1. 手洗いした洗濯物を脱水だけ洗濯機でできる?

洗濯機を避けて手洗いした洗濯衣類。それを洗濯機の脱水にかけていいものか悩むところだ。脱水をすることで、どのようなトラブルが考えられるだろうか。
脱水は衣類に大きな負担を掛ける
洗濯機の脱水は遠心力を使って、繊維の中の水分を飛ばす。このとき繊維は強く押し付けられるため負担が大きくなる。とくに手洗いが必要な衣類は、洗濯機による脱水が苦手だ。
主なトラブルとしては「伸びる」ことと「シワ」だろう。
衣類同士が絡まった状態で脱水されると、力が加わって繊維が伸びてしまい印象が大きく変わってしまうこともある。シワも遠心力で脱水する洗濯機ならではのトラブルだ。素材によっては、アイロンが掛けにくいものもあり注意が必要だ。
主なトラブルとしては「伸びる」ことと「シワ」だろう。
衣類同士が絡まった状態で脱水されると、力が加わって繊維が伸びてしまい印象が大きく変わってしまうこともある。シワも遠心力で脱水する洗濯機ならではのトラブルだ。素材によっては、アイロンが掛けにくいものもあり注意が必要だ。
脱水のやり方次第で洗濯機での脱水OK
手洗いした衣類を洗濯機で脱水することは可能だ。それにはコツがあり、できるだけデリケートな衣類に負担を掛けないことだ。
脱水時間をできる限り短くし、型崩れしないように洗濯ネットに入れるなどの注意をしなければならない。
洗濯機の脱水時間を短くするなど操作方法にも関連することなので、全自動でお任せ運転をしている方は、取り扱い説明書をよく読んで脱水時間の設定方法などを理解しておこう。
脱水時間をできる限り短くし、型崩れしないように洗濯ネットに入れるなどの注意をしなければならない。
洗濯機の脱水時間を短くするなど操作方法にも関連することなので、全自動でお任せ運転をしている方は、取り扱い説明書をよく読んで脱水時間の設定方法などを理解しておこう。
2. 手洗い後の洗濯機での脱水のやり方

手洗い後に洗濯機で脱水するときのポイントは3つある。「洗濯ネットを使う」「短時間で脱水する」「脱水途中で形を整える」だ。
洗濯ネットを使う
手洗いですすぎ、その後洗濯機で脱水をするときの注意点がある。軽く衣類の水分を切り、たたんでから洗濯ネットに入れることだ。洗濯ネットに入れておけば、洗濯機の強い遠心力でもデリケートな衣類の型崩れを防ぐことができる。さらに伸びたり、シワが寄ることも極力防げるだろう。
短時間で脱水する
脱水時間が長ければ長いほど、衣類の水分が十分取れて早く乾燥すると考えがちだ。しかし、実際には脱水が始まって30秒~1分くらいでほとんどの水分は取れているのだ。
手洗いが指定されているようなデリケートな素材は、脱水時間を短くすることで生地への負担をできるだけ減らすことができる。
手洗いが指定されているようなデリケートな素材は、脱水時間を短くすることで生地への負担をできるだけ減らすことができる。
脱水途中で形を整える
脱水ボタンを押して、脱水スピードがマックスになったところで一時停止ボタンを押す。そして、脱水途中の衣類の形を整える。このとき脱水状態もチェックして、ほぼ脱水されていると判断したら、脱水を切り上げてもいいだろう。
3. 手洗い後の洗濯機での脱水時間は何分?

手洗いをした衣類の洗濯機の脱水時間は、短いほうがいい。しかし、手洗いする衣類の種類は薄手のワイシャツやブラウス、厚手のニットのセーターなどさまざまだ。どのくらいの目安で脱水すればいいのだろう。
薄手の衣類の場合
ワイシャツやブラウスなど薄手の衣類の場合やナイロンなどの化繊は、水分をあまり含まない。手洗いした後の脱水時間は、10~20秒を目安に脱水しよう。
厚手の衣類の場合
ニットのセーターなどの厚手の衣類は、繊維に水分を含みやすいので、やや長めの脱水が必要になる。脱水を2段階に分け、トータル20~30秒で脱水しよう。手洗いの後、10~20秒脱水していったんストップさせる。
衣類の状態を見て形を整え、まだ水分が残っていると思ったら、さらに10~20秒脱水しよう。
衣類の状態を見て形を整え、まだ水分が残っていると思ったら、さらに10~20秒脱水しよう。
4. 手洗いした後に洗濯機なしで脱水する方法

旅行や出張など、宿泊先で衣類の手洗いをするようなケースもあるだろう。洗濯機の脱水が使えない場合でも脱水方法があるので、覚えておくといい。
タオルドライで脱水する方法
タオルドライとは、手洗いした後にタオルに挟んで衣類の乾燥を行う方法だ。できるだけ大判のバスタオルなどを広げ、すすいだ後の衣類をたたんでタオルの上に乗せる。
濡れた衣類をバスタオルで挟むようにして上から押さえて水分を取る。きちんとたたむことで、シワなども防ぐことができる。
濡れた衣類をバスタオルで挟むようにして上から押さえて水分を取る。きちんとたたむことで、シワなども防ぐことができる。
濡れたまま干す
薄手の衣類であれば、手洗いした後に脱水せずにそのまま干すという方法もある。水を含んでいるぶん、重みが加わってシワが伸びやすくなる。吊り干しか平干しで干すようにしよう。
結論
手洗い指定のデリケートな衣類でも、洗濯機の脱水時間を工夫したり、洗濯ネットを使ったりすることで脱水は可能だ。デリケート衣類は脱水するときも「やさしく」が基本。大切な衣類を長く着るためにも、脱水方法には細心の注意を払おう。