1. 水筒の臭いは何が原因?
水筒の臭いが気になるときに考えられる原因について見ていこう。
水筒の臭いの原因
水筒は、使い続けていると茶渋などの着色汚れが蓄積したり、パッキンに汚れが溜まったりする。汚れの中で繁殖する雑菌が臭いの元になることがある。口を直接つけて飲むタイプの水筒なら、口の中の雑菌が水筒の飲み物と混ざり雑菌が繁殖することもある。
また、たとえばステンレスといった金属製の水筒の場合、硬いブラシやタワシで洗うと内部に細かな傷ができることがある。そこから錆が生じれば臭いが発生する。あるいは、傷に汚れが入り込み、雑菌が繁殖して臭いを発することも考えられる。
また、たとえばステンレスといった金属製の水筒の場合、硬いブラシやタワシで洗うと内部に細かな傷ができることがある。そこから錆が生じれば臭いが発生する。あるいは、傷に汚れが入り込み、雑菌が繁殖して臭いを発することも考えられる。
カビが生えてしまうことも
水筒の臭いの原因が汚れだった場合、水筒を丁寧に洗うことで臭いは解消するかもしれない。だが放置するとカビが生えてしまうこともあるので要注意だ。水筒の臭いがいつもと違うと少しでも感じたら、次に紹介する方法で汚れを丁寧に落とそう。
2. 水筒の臭いの落とし方
水筒の臭いが気になるときのお手入れ方法を紹介する。
茶渋などの着色汚れの落とし方
まずは、水筒本体の臭いが気になるときの落とし方から解説する。パッキンなどパーツを外した水筒にぬるま湯を入れ、酸素系漂白剤をパッケージに記載されている適量を守って溶かそう。酸素系漂白剤をしっかり溶かしたいときは、桶などにぬるま湯を入れて酸素系漂白剤を溶かしてから水筒に入れてもよい。ふたを開けたまま30分ほどそのままにし、流水ですすげば汚れは落ちているはずだ。水気をよく切り、完全に乾かそう。
パッキンの汚れの落とし方
次に、パッキンに汚れから臭いがする場合の落とし方だ。パッキンは浸け置き洗いをおすすめする。桶などにぬるま湯を入れて酸素系漂白剤を適量溶かし、30分ほど浸け置きをしてから流水ですすげば完了だ。パッキンのゴムが二重になっているなど狭い部分があれば、洗浄液が残らないようにすすぎの際に指で広げるなど工夫しよう。すすいだら、水気をよく切って完全に乾かしてから戻そう。
3. 水筒の臭いを落とす際の注意点
続いて、水筒の臭いを落とすにあたっての注意点をお伝えする。
本体に塩素系漂白剤は使わない
プラスチック製の水筒やパッキンなどゴム製のパーツに対して、塩素系漂白剤を使用できることはある。だがステンレスといった金属製の水筒の臭いを落とす際は、塩素系漂白剤の使用を控えたほうがよい。錆などの原因になることがあるためだ。不安な方は、水筒の取扱説明書またはメーカーのホームページに記載がないか確認しておくと安心だろう。
硬いブラシや研磨剤は使わない
硬いブラシやタワシなどでゴシゴシ擦ったほうが、汚れや臭いがキレイに落ちるかもしれない。だが同時に、水筒の表面を傷つけてしまうおそれがあることも覚えておこう。傷に汚れが溜まったり錆が発生したりすれば、臭いの原因になるだけでなく水筒の劣化を早めることにもなりかねない。水筒用のスポンジなどを使って優しく洗おう。同じように、クレンザーといった研磨剤が含まれた洗剤で洗うこともおすすめできない。
食洗機・乾燥機・煮沸消毒は控える
時間がないときなど、食洗機でほかの食器とまとめて洗いたくなるかもしれない。あるいは熱湯で煮沸消毒する方法も思い浮かぶだろう。だが高温のお湯や乾燥機の熱風などは、臭いを取るどころか水筒の劣化や変形を招くおそれがある。大切な水筒を長く使うためにも、食洗機や乾燥機、煮沸消毒は控えたほうがよいだろう。
4. 水筒の臭いを防ぐコツ
水筒の臭いを防ぐには、使用したあと必ずお手入れをすることだ。基本的なことだが、水筒の臭いの原因となる汚れは日々のお手入れ不足によって蓄積されていく。臭い対策は日々のお手入れから始まると思っておこう。
日々のお手入れ方法
1.ふたやパッキンなど外せるパーツはすべて外す
2.ぬるま湯で薄めた食器用中性洗剤をスポンジに含ませる
3.水筒本体の外側や飲み口、ふたなど洗えるパーツを洗う
4.柄がついた水筒用のスポンジに「2」の洗剤を含ませる
5.水筒の内側を洗う
6.水筒本体とパッキンなど各パーツを流水ですすぐ
7.水気をよく切り、完全に乾燥させてから元に戻す
水筒の臭いの原因となる汚れを防ぐには、毎回パーツをばらして隅々まで汚れを落としておくことが大切だ。面倒に感じることがあるかもしれないが、臭いは雑菌が繁殖している証拠であり、放置すればカビの原因にもなりかねない。美味しく飲み物をいただくためにも、水筒は毎回、使ったあとに丁寧にお手入れをしておこう。
2.ぬるま湯で薄めた食器用中性洗剤をスポンジに含ませる
3.水筒本体の外側や飲み口、ふたなど洗えるパーツを洗う
4.柄がついた水筒用のスポンジに「2」の洗剤を含ませる
5.水筒の内側を洗う
6.水筒本体とパッキンなど各パーツを流水ですすぐ
7.水気をよく切り、完全に乾燥させてから元に戻す
水筒の臭いの原因となる汚れを防ぐには、毎回パーツをばらして隅々まで汚れを落としておくことが大切だ。面倒に感じることがあるかもしれないが、臭いは雑菌が繁殖している証拠であり、放置すればカビの原因にもなりかねない。美味しく飲み物をいただくためにも、水筒は毎回、使ったあとに丁寧にお手入れをしておこう。
結論
水筒の臭いの原因は多くが汚れだ。汚れは雑菌繁殖の温床となるため、臭いや汚れが気になったときは放置せずに落としておこう。底やパッキン、ふたなど洗いにくい部分やパーツはとくに意識して丁寧に洗うとともに、酸素系漂白剤を使った方法も試してみてほしい。