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洗濯物が入っているドラム式洗濯機の写真

洗濯機の重さは何キロ?縦型とドラム式の比較や洗濯と乾燥容量も解説

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年12月20日

洗濯機の重さは何キロくらいあるのだろうか?「1〜2人暮らしサイズ」と「3〜4人暮らしサイズ」および「縦型」と「ドラム式」に分けて目安を紹介する。引っ越しなどで洗濯機を移動させる、または買い換える際、1人でも運べるほどの重さなのか、業者に頼むべきかどうかといった目安を知っておこう。あわせて、洗濯や乾燥できる重さ(容量)についても解説する。

  

1. 1〜2人暮らしサイズの洗濯機の重さは?

蓋が開いている縦型洗濯機の写真
もちろん洗濯機の重さはメーカーや機種、サイズなどで異なる。メーカーのホームページのスペック表などに重さが掲載されているはずなので、機種が決まっている方はそちらをチェックするほうが早いだろう。とくにメーカーや機種が決まっていない方は、ある程度の目安をお伝えするので参考にしてほしい。

1〜2人暮らしサイズの洗濯機の重さの目安

【縦型洗濯機の重さの目安】

  • パナソニック「NA-FA70H9(全自動、洗濯容量7kg)」:重さ約33kg
  • シャープ「ES-GV7F(全自動、洗濯容量7kg)」:重さ約38kg
  • 日立「BW-V70G(全自動、洗濯容量7kg)」:重さ約35kg
  • 東芝「AW-7GM1(全自動、洗濯容量7kg)」:重さ約29kg

【ドラム式洗濯機の重さの目安】

  • パナソニック「NA-VG760L(洗濯容量7kg)」:重さ約70kg
  • シャープ「ES-S7F(洗濯容量7kg)」:重さ約74kg
  • 日立「BD-SG100GL(洗濯容量10kg)」:重さ約77kg
  • 東芝「TW-95GM1L(洗濯容量9kg)」:重さ約69kg
ご覧の通り、一人暮らしサイズの洗濯機の重さはドラム式洗濯機で70〜80kg程度、縦型洗濯機で30〜40kg程度といったところだ。これだけでは根拠に乏しいかもしれないが、おおよそこれくらいの重さであると思ってよいだろう。
上記のうちもっとも軽い縦型洗濯機でも約29kgもある。引っ越しなどの際、一人で運ぶにはよほど腕力に自信がある方、あるいは台車などが使える方でなければ難しいだろう。無茶をして転倒したり落下したりすれば大ケガでは済まないこともある。最低でも2人以上で運ぶか、業者にお願いしたほうが賢明だ。

2. 3〜4人家族サイズの洗濯機の重さは?

衣類が入っているドラム式洗濯機の槽内の写真
同じくメーカーや機種などで重さが変わるが、一般的な数人家族向けの洗濯機の重さもお伝えしておこう。

3〜4人家族暮らしサイズの洗濯機の重さの目安

【縦型洗濯機の重さの目安】

  • パナソニック「NA-FA120V5(全自動、洗濯容量12kg)」:重さ約55kg
  • シャープ「ES-GW11F(全自動、洗濯容量11kg)」:重さ約40kg
  • 日立「BW-DKX120G(全自動、洗濯容量12kg)」:重さ約74kg
  • 東芝「AW-10M7(全自動、洗濯容量10kg)」:重さ約42kg

【ドラム式洗濯機の重さの目安】

  • パナソニック「NA-LX129A(洗濯容量12kg)」:重さ約82kg
  • シャープ「ES-W114(洗濯容量11kg)」:重さ約83kg
  • 日立「BD-NX120GL(洗濯容量12kg)」:重さ約85kg
  • 東芝「TW-127XP1(洗濯容量12kg)」:重さ約89kg
容量によっても変わるが、おおよそこれくらいが目安になると思っておこう。単純比較はできないが、3〜4人家族サイズになってくると2人でも厳しい重さのものが多くなる。やはり引っ越しなどの際は搬入・搬出のプロにお任せしたほうがよいだろう。

3. 洗濯機がこんなに重い理由は?

60kgあたりを示す体重計の写真
そもそも、なぜ洗濯機はこんなにも重いのだろうか?その理由を解説しよう。

洗濯機が重い理由

洗濯機の各パーツは、洗濯槽やドラム(タンブラー)が回転するという「ハードな動作」に耐えられる強度がなければならない。頑丈であることはもちろん、重心が低くなければ振動で動いたり騒音がひどくなったりするため、それなりの重さが必要になる。こうしたことは洗濯機が重い大きな理由であろう。

【二槽式洗濯機の中には軽めの機種もある】

ちなみに二槽式洗濯機には、重さ約11kgなど一般的な洗濯機と比べて大幅に軽いものもある。洗濯容量は3.5kgなどと少なめだが、一人暮らしならある程度まかなえる容量ではないだろうか。決して「軽い」わけではないが、引っ越しの際に持ち運べそうだ。設置スペースがあるかどうかといった問題も抱えるが、とにかく軽い洗濯機をお探しの方は二層式も候補に入ってくるのではないだろうか?

縦型洗濯機よりもドラム式洗濯機のほうが重い理由は?

先ほどの例をご覧いただいても分かるように、縦型洗濯機よりもドラム式洗濯機のほうが重さがある。上述したように、振動や騒音などを抑えるためにはそれなりの重さが必要になるためだ。またドラム式洗濯機の多くは「乾燥機能」が付いている。これもドラム式洗濯機のほうが重くなりがちな理由だ。

【同じ縦型洗濯機でも乾燥機能付きは重い傾向にある】

縦型洗濯機には大きく「全自動(乾燥機能なし)」と「洗濯乾燥機(乾燥機能付き)」がある。たとえばシャープ「ES-PW11F(縦型洗濯乾燥機・洗濯容量11kg)」の重さは約47kg、同じくシャープの「ES-GW11F(全自動洗濯機・洗濯容量11kg)」の重さは約40kgである。容量は同じでも、乾燥機能の有無で重さが変わる場合があるという例だ。

4. 洗濯機に入れる「洗濯物」の重さ(容量)は?

洗濯物が詰まった縦型洗濯機の写真
続いて洗濯機自体の重さではなく、洗濯機に入れる洗濯物の重さについて見ていこう。

1人1日1.5kgが目安になる

洗濯物の重さは、1人1日1.5kgが目安とされている。どれくらいの重さかというと、ワイシャツ1枚、肌着1枚、トランクス1枚、綿パンツ1本、タオル2枚、靴下1足、パジャマ上下1組ほどになる。4人家族なら1.5kg×4=6kgが洗濯物の重さの目安というわけだ。洗濯機を選ぶときは、洗濯物の重さ(量)に合うサイズを選ぶことが重要になる。

洗濯容量をチェックしよう

洗濯容量はスペック表などで簡単に確認できる。コンパクトなものなら4kgや6kg、一般家庭用なら9kg、大容量なら10kg以上などさまざまだ。ただし容量いっぱいに詰め込んでしまうと、効率よく汚れを落としたり乾かしたりできないことがある。一般的には容量に対し7割程度までに抑えるとよいとされる。洗濯物の重さに合う容量の洗濯機を選ぼう。

5. 洗濯機の「乾燥機能」にも適した重さ(容量)がある

洗濯物が詰まったドラム式洗濯機の写真
乾燥機能付きの洗濯機には、洗濯容量のほか乾燥容量も表示されている。乾燥できる洗濯物の重さの目安という意味だ。メーカーや機種などにもよるが、一般的には洗濯容量が同じだった場合、縦型よりもドラム式のほうが乾燥容量が大きい傾向にある。

洗濯機の乾燥容量の目安

たとえば冒頭で紹介したパナソニック「NA-VG760L(洗濯容量7kg)」の乾燥容量は3.5kgである。一方、同じくパナソニックの「NA-FA70H9(全自動、洗濯容量7kg)」は化繊2kg(槽・風乾燥)だ。やはりドラム式のほうが、一度に乾燥できる洗濯物の重さ(容量)が大きい。洗濯機そのものの重さも大切だが、一度に洗濯や乾燥できる洗濯物の重さ(容量)も把握しておくと、洗濯機を選ぶときに失敗せずに済むだろう。

「洗濯容量」ではなく「乾燥容量」に合わせて選ぶことが大切

「洗濯容量12kg」「乾燥容量7kg」というドラム式洗濯機または縦型洗濯乾燥機があったとしよう。この場合、洗濯から乾燥までおまかせするのであれば少ないほう、すなわち7kgに合わせることが大切だ。7kgを超えると隅々まで乾燥させられない、余計な電気代がかかるといったことも考えられるため、間違えないように気をつけよう。

【洗濯容量や乾燥容量は「乾いている状態」での重さ】

洗濯機に表示されている洗濯容量や乾燥容量は、洗濯物が乾いている状態での重さだ。コインランドリーの洗濯機や乾燥機も同様なので、これからはそのように意識しておこう。

6. 洗濯機の選び方に失敗しないためにも重さや容量を把握しておこう

ドラム式洗濯機の写真
お伝えしてきたように、洗濯機の重さはメーカーや機種のみならず、縦型かドラム式、洗濯容量や乾燥容量、乾燥機能の有無といったさまざまな条件で変わってくる。洗濯機を選ぶときはぜひ、本体の重さのみならず容量などもチェックしよう。
またいずれにせよ、引っ越しなどで1人ないし2人で搬出・搬入するには大変な重さであることが多い。ケガや事故を防ぐためにも、引っ越しや買い替えなどは業者におまかせしよう。

結論

洗濯機は縦型よりもドラム式のほうが重い傾向にある。とはいえ縦型も決して軽いわけではないので、運ぶ際は無理をせず業者にお願いしたほうがよいだろう。洗濯機を選ぶときは、一度に回せる洗濯物や乾燥できる重さ(容量)なども忘れずにチェックしておくと、購入後に「分けて洗わなければならない」といったストレスを感じることもなくなるはずだ。
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  • 公開日:

    2020年6月24日

  • 更新日:

    2021年12月20日

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