1. 布テープとは?ガムテープとなにが違う?

布テープとは、布が素材のテープのことだ。粘着テープと呼ばれることも多い。布テープ=ガムテープとして使っている方は多いかもしれないが、厳密には布テープとガムテープ、クラフトテープは別モノである。まずはそれぞれの違いを覚えよう。
布テープとは?ガムテープなどとの違いは?
布に粘着剤を厚く塗ったモノが布テープで、クラフト紙が素材のクラフトテープよりも頑丈なことから梱包によく用いられる。糸が縦と横に織り込まれており、手で引っ張ると簡単かつ真っ直ぐにカットできる。重ね貼りができるほか、粗面への使用にも向いている。ダンボールの梱包などで見かける機会が多いのが、この布テープだ。
クラフトテープは、上述のようにクラフト紙に粘着剤を塗ったモノである。表面がツルツルしており、手で真っ直ぐカットするのが難しい、重ね貼りができない、文字や数字などが書けないといった点は布テープと大きく違うところだろう。
ガムテープは、郵便切手をイメージすると分かりやすい。普段は乾いている粘着剤が塗られた面を、水で濡らすことで粘着力が生まれるテープのことだ。濡らさずにそのまま使える布テープとは本質が大きく異なる。
いずれもテープだし伝われば問題ないのだが、ちょっとした豆知識として覚えておくと役立つときがくるかもしれない。
クラフトテープは、上述のようにクラフト紙に粘着剤を塗ったモノである。表面がツルツルしており、手で真っ直ぐカットするのが難しい、重ね貼りができない、文字や数字などが書けないといった点は布テープと大きく違うところだろう。
ガムテープは、郵便切手をイメージすると分かりやすい。普段は乾いている粘着剤が塗られた面を、水で濡らすことで粘着力が生まれるテープのことだ。濡らさずにそのまま使える布テープとは本質が大きく異なる。
いずれもテープだし伝われば問題ないのだが、ちょっとした豆知識として覚えておくと役立つときがくるかもしれない。
2. 布テープの用途とは?

布テープはさまざまな用途に用いられる。いくつか例を挙げて説明しよう。
布テープの主な用途
布テープは手で簡単にカットできるにも関わらず頑丈なため、重いものを入れたダンボールの梱包などに適している。その頑丈さから、輸出品の包装や梱包などにも使われるほどだ。身近なところでは引っ越し、洋服や本のまとめ売り、家電の発送などで用いるダンボールの梱包で活躍している。ほかにも学校行事の工作、機械類の防錆・防湿、表面保護などにも布テープが活躍する。
ダンボールはもちろん、プラスチックケースや石油缶などの封かん(封を閉じること)に使われることもある。布テープはその粘着力に加えて、重ね貼りできる、文字が書ける、粗面に貼れるといった高い利便性から、使い勝手のよいテープとして人気だ。
ダンボールはもちろん、プラスチックケースや石油缶などの封かん(封を閉じること)に使われることもある。布テープはその粘着力に加えて、重ね貼りできる、文字が書ける、粗面に貼れるといった高い利便性から、使い勝手のよいテープとして人気だ。
3. 布テープ跡のキレイな剥がし方のコツ

布テープは粘着力が高いため、貼る場所やモノ、貼ってからの経過時間などによっては剥がしづらくなったり糊の跡が残ったりすることがある。続いて、布テープの糊が残ってしまったときなどに役立つキレイな剥がし方のコツを解説しよう。
カッターや加熱は控えたほうがよい
布テープを剥がしたあとに残った糊の跡を、カッターなどで強引に削ろうとするのは控えたほうがよい。素材が傷ついてしまうおそれがあるためだ。ドライヤーなどで熱を加えてある程度柔らかくしてから剥がす方法もあるが、加熱しすぎるとかえって悪化してしまうおそれがある。できれば控えたほうがよいだろう。
布テープの糊の跡をキレイに剥がすコツ
簡単にできる布テープの剥がし方は大きく2パターンある。1つは同じ布テープを残ってしまった糊の部分にペタペタ貼ったり剥がしたりを繰り返す方法だ。時間はかかるし完全に剥がせるとは限らないが、素材を傷めにくいやり方である。
もう1つは、市販のシール剥がし剤や糊取りクリーナーを使う方法だ。スプレーを塗布してクロスなどで拭き取ったり、ジェルを塗布してヘラで剥がしたりすれば跡がキレイに消える。ただし向いている素材や面(液体は垂直面に向かないなど)もあるので、使う前に使用場所に適しているか確認しておこう。
なお木材や壁、壁紙などに残った跡は消しゴムでキレイに剥がせることもあるので試してみてほしい。
もう1つは、市販のシール剥がし剤や糊取りクリーナーを使う方法だ。スプレーを塗布してクロスなどで拭き取ったり、ジェルを塗布してヘラで剥がしたりすれば跡がキレイに消える。ただし向いている素材や面(液体は垂直面に向かないなど)もあるので、使う前に使用場所に適しているか確認しておこう。
なお木材や壁、壁紙などに残った跡は消しゴムでキレイに剥がせることもあるので試してみてほしい。
4. 色分けできる布テープも!おすすめを紹介

最後におすすめの布テープを紹介する。どれも同じに思えるかもしれないが、商品によって特徴が異なるためこれを機にじっくり選んでみてはいかがだろうか?
ニトムズ「強粘布テープ」
厚み0.23mm、幅50mm、長さ25m、黄土色のシンプルな布テープだ。耐水性と防水性を備えた厚のりタイプで、梱包のほかちょっとした仮止めや補強にも使える。
ニチバン「布粘着テープ」
黄土色を含め全13色と、カラーラインナップが豊富な布テープがこちら。中身によって色分けすれば判別しやすい。厚み0.3mm、幅25〜100mm(各種)、長さ25mというサイズだ。
スリーエム「スコッチ 布梱包用テープ」」
保持力に優れた強い粘着力の布テープで、軽量物の梱包に適している。重ね貼りや文字を書くこともできる。色は黄土1色、サイズは厚み0.2mm、幅50mm、長さ25mだ。
結論
布テープは粘着力があり頑丈なうえ、手で簡単にカットできるなど使い勝手がよく、幅広い用途がある。おそらく多くのご家庭に1巻はあるだろう。本稿ではごく簡単に説明したが、ガムテープやクラフトテープとの違いを詳しく調べて、酒の肴にうんちくを語ってみてはいかがだろうか?