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通気口は閉めてはいけない?必要な理由と寒いときの対策、掃除方法も

通気口は閉めてはいけない?必要な理由と寒いときの対策、掃除方法も

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

2020年6月11日

多くのマンションやアパートといった集合住宅には「通気口」がついている。ところでこの通気口には重要な役割があるのをご存知だろうか?通気口が付けられている理由やその重要性、寒さや虫対策、掃除方法などを解説していく。

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1. 通気口とは?気密性が高い建物こそ重要な理由

通気口とは、換気口や給気口と呼ばれることもある設備の一部である(便宜上、通気口で統一させていただく)。四角のものや丸いものなど形はさまざまだが、まずは通気口の役割や重要性を確認しよう。

通気口は設置義務がある設備の一部だった

建築基準法の改正にともない、2003年7月より居室には「常時換気可能な設備」を設置することが義務付けられた。通気口は、その常時換気可能な設備の一部というわけだ。設置が義務付けられている理由は「気密性の高さ」にある。

健康被害のリスクを低減させる役割を担う

以前と比べて建物の気密性が高くなっていることは皆さんご存知だろう。そのため断熱性も向上し、より暮らしやすい住宅が次々と建築されている。その一方で、空気が通り抜けにくくなったことから建材や塗料などに含まれている化学物質などが室内にこもりやすくなった。空気の流れが少なければホコリや湿気が溜まり、カビやダニが発生しやすくなる。その結果「シックハウス症候群」といった問題が取り上げられるようになったのだ。

こうした健康被害を防ぐために常時換気可能な設備の設置が義務化され、マンションなど集合住宅の多くに通気口が設けられるようになったのである。

通気口は閉めてはいけない?

お伝えしたように近年の住宅は気密性が高い。そのため窓や通気口を閉め切ってしまうとさまざまな健康被害のリスクが高まってしまう。通気口はできる限り閉めないようにしよう。また、通気口を開けると同時に室内の換気扇を24時間回しっぱなしにしておくことで、空気を効率よく循環させよう。

ただし短時間であれば、通気口を閉めても大きな影響が出ることは考えにくい。寒い、うるさい、虫が入ってくるなどの理由でどうしても閉めるときは、再度開けるのを忘れないようにしよう。また、通気口ではなく窓を開けて換気扇を回すというご家庭もあるだろう。十分に換気が行われているのであれば、通気口を閉めてもそれほど影響はないかもしれない。

2. 通気口を開けると寒い、うるさい、虫が入る!対策は?

通気口を開けていると外の空気が入ってきて寒い、屋外の音がうるさい、虫が入ってくるといったトラブルもある。それぞれ、どういった対策があるのか見ていこう。

通気口を開けると寒い

とくに冬場、せっかく暖房をつけているのに通気口が開いていることで外の冷たい空気が入り込み、部屋が寒くなってしまうことがある。我慢する必要はないので、少しの間通気口を閉めて調節しよう。ただし、普段よりも定期的な換気を意識してほしい。

なお「日本建材・住宅設備産業協会」によれば、通気口から逃げる熱は、窓から逃げる熱の4分の1程度だ(冬の場合)。つまり暖房をつけているのに寒いと感じるときは、窓から多くの熱が逃げている可能性がある。窓に断熱シートを貼るといった対策もあわせてとっておくとよいだろう。

通気口を開けるとうるさい

大通りに面していたり線路が近かったり、あるいは繁華街の近くにお住まいだったりすると、通気口から入ってくる外の音がうるさいと感じることもあるだろう。そのときは、通気口に後付け可能な吸音材・防音材を取り付けてみてはいかがだろうか?通気口の形状などによって適した商品が異なるため、よく調べてから購入しよう。また、換気効率が低下しないかも十分確認してほしい。換気効率が低下するときは窓を開けるなどして補うとよいだろう。

通気口から虫が入ってくる

虫が入ってきて困るというときは、通気口用の防虫ネットなどを取り付けて対処しよう。ただし急に虫が入るようになったというときは、外壁側の通気口のフィルターが外れているなどのトラブルも考えられる。先にチェックしてみて、異常があればハウスメーカー(賃貸なら大家や管理会社)などに相談してみよう。

3. 通気口は汚れやすい!こまめな掃除でキレイな空気を

通気口はとにかく汚れやすい。排気ガスや花粉、ホコリ、虫の死骸などさまざまな汚れが付着する。放っておくと汚れた空気を室内に取り込むことになってしまうため、定期的に掃除することをおすすめする。最後に、通気口の掃除方法を見ていこう。

通気口の掃除方法(外壁側)

1.カバーを取り外す(フィルターがあれば一緒に)
2.ハケや使い古しの歯ブラシなどで落とせるだけ汚れを落とす
3.水洗いをして残った汚れをキレイに落とし、風通しのよい日陰などで乾かす
4.乾かしている間、通気口の中(手が届く範囲)を水拭きする
5.カバーやフィルターが完全に乾いたらもとに戻す

通気口はメーカーや型番などによってやや異なる場合もあるが、基本的にはこのような流れで掃除をするとよい。ホースなどで水をかけて一気に、というのは控えよう。室内に水が入り込んでしまう可能性があるためだ。

通気口の掃除方法(室内側)

1.カバーを取り外す(フィルターがあれば一緒に)
2.掃除機や使い古しの歯ブラシなどで落とせるだけ汚れを落とす
3.水洗いが可能なものは残った汚れを洗い流す
4.カバーやフィルターを風通しのよい日陰などで乾かす
5.乾かしている間、通気口の中(手が届く範囲)を水拭きする
6.カバーやフィルターが完全に乾いたらもとに戻す

汚れがガンコなときは、台所用の中性洗剤を薄めた洗浄液をスポンジに含ませるなどして擦り洗いをしよう。また水洗いNGのフィルターだった場合は、掃除機やハケ、使い古しの歯ブラシなどを使ってできる限り汚れを落とそう。

通気口周りの黒ずみも落としておこう(室内側)

通気口周辺も、ホコリなどが溜まって黒ずんでしまうことがある。いきなり水拭きをすると汚れが伸びてしまうおそれがあるため、まずはハケや使い古しの歯ブラシ、乾いた雑巾などで丁寧に払い落とそう。ある程度水濡れしてもOKな壁紙なら、台所用の中性洗剤を薄めた洗浄液をスポンジに含ませるなどして擦り洗いをし、その後水拭きで仕上げよう。水濡れNGの壁紙だったときは、消しゴムなどで軽く擦ると汚れが落ちる場合があるので試してみてほしい。

結論

通気口は、近年の住宅にはなくてはならない設備のひとつだ。健康被害のリスクや湿気などによって住宅が傷んでしまうのを少しでも減らすため、通気口は開けたままにしておこう。何らかの事情で閉めるときは、再度開けるのを忘れないようにしよう。

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