排水口のぬめりとりにはコレ！2つの方法とおすすめの予防策を解説

キッチンの排水口にぬめりとりをする基礎知識として、ぬめりが発生する原因を確認しよう。なぜぬめりが発生するのかを知ることが、予防にもつながる。

キッチンの排水口には、食べカスなどさまざまなゴミが流れる。排水口やゴミ受け、パイプに汚れが溜まることが、ぬめり発生の原因になるのだ。

さらに、皿や調理器具に付着した油分が排水口にへばりつくことで、汚れを吸着する。油を使った調理が多いご家庭は特に注意が必要だ。ぬめりとりを行う場合は、汚れや油分を落とすことから始めよう。

排水口のぬめりは雑菌によって発生する。湿気が多くエサになる汚れが豊富な排水口は、雑菌にとって最高の環境だ。

放置すると雑菌は増殖していき、悪臭の原因にもなる。掃除でぬめりを取り除かなければ、排水にも悪影響がでるだろう。排水口やキッチンを清潔に保つためには、ぬめりとりがとても重要だ。

なかなか落ちない排水口のぬめりとりには、カビ取り洗剤が有効だ。強い殺菌力があり、ぬめりの原因となる雑菌を除去できる。

キッチンの排水口のぬめりとりをする前に、カバーやゴミ受けを外そう。カビ取り剤を吹きかけて一緒に掃除することで、排水口周りを清潔に保てる。

1．排水口にカビ取り洗剤を吹きかける
2．数分ほど放置してから水で洗い流す

放置する時間など詳しい使い方は商品の説明に従おう。また、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤なら、カビ取り剤と同じように使える。吹きかけて使える泡タイプがおすすめだ。

カビ取り剤と酸性の洗剤を混ぜると、有毒なガスが発生するので注意しよう。酸性のお酢や生ゴミと反応する危険もあるので、シンクの掃除を行ってからぬめりとりをすると安心だ。

また、カビ取り剤は刺激が強いため、ゴム手袋を手にはめてから作業をするとよい。換気扇をまわしたり窓を開けたりと、換気も忘れずに行おう。

自然由来の素材を使ってぬめりとりをしたいなら、重曹やお酢がおすすめだ。アルカリ性の重曹と、酸性のお酢を組み合わせることで、キッチンの排水口に付着したぬめりがスッキリ落ちる。

重曹とお酢、使い古した歯ブラシ、40～50℃のお湯を用意する。排水口に熱湯を流すとシンクや排水口が傷む可能性があるので、水道から出るお湯や適度に冷ましたお湯を使おう。

また、お酢は同じ酸性の性質をもつクエン酸でも代用できる。お湯に溶かして液体にしてから使うのがポイントだ。

ぬめりとりをする前に、排水口のカバーやゴミ受けはあらかじめ外しておく。重曹をふりかけてブラシで磨いておくとよいだろう。

1．重曹を下が見えなくなるまで入れる
2．お酢を重曹のうえからそそぐ
3．5～30分ほど放置する
4．お湯を使ってお酢と重曹を流す

お酢を入れすぎると中和してぬめりとりの効果が弱くなるので、泡立ってきたらそそぐのをやめよう。泡が静まってきたら重曹とお酢が残らないように、お湯を多めに流すとよい。

排水口のぬめりとりをした後は、予防をしっかりと行いたい。キッチンの排水口を清潔に保つ4つの方法を確認しよう。

抗菌作用があるアルミホイルを使った予防策だ。軽く丸めてゴミ受けに入れておくことで、ぬめりとりの手間を減らせる。2～3cmくらいに丸めて3個ほど置けば、雑菌の繁殖を抑えられるだろう。

排水口に付着した油汚れにはお湯が有効だ。熱湯を流すとシンクや排水口が傷むので、40～50℃くらいに調整しよう。食器や調理器具を洗ったあとの習慣にすれば、ぬめりとりとして効果的だ。

小まめに掃除を行うことでぬめりは防げる。三角コーナーやゴミ受けに入った生ゴミを溜めないようにするのが、ポイントだ。細かいゴミをキャッチできる専用のネットを使えば、掃除の手間を減らせる。

皿や調理器具を洗うと、付着した油が排水口に流れる。油が多い料理をしたときは、キッチンペーパーや新聞紙などで拭いてから洗おう。冷えると油は固まるので、温かいうちに拭くのがポイントだ。