切らずに棚板を上げて両端を巻き込むようにすれば、靴箱シートがズレずに済む。
4. 靴箱シートがない場合のおすすめ代用品

靴箱シートはわざわざ買いに行かなくても、家の中にあるものや余っているものを代用することができる。
新聞紙
新聞紙は紙の繊維が粗いため、その隙間に湿気やニオイ成分を吸収することができる。そのため、靴箱シートの代用としてもしっかり仕事をしてくれる。
下駄箱のサイズに合わせて折り、敷いていく。手前の部分を厚くしておくと出し入れするときに新聞紙がズレにくくなる。新聞紙を二重にして折るといいだろう。
交換時期として2~3カ月程を目安に交換しよう。とくに梅雨の時期はこまめに交換したほうがいい。
下駄箱のサイズに合わせて折り、敷いていく。手前の部分を厚くしておくと出し入れするときに新聞紙がズレにくくなる。新聞紙を二重にして折るといいだろう。
交換時期として2~3カ月程を目安に交換しよう。とくに梅雨の時期はこまめに交換したほうがいい。
食器棚シート
食器棚シートが余っていたら、靴箱シートにしてしまおう。靴箱シートよりも食器棚シートの方がデザインがかわいいものや洗練されたものがそろっている。食器棚シートはズレにくく、さらに防虫・防臭効果のあるものも多い。靴箱シートの代用としても十分機能するはずだ。
結論
靴箱シートを敷いておけば、下駄箱の中を掃除するのがラクになる。そのほかにも除湿や消臭効果もあり、下駄箱にカビや雑菌が増えるのを抑えてくれるのでニオイ対策にもなる。下駄箱に敷いておくだけなので、手間もかからない。まずは手元に新聞紙があれば、靴箱シートとして使ってみよう。その便利さが実感できるはずだ。