1. トイレ用洗剤の種類と選び方
トイレ用洗剤の種類と選び方から見ていこう。ポイントは「液性」と、その液性が得意な「汚れの種類」を知ることだ。
トイレ用洗剤の種類と得意な汚れ
トイレ用洗剤の液性には大きく「酸性」と「アルカリ性」がある。トイレの代表的な汚れといえば尿石や黄ばみ、黒ずみなどだが、こうした汚れに対しても相性のよい液性がある。たとえば酸性の汚れにアルカリ性の洗剤を用いると、中和作用が働いて落としやすくなるという仕組みだ。
具体的にお伝えすると、尿石や黄ばみといった汚れには酸性タイプのトイレ用洗剤を使おう。一方、カビなどが原因の黒ずみにはアルカリタイプ(塩素系)のトイレ用洗剤が適している。酸性とアルカリ性、両者の中間に位置するのが中性のトイレ用洗剤だ。普段の軽い汚れなら中性タイプのトイレ用洗剤で十分対応できる。
具体的にお伝えすると、尿石や黄ばみといった汚れには酸性タイプのトイレ用洗剤を使おう。一方、カビなどが原因の黒ずみにはアルカリタイプ(塩素系)のトイレ用洗剤が適している。酸性とアルカリ性、両者の中間に位置するのが中性のトイレ用洗剤だ。普段の軽い汚れなら中性タイプのトイレ用洗剤で十分対応できる。
トイレ用洗剤の選び方
落としたい汚れに適したトイレ用洗剤を選ぶのが基本だが、それ以外に使い勝手(掃除のしやすさ)もチェックしておきたい。液を垂らしてブラシで擦るタイプがオーソドックスだが、ブラシで擦る必要がないもの、便器内に貼るもの、タンクに入れるもの、使い捨てブラシなどさまざまなトイレ用洗剤がある。
また、スプレータイプはひと吹きすれば広範囲に洗剤を行き渡らせることができるが、便器のフチ裏などには使いにくい。一方、高粘度でトロっとしたタイプは汚れに長時間留まることができるため、ガンコや汚れやフチ裏の掃除などに向いている。液性とあわせて、使いやすさもトイレ用洗剤選びのポイントなので覚えておこう。
また、スプレータイプはひと吹きすれば広範囲に洗剤を行き渡らせることができるが、便器のフチ裏などには使いにくい。一方、高粘度でトロっとしたタイプは汚れに長時間留まることができるため、ガンコや汚れやフチ裏の掃除などに向いている。液性とあわせて、使いやすさもトイレ用洗剤選びのポイントなので覚えておこう。
2. トイレ用洗剤を使うにあたっての注意点
トイレ用洗剤を使用するにあたっていくつか注意点がある。ご存知の方も多いかもしれないが、念のため再確認しておこう。
「混ぜるな危険」は本当に危険
トイレ用洗剤に限ったことではないが、パッケージに混ぜるなと書いてあったら、要注意だ。具体的には、酸性タイプと塩素系を混ぜないようにすることである。有害なガスが発生して大変危険なので絶対に混ぜないように気をつけよう。同時に使わなければよいということでもない。塩素系の洗剤で掃除をしたあと、よく流さずに酸性タイプの洗剤を使ってしまうとガスが発生する危険性がある。同じ日、同じ場所に使うことは避けたほうがよいだろう。万が一を考え、トイレ掃除をする際はドアを開けて換気扇を回すなど対策をしよう。
洗剤はしっかり落とす
トイレ用洗剤を長時間放置すると、素材を傷めてしまうことがある。便器内に正しく使用して、掃除の最後に流せば残ることはほとんどないだろう。だが床などに跳ねたり、大理石・金属・プラスチックなどに使用したりした場合、放置するとその部分が劣化するおそれがある。洗剤を拭き取り、水拭きと乾拭きで仕上げよう。
皮膚や粘膜に触れないように
酸性タイプ、塩素系いずれのトイレ用洗剤も、皮膚や粘膜に触れないように気をつけよう。毎回面倒かもしれないがゴム手袋を着用し、ゴーグル(メガネ)を装着するなどして皮膚や粘膜を守りながら掃除をしてほしい。
3. 日々の掃除におすすめのトイレ用洗剤
続いて、日々の掃除におすすめのトイレ用洗剤を紹介する。
花王「トイレマジックリン」
中性タイプのトイレ用洗剤だ。日々の軽い汚れなら十分落とせるだろう。便座や床の拭き掃除などにも使えるほか、消臭効果もあるため1本でトイレ中をカバーできる。
SCジョンソン「流せるトイレブラシ」
中性タイプのトイレ用洗剤が含まれたブラシがこちら。使用後はトイレにそのまま流せる。洗剤を購入する必要がなく、また1回ごとの使い捨てなので衛生的でもある。
小林製薬「ブルーレットかんたんスタンピー」
便器の中に貼るタイプのトイレ用洗剤だ。水が流れる軌道上に貼り付ければ、流すたびに自然に掃除ができてしまう。ただし水の出口付近に貼ると跳ねるため気をつけよう。
4. しっかり掃除におすすめのトイレ用洗剤
最後は、しっかり掃除したいときにおすすめのトイレ用洗剤を紹介しよう。普段の掃除用と分けて備えておくと安心だ。
KINCHO「サンポール」
尿石や黄ばみをしっかり落としてくれる酸性タイプのトイレ用洗剤がこちら。便器のフチ裏にも洗剤が行き渡りやすいようノズルが工夫されている。
SCジョンソン「超強力トイレクリーナー」
こちらは高粘度のジェルタイプのトイレ用洗剤。ブラッシング不要で、便器に垂らして2〜3分待ってから水に流すだけで掃除ができてしまう手軽さも魅力だ。
ユニリーバ「ドメスト」
同じくブラッシングが不要なトイレ用洗剤で、高粘度の液をかけて待って流すだけで洗浄と除菌が同時にできる。薄めれば床や便器の外側、便座にも使用可能だ。
結論
トイレ用洗剤にはさまざまな種類があり、液性によって得意とする汚れが異なる。中には混ぜてはいけないものもあるため、パッケージの注意書きや使用方法などをよく読み、正しく使用しよう。日々の掃除用としっかり掃除用でトイレ用洗剤を使い分けるのもおすすめだ。