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ホワイトボードが消えないときの解決策!今すぐキレイにする方法は?

ホワイトボードが消えないときの解決策!今すぐキレイにする方法は?

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年8月 5日

ホワイトボードは書いた文字を消せるのが魅力だが、稀に消えないことがある。そのままだと使用できないので、キレイにする必要があるだろう。この記事では、ホワイトボードが消えない原因とその対処法を紹介する。キレイに使うコツや、消し跡が残りにくいホーローホワイトボードの特徴、消えない線を描くためのアイテムなど、役立つ情報と併せてまとめた。

  

1. ホワイトボードの文字が消えない原因は?

ホワイトボードの文字が消えない理由はさまざまだ。キレイにするための基礎知識として、原因をチェックしよう。

書いた直後に消そうとした

ホワイトボードに間違えて書いてしまい慌てて消したところ、文字がベタッと伸びたという経験はないだろうか?なんとも意外だが、実際に消えないことがある。ペンには「剥離剤」が入っているが、書いた直後は剥離剤の層が形成されきっておらず、うまく消えないというわけだ。間違いはすぐに消したいところだが、10〜20秒くらい待ってからにしよう。

書いてから消さずに長期間放置した

直後に消すのもNGだが、ホワイトボードの文字を長い間そのままにしてしまうのも、消えない原因のひとつになる。長い間放っておくと剥離剤が飛んで(乾いて)、顔料(文字となる成分)とホワイトボードが完全にくっついてしまう。これが消えない理由だ。キレイにするためには、書いた内容が不要になったら早めに消すことが重要である。

ホワイトボード専用のマーカーを使わなかった

ホワイトボード専用ではない、あるいは剥離剤が入っていないといったペンを使うと、消えないことがある。市販の油性ペンや水性ペンは、使用しないでほしい。

ホワイトボードの板面に細かな傷があった

ホワイトボード表面に傷があり、そこに顔料が入り込んでしまうと消えないことがある。表面を確認して傷が酷いようなら、買い替えも検討しよう。また、傷に溜まったホコリに顔料が染み込んでしまった場合なども、うまく消えないことがある。

ペン(マーカー)の成分が変質していた

ペンは時間が経つと成分が変化する可能性がある。とくに剥離剤が変質すると、消えないことがあるので注意。古いペンはできる限り使わないほうがよいだろう。

2. ホワイトボードの消えない文字をキレイにする方法

ホワイトボードの文字が消えない場合、どのように対処すればよいのだろうか。キレイにする基本的な方法を紹介する。

まずは水拭きを試してみよう

何のことはない。ホワイトボードが消えないときは水拭きをすればよいのだ。水に濡らして固く絞った布や雑巾(キレイで柔らかいもの)で、ホワイトボードを拭いていみよう。「固く」絞るのがコツだ。

また、ホコリなどが付いている布や雑巾を使うと、ホワイトボードの表面が傷ついてしまうことがある。キレイな布または雑巾を使おう。無事に落とせたら、乾いた布でしっかり乾拭きをして仕上げれば完了だ。

水拭きで消えないときは無水エタノールが効果的

キレイで柔らかい布または雑巾に、無水エタノールを染み込ませて拭いてみよう。油性ペンで書いてしまった文字を消す際にも使える裏ワザだ。ただし、無水エタノールを使うときは「火気厳禁」「換気をよくする」「ゴム手袋を着用する(皮膚への刺激が強い)」といった注意点もあるので覚えておこう。

市販のホワイトボードクリーナーを使う方法もある

ホワイトボード専用のクリーナーを使用する方法だ。落ちにくい文字や消し跡を、効率よくキレイにすることができる。使い方はシュッと吹きかけてティッシュや布で拭くだけだ。専用のクリーナーなので、表面のコーティングが剥がれる心配もない。

油性ペンで書いてしまったときは「なぞる」方法がおすすめ

ホワイトボード専用のペンには剥離剤が含まれていて、油性ペンを浮かして落ちやすくする効果がある。油性ペンの上からなぞり、いつも通りに消してキレイにするのがおすすめだ。

3. ホワイトボードの消えない文字に中性洗剤を使うのはNG?

中性洗剤はさまざまな汚れに有効だ。ただし、ホワイトボードに書いた文字には使わないほうがよい。

中性洗剤をおすすめしない理由

中性洗剤は万能なイメージがあるため、たしかにホワイトボードの文字にも効果がありそうな気がする。だが、中性洗剤の多くは界面活性剤が入っている。たとえ文字が消えても、ホワイトボードの表面に界面活性剤がほんの少しでも残っていれば、新たに書いた文字の顔料や剥離剤と混ざり合い消えない汚れ(黒い筋など)となってしまうことがある。中性洗剤を使うことは控えたほうがよいだろう。

4. ホワイトボードの文字が消えない!ペン(マーカー)が原因のときの解決策

ホワイトボード専用のペンを使用していても、文字が消えなくなることがある。ペンに原因がある場合の解決策を紹介しよう。

ペン(マーカー)が劣化していれば買い替える

消えない文字は、水拭きなど上記で紹介した方法でキレイになるだろう。ただし、ペンの成分が劣化して剥離剤がなくなっていれば、また使用したとき同じように消えなくなる。古いペンは処分して新しいペンに買い換えよう。

剥離剤は1年ほどでなくなるので交換の目安にしてほしい。また、ホワイトボード用のペンに使用する溶剤は「水性」「ケトン性」「アルコール性」の3つに分かれる。アルコール性が一番消えやすいので、新しく購入するときはチェックしてほしい。

5. ホワイトボードの文字が消えない!イレーザーが原因のときの解決策

イレーザー(白板消し)とは、文字をこすって消すためのアイテムだ。イレーザーが原因で消えないときの対処法を紹介する。

イレーザーのお手入れをする

イレーザーの汚れを放置すると、表面に残ったインクや消しカスが固まってホワイトボードの表面を傷つける。小まめに手入れをしてキレイにすることが重要だ。ただし、手入れの方法はイレーザーの種類によって異なる。

汚れた部分を交換できるシートタイプ、不織布を張り替えられるタイプなど、それぞれに適したお手入れの方法をチェックしておこう。水洗いができるイレーザーなら、中性洗剤で洗ったあとにすすいで乾かしてほしい。

それでも消えにくいときはイレーザーを買い替える

手入れをしても文字が消えにくいイレーザーは、汚れやカスがこびりついている状態だ。基本的にイレーザーは消耗品である。古いまま使い続けるとホワイトボードに傷がつくので、新しく買い換えたほうがよいだろう。シートタイプなど手入れが簡単な商品を選ぶと、キレイな状態を長く保ちやすい。

6. ホワイトボードをキレイに使うには?

キレイなホワイトボードをキープする方法を2つ紹介する。どちらも簡単な方法なので、ぜひ実践してほしい。

書いてすぐに消さない、書きっぱなしのまま長期間放置しない

ホワイトボード用のペンには剥離剤が含まれており、表面(ホワイトボード)と筆記物(ペン)の隙間に入り込む。このときにイレーザーを使うことで、簡単に剥離する仕組みだ。書いた直後だとこの仕組みが上手く働かないため、10~20秒ほど待ってからキレイにする必要がある。

また、長時間放置すると剥離剤が揮発するので、文字が消えなくなる。最低でも当日のうちに消してほしい。書いてすぐに消さない、長時間放置しない(会議が終わったら消すなど)といった心がけが大切だ。

イレーザーはこまめにお手入れをする

上記でも紹介したが、イレーザーの汚れは文字が消えない原因になる。小まめに手入れをしてキレイにすることが重要だ。イレーザーは、汚れたら表面を剥がして新しい面で消せるタイプのほか、繰り返し使えるよう不織布部分を張り替えられるタイプや水洗いOKのものもある。製品のお手入れ方法を確認しておくとよいだろう。

7. 「ホーローホワイトボード」に買い替える方法もある

ホワイトボードには2種類あり、それぞれ表面の素材に違いがある。ホーローホワイトボードの特徴を解説しよう。

「ホーローホワイトボード」と「スチールホワイトボード」がある

ホワイトボードは「ホーローホワイトボード」と「スチールホワイトボード」の2種類。スチールホワイトボードは安価で購入でき、表面がアクリルやウレタンで塗装されている。ホーローホワイトボードは値段が高めで、表面がガラス質なのが特徴だ。

表面が摩耗しにくいのはホーローホワイトボード

表面にガラス被膜が焼き付けられたホーローホワイトボードは、耐久性や表面強度が優れている。スチールホワイトボードと比較して、傷つきにくく表面が摩耗しにくい。傷に顔料が入り込みにくくなることで、キレイな状態を長く保てるのがメリットだ。既存のホワイトボードの汚れが落ちなくなったら、ホーローホワイトボードへの買い替えを検討しよう。

8. ホワイトボードに「消えない線」を描きたいときにおすすめのアイテム

曜日や予定表の罫線、名前の枠をいちいち消すのは面倒だ。消えない線を引きたいときに、おすすめのアイテムを紹介しよう。

コクヨ「罫線引きテープ」

直線も曲線も自由自在に引くことができるテープがこちら。クレープ紙と粘着剤テープで作られている。線の太さは1mm幅、2mm幅、3mm幅があり、長さはいずれも16mある。ひとつ備えておいて損はないだろう。

マグエックス「線引きテープ」

同じく、ホワイトボードに消えない線を引くためのテープだ。太さは1mm幅、2mm幅、3mm幅があり、長さは13mとコクヨと比べると若干だが短めだが、それでも十分だろう。修正テープを使う感覚で簡単に線が引ける。

TORESEN「はがせる!ホワイトボード用線引き塗料」

こちらはペンタイプの線引き塗料である。そのまま使うと線が曲がってしまうおそれがあるため、定規などを当てて線を引くとよい。乾くまで24時間かかるが、失敗したり引き直したりしたいときは、線の端から剥がすことができる。

100均でも入手可能

店舗によって取り扱いの有無が異なるかもしれないが、たとえばダイソーといった100均でもラインテープが販売されている。ほかの線引きテープと同様に、修正テープを使う要領で手軽に線が引ける。コストをかけたくない方は探してみてはいかがだろうか?

9. ホワイトボードの消えない文字をキレイにする方法まとめ

ホワイトボードの消えない文字は、まず水拭きでキレイにする。それでも消えないときは、無水エタノールやホワイトボードクリーナーを試してみよう。油性ペンで書いてしまったらホワイトボード用ペンでなぞってから消す。

ペンが原因なら買い替える、イレーザーが原因なら手入れをするなど、適切な方法でキレイにする。中性洗剤は次に使ったとき、汚れが残ることがあるのでNGだ。書いてすぐ消さない、長時間放置しないなど、キレイに使う方法と併せて覚えておこう。

結論

ホワイトボードの文字が消えない原因は、書いた直後に消したり、長時間放置したりといったことが考えられる。傷がついている、ペンが劣化しているといったケースもあるので、まず確認することが重要だ。ほとんどは水拭きで消えるが、それでも落ちないならホワイトボードクリーナーを活用しよう。キレイな状態を長持ちさせたいなら、表面が摩耗しにくいホーローホワイトボードに買い換えるのも選択肢の1つだ。
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  • 公開日:

    2020年6月 1日

  • 更新日:

    2021年8月 5日

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