1. クローゼットで突っ張り棒を使うメリット

クローゼットで突っ張り棒を使うことには、さまざまなメリットがある。ここで、クローゼットに突っ張り棒を使うメリットを紹介する。
デッドスペースを収納スペースに変えられる
クローゼットの中に余ったスペースがあるにもかかわらず上手く活用できないがために、部屋にものがあふれてしまっている方もいるだろう。しかし、このデッドスペースも突っ張り棒を使えば簡単に収納スペースに変えられる。
手頃な値段でクローゼット内を変化させられる
収納グッズには多くの種類があるが、値段が高いものも多い。しかし、突っ張り棒であれば100均で購入できるため、手頃な値段で入手することが可能だ。そのため、手軽にクローゼット内を収納しやすい空間へ変化させることができる。
工具不要で傷つける心配がない
突っ張り棒は釘などの工具が一切不要であるため、クローゼット内を傷つける心配がない。賃貸物件にお住まいの方でも安心して使うことができるだろう。
さまざまな収納を作れる
突っ張り棒にはさまざまな使い方がある。たとえば、突っ張り棒を複数使用して棚を作ったり、フックと組み合わせて洋服等を吊るせるようにしたりというようにだ。突っ張り棒があるだけでクローゼットに合ったさまざまな収納を作ることが可能になるだろう。
2. 突っ張り棒を使ったほうが良いクローゼットとは

クローゼットには多くの種類があるが、なかには突っ張り棒を使わないと収納スペースを上手に活用できないものがある。ここでは突っ張り棒を使ったほうが良いクローゼットの特徴を説明する。下記に当てはまる方は、突っ張り棒での収納術の実践を検討しよう。
クローゼットに奥行がある
奥行のあるクローゼットは布団やおもちゃ、本など多くのものを収納することが可能だが、きちんと収納できないと散らかった印象になってしまうことが多い。クローゼットの奥行を生かした見た目もキレイな収納を実現するためには、突っ張り棒が必要だ。奥行のあるクローゼットでは突っ張り棒の活用を検討しよう。
洋服をかけてもスペースが余る
クローゼットの中には元々パイプを通してあるものも多い。ただパイプに洋服をかけても、スペースが微妙に余ってしまう場合は、突っ張り棒を導入したほうが良いといえる。なぜなら突っ張り棒を使用すれば余ったスペースも簡単に収納スペースに変化させることができるからだ。洋服をかけても余っているスペースがある場合は、突っ張り棒を取り入れてみよう。
3. 突っ張り棒を使用したクローゼットの収納術

突っ張り棒をクローゼットの中で使えば、収納力を向上させられることはすでにお伝えした。しかし突っ張り棒の使い方を知らなければ、クローゼットの収納スペースを上手く活用することはできない。ここで、突っ張り棒を取り入れたクローゼットの収納術を紹介していく。
2段に分けて収納できる収納術
備え付けのパイプにチェーンで突っ張り棒を吊り下げ、洋服やバッグを2段に分けて収納できるようにするアイデアだ。子ども服であれば、上下に分けて収納することが可能。普通に洋服をかけただけでは余ってしまうスペースもこれなら有効に使える。
奥行を生かした収納術
奥行のあるクローゼットでは手前と奥に分割した収納を意識することが大切だ。突っ張り棒を使えば、クローゼット内を簡単に手前と奥に分割することができる。奥には普段あまり使わないもの(クリスマスツリーなどの季節もの)を、手前には普段良く使うものを収納すると良いだろう。
壁面収納術
クローゼットの壁面も、突っ張り棒を使用すれば収納スペースに変わる。やり方としては壁面に沿って突っ張り棒を設置して、S字フックをかけるだけ。帽子やバッグの収納に活用したり、リース等を飾ってクローゼット内をオシャレに変身させたりすることが可能だ。
4. クローゼットで使う突っ張り棒の選び方

突っ張り棒を使用すればクローゼットの空間をフル活用できるが、この突っ張り棒もさまざまな種類があり、用途に合わせて正しく選択しないと意味のないものになってしまう。ここで、クローゼットで使う突っ張り棒の選び方を紹介する。
突っ張り棒の種類と特徴
突っ張り棒には、バネ式とジャッキ式の2つがある。まずは、それぞれの特徴を見ていこう。
バネ式の特徴
バネ式には短いサイズがあり、狭い場所でも突っ張らせることができるようになっている。色や柄も豊富にあるため、見た目にこだわりたい方にはピッタリだ。ただ、耐荷重や突っ張り力は弱いため、ものをたくさん積んだりかけたりするのには不向きといえる。
ジャッキ式の特徴
ジャッキ式とはパイプの長さを棒にあるネジで固定できるものだ。端にあるグリップを回すと強力な圧着力を得ることができる。長さなどの固定方法がバネ式に比べて複雑だが、耐荷重に優れているため洋服やものを積むにはピッタリだ。
突っ張り棒を選ぶ際のポイント
突っ張り棒を選ぶ際には押さえておいてほしいポイントがある。ご自身のクローゼットに合った突っ張り棒を選べるようにしっかり確認しておこう。
長さ
突っ張り棒にはさまざまな長さがある。使用する際は設置する場所の幅を測定し、長さに合った突っ張り棒を選ぶようにしよう。
耐荷重
突っ張り棒には耐荷重が設定されている。かけるものの重さを計算し、その重さを余裕をもってクリアすることのできる突っ張り棒を選ぼう。
圧着部分の面積
突っ張り棒を使う際には、壁と圧着する棒の面積にも気を配る必要がある。棒の圧着面積の大きさによって突っ張り力が変化するからだ。圧着面積は大きければ大きいほど突っ張り力が強力となり、ずり落ちるのを防ぐことが可能となる。洋服をかけたり、ものをたくさんのせたりして使用する際には圧着面積が大きいものを選ぶようにしよう。
結論
何も使わずにクローゼットの空間をフル活用するのは非常に難しい。しかし突っ張り棒を取り入れるだけで、簡単に収納力を向上させることができる。突っ張り棒でクローゼットのスペースを有効活用し、快適な生活を送れるようにしよう。