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除湿機で洗濯物を早く乾かす方法とは。種類別の電気代比較も必見!

除湿機で洗濯物を早く乾かす方法とは。種類別の電気代比較も必見!

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年9月16日

高温多湿の日本の気候。地球の温暖化で熱中症対策も必要になっている。そこでいま、除湿機が注目されている。エアコンの風が苦手という方でも、室内の除湿をするだけで快適に過ごせる。さらに注目は洗濯物が早く乾かせるという付加価値もあるのだ。除湿機を進化させた衣類乾燥除湿機も人気上昇中だ。除湿機で洗濯物を早く乾かすテクニックや除湿方法で変わる電気代を比較してみよう。

  

1. 洗濯物の乾燥に除湿機は効果があるの?

どうして部屋干しの洗濯物が乾きにくいのか。その原因を考えてみると、いかに除湿機が洗濯物の乾燥に効果があるのかがわかってくるだろう。

部屋の中の湿度が高いために洗濯物が乾かない

洗濯物に含まれた水分が空気中に蒸発することで、洗濯物は乾く。湿度が高いと、当然空気中の水分量が多くなる。空気中の水分量が多ければ、洗濯物の水分は蒸発することができず乾くのに時間がかかる。

除湿機は部屋の空気中にある水分を取り除く働きがあり、洗濯物に含まれる水分を蒸発させ乾燥を早めてくれる。

空気の流れが悪いため洗濯物が乾かない

湿度だけでなく、通気性が悪いと洗濯物は乾きにくくなる。閉め切った部屋ではほとんど空気の流れがない。しかし、除湿機から排出される乾燥風を直接洗濯物に当てることで通気性がよくなり、早く乾かすことができる。

2. 洗濯物が早く乾く除湿機の使い方

そのまま部屋干しするよりも、除湿機を使ったほうは乾燥時間が約70%カットされたというデータもある。除湿機を洗濯物の乾燥に効率的に使うコツを紹介しよう。

除湿機の置き場所は洗濯物の真下

洗濯物に含まれる水分は、重力の影響で下へと降りてくる。そのため、上よりも下のほうが乾きにくくなってしまう。除湿機を使って早く乾かすためには、除湿機の位置を洗濯物の下に持ってくることだ。

部屋は密閉する

除湿機には、除湿するキャパがある。窓や部屋のドアを開けっぱなしにしてしまうと、外部から湿気が侵入してくるため、除湿効果がダウンしてしまうのだ。そのため、できるだけ狭く密閉性の高い部屋での使用がおすすめだ。

干す間隔を一定にする

除湿機を使って洗濯物を早く乾燥させるためには、洗濯物の干し方にも工夫が必要だ。除湿機からの乾燥風を効率的に洗濯物全体に行き渡るように、洗濯物と洗濯物の間に一定の隙間を作ろう。隙間はこぶし一個分くらいあれば十分だ。

3. 除湿機で洗濯物を乾かすと電気代はどれくらい?

除湿機で洗濯物を乾燥させるとき、最も気になるのが電気代ではないだろうか。除湿方法によって電気代も違ってくる。

コンプレッサー式の除湿機

コンプレッサー式の除湿機は、熱交換器を使って空気を冷却。空気中の水分を取り除いて水滴に変えて集める。ちょうどエアコンの除湿機能と同じだ。

コンプレッサー式は除湿力も高いので、夏場にはおすすめだ。さらに消費電力も少なく、洗濯物を干す1時間当たりの金額は約5円となる。

ただし、動作音が大きいため寝室などに置くとうるさく感じるかもしれない。

デシカント式の除湿機

デシカント式の除湿機は、デシカントという乾燥剤を使って空気中の水分を取り除く。さらにヒーターを使って乾燥させた空気を部屋に送り込むという仕組みだ。コンプレッサーに比べて動作音が静かで、本体自体もコンパクトにできている。

ただし、ヒーターを使うため消費電力が多く、洗濯物を干す1時間当たりの金額は約8.1円となる。

ハイブリッド式の除湿機

コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせたハイブリッド式は、夏でも冬でも一年中高い除湿効果が得られる。ふたつの除湿方法によって消費電力は変わってくるが、洗濯物を干す1時間当たりの金額は平均すると約6.6円になる。

ただし、ハイブリッド式は、全般的に価格が高くなる傾向がある。

4. 洗濯物の部屋干しには衣類乾燥除湿機がおすすめ

いままでは洗濯物を乾かすために除湿機を利用してきた方も多いだろう。ニーズを反映して、衣類を乾燥させることを目的とした衣類乾燥除湿機も登場した。除湿機との違いはどのような点なのだろうか。

除湿機と衣類乾燥除湿機はどう違う?

基本的に除湿機も衣類乾燥除湿機も部屋の湿度を取るという働きに違いはない。あえて違いを上げるなら、衣類乾燥除湿機には衣類を乾燥させるために特化された機能が搭載されていることだ。

たとえば、除湿機に比べると広範囲に乾燥した風を送ることができること。洗濯物の量や部屋の温度・湿度を感知して自動的にコントロールすることなどがある。

部屋で洗濯物を干すことが多い、洗濯物を少しでも早く乾かしたいという方には、除湿機よりも衣類乾燥除湿機のほうが使い勝手がいいといえる。

結論

除湿機は夏の湿気取りや冬の結露対策、さらに洗濯物の部屋干しと一年中大活躍してくれる家電だ。エアコンのように設置工事もいらない。電気代も洗濯機の乾燥や浴室乾燥機に比べて安く抑えることができる。自分のライフスタイルに合わせた除湿機を選び、快適な生活を送ろう。
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  • 公開日:

    2020年6月 9日

  • 更新日:

    2021年9月16日

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