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襖が開いている古そうな押入れの写真

押入れシートの効果と必要性とは?併せて取り入れたい湿気と虫対策も

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年12月 3日

押入れにカビやダニが大量発生するのを防ぐには、多湿の時期を迎える前に対策を講じておくことが大切だ。押入れシートの効果や必要性、おすすめ4選とともに、押入れシートと併せて取り入れたい湿気や害虫、におい対策を紹介する。

  

1. 押入れシートとは?効果や必要性について解説

布団を収納してある押入れの写真
押入れシートがどういったアイテムなのか、期待できる効果や必要性なども交えて基本的なところから解説する。

押入れの棚板や床に敷くシート

押入れシートとは、押入れの棚板や床に敷くシートのことである。単にオシャレな見た目にすることを目的としたものもあれば、さまざまな機能性を備えた押入れシートもある。本稿では後者、機能性を備えた押入れシートについて、期待できる効果や必要性を解説するとともにおすすめも紹介する。

押入れシートの効果

防虫・防カビ加工が施されているタイプ、除湿剤が練り込まれているタイプ、消臭成分が含まれているタイプなどさまざまな商品が販売されている。

【除湿効果】

たとえば除湿できるタイプの押入れシートは、シリカゲルといった除湿剤が含まれており、空気中あるいは布団などの余分な湿気を吸い取ってくれる。布団を押入れの棚板に直接置いてしまい、いざ取り出そうと思ったら湿っていたという経験はないだろうか?押入れシートを使えば、そうしたトラブルを軽減できるだろう。

【抗菌・消臭効果】

押入れは空気の流れが滞りやすく湿気も溜まりやすい。そうした場所で心配なのがにおいである。押入れシートの中には収納物に雑菌が繁殖するのを防いだり、においを防いだりする機能を搭載したものもある。

【防虫・防ダニ効果】

ダニを始めとする害虫は湿気や暗い場所を好むものが多い。押入れはまさにそうした場所であり、布団などはとくに皮脂や垢、髪の毛やフケなどエサとなるものも豊富だ。そうした虫による被害を軽減するための防虫・防ダニ成分が含まれた押入れシートもある。

【防カビ効果】

害虫と同じく、湿気や適度な温度などをエサに生育・繁殖するのがカビである。押入れシートにはカビの発生を防ぐ機能が備わっているものもある。

押入れシートの必要性

押入れはただでさえ空気の流れが悪く湿気が溜まりやすい。襖が閉まっていればなおさらだ。掃除をしても隅々まで行き届きにくいため、ホコリも蓄積してしまう。湿気とホコリが多い環境はカビやダニにとって繁殖に好都合である。とくに梅雨や夏など、湿度が高い時期を迎える前に何らかの対策を講じておくことが大切だ。
それに押入れ内の空気が循環しないことでにおいもこもってしまう。押入れシートを敷くだけではパーフェクトな対策といえないが、なにもしないよりは遥かに大きな効果が期待できるだろう。
大切な衣類や布団などを守るための湿気・害虫・におい対策のひとつとして、押入れシートはぜひ取り入れたいアイテムだ。

押入れシートはどこで買える?価格帯は?

押入れシートはネット通販やニトリ、ホームセンター、あるいは100均などでも手軽に手に入る。価格帯はさまざまだが、多くは数百円から千円程度だ。効果や持続期間などは商品によって異なるが、千円前後でさまざまな効果が期待できるのであれば、コスパはそこそこ優れているといえるだろう。

2. 押入れシートのおすすめ4選

押入れシートのイメージ写真
押入れシートには各メーカーからさまざまな商品が発売になっている。商品によって効果が変わってくるため、購入する前にきちんと確認しておくことが大切だ。おすすめの押入れシートを4つ紹介するので参考にしてほしい。

ニトリ「ズレにくい防虫シート 押入れ・クローゼット用」

防虫・抗菌・消臭成分が含まれる押入れシート。裏面にはずれにくい素材が使われている。棚板や床からの湿気、汚れを防げるうえハサミでカットできるのでタンスなどにも使える。

東和産業「HC 消臭押入CLシート lv」

化学的作用によってイヤなにおいだけを消臭してくれるという押入れシートだ。効果は約6カ月持続するのでコスパもよい。抗菌剤や防カビ剤が含まれているのもうれしい。

東和産業「竹炭 押入れシート」

同じく東和産業の、表面フィルムに竹炭の粉末を配合した消臭・抗菌・防カビ作用が得られる押入れシート。除湿やにおい、害虫対策などあらゆる効果を求める方におすすめしたい。

アース「ナチュラス 天然由来成分のダニよけシート」

化学合成殺虫成分を使っていない、天然由来成分のみのダニよけシートだ。ペットや子どもがいるご家庭でも安心して使える。押入れのほか、布団やカーペットの下などにも敷ける。

3. 押入れシートと併せて実施したい湿気や害虫、におい対策

除湿剤のイメージ写真
上述したように、押入れシートだけではパーフェクトな対策とはいえない。併せて次のような湿気や害虫、におい対策を講じてみてはいかがだろうか?

すのこを敷いて湿気対策

押入れシートと役割は被るが、押入れの棚板や床にすのこを敷き、そのうえに布団や収納ケースなどを置く方法がある。下に空間ができるため湿気が溜まりにくくなるというわけだ。壁に立てればサイドにも空気の通り道を作ることができる。

市販の除湿・防虫・防カビ剤で各種対策

塩化カルシウムやシリカゲルといった除湿剤を置く方法もある。押入れシートだけでは湿気を吸いきれないことがあるため、押入れの四隅などに置いておくとよいだろう。また突っ張り棒をわたして引っ掛ける防虫剤、押入れの天井に貼るタイプの防カビ剤などもおすすめだ。

扇風機や換気、サーキュレーターで湿気対策

こまめに換気をして空気を循環させ、湿気を飛ばすといったことも心がけたい。定期的に襖を開け、扇風機またはサーキュレーターで風を送って湿気を飛ばすのもおすすめだ。布団などはずっと入れっぱなしにせず、定期的に陰干しなどをするといったことも効果的である。

炭を置いてにおいや湿気対策

除湿剤の代わりに、押入れに炭を置く方法もある。炭には消臭作用のほか調湿作用もあり、繰り返し使えるため長く使うならコスパも高いだろう。備長炭などまとめて1ケース購入し、押入れのほか部屋や靴箱、洗面所などに置くのもおすすめだ。

4. 押入れの湿気・ダニ・カビ・におい対策は忘れずに

清潔な押入れのイメージ写真
押入れは大変便利な収納スペースであるが、空気が滞りやすく湿気も溜まりやすい場所である。うっかりしているとダニやカビが繁殖したり、においが発生したりしてしまう。収納物は押入れにしまう前に洗ったり干したりして清潔な状態で保管するようにしよう。
あわせて押入れシートと市販のアイテムを併用し、湿気やダニ、カビやにおい対策を講じておこう。

結論

押入れの湿気や害虫、におい対策には押入れシートがおすすめである。商品によって期待できる効果が異なる場合があるため、購入前にきちんと確認しておこう。よりしっかりと対策を施すなら、押入れシートとあわせて除湿剤や防虫剤、防カビ剤などを取り入れつつ、こまめな換気を心がけよう。
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  • 公開日:

    2020年6月15日

  • 更新日:

    2021年12月 3日

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