1. 消臭ビーズの効果とは?
そもそも消臭ビーズとは、何からできていて、どのような仕組みで嫌なニオイを取ってくれるのだろう。
消臭ビーズの仕組みとは
ひとつひとつの消臭ビーズの粒は、高吸水性ポリマーでできている。高吸水性ポリマーは、200~1000倍もの水分を吸収でき、この粒のなかに消臭液が入っている。空気の流れによって漂ってきた嫌なニオイを消臭液が取り込む効果で、ニオイがしないようにする仕組みだ。
消臭ビーズに入っている消臭成分は、嫌なニオイの成分と化学反応し、別の成分に変化させることによって消臭効果を発揮する。消臭効果だけでなく、アロマや芳香剤を含んだ消臭ビーズもあるので、気に入った香りを楽しむこともできる。
消臭ビーズに入っている消臭成分は、嫌なニオイの成分と化学反応し、別の成分に変化させることによって消臭効果を発揮する。消臭効果だけでなく、アロマや芳香剤を含んだ消臭ビーズもあるので、気に入った香りを楽しむこともできる。
2. 消臭ビーズを効果的に使う方法
消臭ビーズを効果的に使うには、いかに嫌なニオイをキャッチできるかによる。まず、嫌なニオイの出所を確認してから消臭ビーズを設置しよう。
ニオイの近くに置く
嫌なニオイを捕まえて無臭化するのが消臭ビーズの役割だ。そのためニオイの元となる場所の近くに置かなければ効果を発揮することができない。ニオイの元となる場所を突きとめて消臭ビーズを置くことで、嫌なニオイを広げる心配もなくなる。
足元に置く
空気よりも重い性質を持つニオイ成分。この性質を利用して消臭ビーズの置き場所はできるだけ低い場所に置くようにしよう。たとえば、靴箱なら一番下の棚に置くと効果が発揮できる。
空気のよどんだところに置く
空気のよどんだところは、嫌なニオイも留まっている。換気の悪い空気がよどんだ場所に置くことで、効率的にニオイを消臭することができる。
3. 消臭ビーズの効果が最大限に発揮される場所
消臭ビーズを効果的に使う方法を理解したところで、効果が最大限に発揮される場所に置いてみよう。
玄関
玄関の嫌なニオイは、外から帰ったときに一番感じるのではないだろうか。主な原因は、キッチンやリビングなどほかの部屋から流れてきたニオイだ。とくに靴のニオイは強烈だ。
来客のときに玄関に嫌なニオイが漂っていては、第一印象を左右させてしまう可能性もある。
来客のときに玄関に嫌なニオイが漂っていては、第一印象を左右させてしまう可能性もある。
靴箱
一日履いた靴は、雑菌が繁殖して嫌なニオイの元になりやすい。そのまま通気性の悪い靴箱に入れてしまうと、さらに悪臭が玄関に漂ってしまう。雨に濡れた靴はできるだけ乾かしてから靴箱に入れることだ。
消臭ビーズを使って、できるだけ効果的に下駄箱の中の嫌な靴のニオイを取るには、下駄箱の下に設置するようにしよう。
消臭ビーズを使って、できるだけ効果的に下駄箱の中の嫌な靴のニオイを取るには、下駄箱の下に設置するようにしよう。
車内
車のシート、マット、さらに食べ物やたばこのニオイなど、車の中はさまざまなニオイが混ざる場所だ。運転していないときには密閉空間となるため、さらにニオイはきつくなる。
比較的狭い空間なので、効果は出やすい。カップホルダーに置けるくらいのサイズで十分だ。
比較的狭い空間なので、効果は出やすい。カップホルダーに置けるくらいのサイズで十分だ。
トイレ
マンションなどのトイレは窓もないため、嫌なニオイがこもりやすくなる。トイレのニオイは使用直後だけではない。トイレにこびりついた尿石や床や壁に飛び散った尿の付着でもニオイを発する。
トイレに消臭ビーズを置く場合、最も効果のある場所はトイレの入り口付近だ。換気扇の近くに置いてしまうと、消臭成分が効果を発揮する前に換気されてしまうので注意しよう。
トイレに消臭ビーズを置く場合、最も効果のある場所はトイレの入り口付近だ。換気扇の近くに置いてしまうと、消臭成分が効果を発揮する前に換気されてしまうので注意しよう。
4. 水で戻した消臭ビーズにも効果はある?
交換時期が近づいて、ふと消臭ビーズを見ると小さくなっている。ネットで検索してみると「水を入れると消臭ビーズの効果が復活する」とまことしやかに書かれていたりする。この真偽はどうなのだろう。
小さくなった消臭ビーズを水で戻しても効果なし
消臭ビーズは、高吸水性ポリマーによって消臭液が包み込まれている状態だ。消臭ビーズが小さくなる現象は、消臭液が蒸発して無くなるということだ。そのため、消臭ビーズに水を加えて見た目は元の大きさに戻ったとしても、肝心の消臭効果は元に戻らない。
消臭ビーズに水を入れることでトラブルになるケースもある。水を入れると元のサイズよりも大きくなってしまうことがある。そうなると容器からあふれてしまう。
いずれにせよ小さくなった消臭ビーズには消臭効果がないので、新しいビーズに交換することだ。詰め替える場合には、注ぎ足すのではなく古い消臭ビーズは捨ててしまおう。
消臭ビーズに水を入れることでトラブルになるケースもある。水を入れると元のサイズよりも大きくなってしまうことがある。そうなると容器からあふれてしまう。
いずれにせよ小さくなった消臭ビーズには消臭効果がないので、新しいビーズに交換することだ。詰め替える場合には、注ぎ足すのではなく古い消臭ビーズは捨ててしまおう。
結論
消臭ビーズは、置き場所によって効果が違ってくる。消臭ビーズの特徴はニオイをごまかすのではなく、キャッチすることにあるから、ニオイの元の近くに置くことが大前提だ。さらにニオイは下に留まる性質があるので、棚の上よりも、床に置いた方が効果がある。このように、消臭ビーズとニオイの特性を知ることで消臭効果を発揮できるので、置く場所をもう一度確認してみよう。