1. 本棚整理のキホンを押さえよう

本棚整理にはキホンとコツがある。まずはそのうちのキホンから解説する。
本棚整理のキホン
- 今ある本を1箇所に集める
- 仕分けをする
- 本棚に戻す
本棚整理はこの流れで行うのがキホンだ。まずは今ある本をすべて集めよう。仕分けには2通りある。1つは「ジャンル」に分けること、もう1つは「読む本/読まない本」に分けることである。それが済んだら、本棚の整理は半分以上終わったようなものだ。あとは本棚に戻して棚板にジャンルを書いたラベルを貼る、あるいは空のDVDケースなどの背表紙にジャンルを書いた紙を挟んでおくなどすればスッキリ整理できる。
もっとも時間がかかるのは仕分けだろう。ジャンル分けや、もう読まない本の仕分けは簡単かもしれない。だが、読む本と読まない本の仕分けは悩んでしまう方も多いはずだ。その場合の考え方は以下の通り。覚えておいて役立ててほしい。
もっとも時間がかかるのは仕分けだろう。ジャンル分けや、もう読まない本の仕分けは簡単かもしれない。だが、読む本と読まない本の仕分けは悩んでしまう方も多いはずだ。その場合の考え方は以下の通り。覚えておいて役立ててほしい。
本の仕分けで悩んだとき
まずは、本当に必要な本かどうかをじっくり考えてみよう。それでも答えが出ないときは、いったん本棚以外の場所へ整理するとよい。そのまま半年や1年が経過しても読みたくならない本であれば、思い切って処分したり売却したりしよう。
2. ジャンル別に本棚整理のコツを紹介!

本のジャンル別に本棚整理のコツをお伝えするとともに、本棚整理のアイデアも紹介する。
ジャンル別・本棚整理のコツ
コミック本は多いものでは数十巻〜100巻を超えるものまである。そのまま本棚に並べてしまうと大変なことになるため、奥行きを使った整理方法がおすすめだ。レール付きの本棚にまとめて手前と奥に分けて収納すればスッキリ整理できるだろう。雑誌やパンフレットなど薄いものは、ファイルボックスやクリアタイプの書類ケースに整理するとスッキリする。入り切らないサイズなら、クリアボックスを活用するのも手だ。文庫本といった比較的小さな本は、本棚でもよいがカラーボックスに整理する方法もおすすめ。カラーボックスは仕切りがないものが多いが、不織布製の収納ボックスを使い2段で収納をすれば、本の上のデッドスペースも有効活用できる。
本棚整理のアイデア
少し触れたが、カラーボックスやファイルボックスは本の整理に最適である。たとえば、雑誌をファイルボックスに入れて本棚に戻せば本棚自体もスッキリ見えるはずだ。あるいは本棚に入り切らない本を入れて別の場所に置くのもよい。本棚には文庫本や小説、専門書、参考書のみにして雑誌やコミックなどをカラーボックス、ファイルボックスなどに整理してみると、意外とスッキリするのではないだろうか。なおカラーボックスは、凹凸に組み合わせて並べるのもオシャレだ。
3. 本棚整理のついでに気にかけたいこと

せっかく本棚整理をするのであれば、次のようなポイントを気にかけておこう。
本棚整理のついでに気にかけておきたいこと
- 虫が発生していれば駆除&予防策を講じておく
- ホコリなどが溜まっていれば落としておく
本棚の整理中、本に虫食いの痕跡があれば紙魚(シミ)、茶立虫(チャタテムシ)、死番虫(シバンムシ)などの可能性が高い。本棚をアルコールなどで除菌するとともに、カーペットクリーナーなどを使って虫を取り除こう。殺虫剤をスプレーする方法もおすすめだ。予防策としては、こまめに本棚を掃除すること、湿気を溜めないこと、ダンボールなどを溜めておかないことなどが挙げられる。
ホコリが溜まっていれば、掃除機の先端に薄いタオルや布を被せて「弱」で吸い取るか、ハタキや筆などで払い落とそう。汚れがひどければ乾いた布で表面を拭き掃除するか、台所用などの中性洗剤を水で薄めた洗浄液に浸し、固く絞った布などで拭きあげよう。ただし、本の素材によっては水濡れNGのものもあるので気をつけてほしい。
また、本棚整理のついでに本棚の「向き」も確認してほしい。長い間日光が当たると、本が日焼けしてしまうことがある。大切な本を少しでも長持ちさせるため、本棚の向きも気にかけよう。
ホコリが溜まっていれば、掃除機の先端に薄いタオルや布を被せて「弱」で吸い取るか、ハタキや筆などで払い落とそう。汚れがひどければ乾いた布で表面を拭き掃除するか、台所用などの中性洗剤を水で薄めた洗浄液に浸し、固く絞った布などで拭きあげよう。ただし、本の素材によっては水濡れNGのものもあるので気をつけてほしい。
また、本棚整理のついでに本棚の「向き」も確認してほしい。長い間日光が当たると、本が日焼けしてしまうことがある。大切な本を少しでも長持ちさせるため、本棚の向きも気にかけよう。
4. 本棚の整理に便利なアイテムと簡単な収納棚の作り方

最後に、本棚の整理に活用できる便利なアイテムと、本の収納棚の簡単な作り方を紹介する。
アイリスオーヤマ「カラーキュービック」
扉なしのオシャレなカラーボックス(扉アリもある)。Sサイズ扉なしは幅約34.9cm、奥行き約29cm、高さ約34.4cmで1個から買える。組み合わせ次第でオシャレな本棚になるだろう。
無印良品「ポリプロピレンスタンドファイルボックス」
幅約15cm、奥行き約27.6cm、高さ約31.8cmの、雑誌などの整理に便利なファイルボックスだ。シンプルなデザインとホワイトグレーのカラーでスッキリ見せる効果もある。
IKEA「ブスバッセ ブックエンド」
幅19cm、高さ23cmのブックエンド。本棚のスペースにやや余裕があり、本が倒れたりよれたりしそうなときの整理におすすめだ。本棚に入り切らない本を整理する際も重宝するだろう。
本の収納棚の簡単な作り方
本棚に入り切らない本の整理、あるいは本棚の本とは分けて整理したいというときは自作の棚もおすすめ。
用意するモノは次の通り。
用意するモノは次の通り。
- 幅40cm、奥行き20cm、高さ1.4cm程度のスノコ3枚
- 幅20cm、奥行き20cm、高さ1.2cm程度のウッドパネル3枚
- 木工用ボンド
スノコやウッドパネルのサイズは自由に調整してOKだ。スノコを枠に、ウッドパネルを天板・底板・棚板にするイメージで組んでいく。各材料の接地面には木工用ボンドを塗っておき、乾いてしっかり固まれば完成だ。切らずに作れる簡単な方法なので、DIYが苦手という方でも取り掛かりやすいだろう。
結論
本棚の整理は「集める」「仕分けする」「戻す」だ。仕分けに迷ったときは別の場所に保管し、読みたくなるかどうかで判断しよう。大切な本を長持ちさせるためにも、本棚整理のついでにお手入れをする、本棚の向きを確認するなどしておこう。