目次
- 1. プラスチック製のヘアブラシの洗い方
- 2. 木製のヘアブラシの洗い方
- 3. 豚毛など獣毛を使ったヘアブラシの洗い方
- 4. ヘアブラシのお手入れを楽にする超簡単な裏ワザ2選
- 5. ヘアブラシのお手入れを怠るとどうなる?
- 6. ヘアブラシのお手入れに便利なおすすめアイテム3選
- 7. ヘアブラシの洗い方は素材で異なる!適切なお手入れで清潔に保とう
- シャンプー
- 重曹
- 洗面器
- 汚れてもよい歯ブラシ
- 爪楊枝(なければ綿棒などでもOK)
- 乾いたキレイなタオル
- 指や爪楊枝、綿棒などを使いできる限り汚れを取り除く
- 洗面器にぬるま湯をはり、シャンプーを数滴垂らす
- よく混ぜてシャンプーを溶かしたら、ヘアブラシを浸す
- ヘアブラシを振り洗いする
- こびりついた汚れは歯ブラシでこすり洗いをして落とす
- ぬるま湯を入れ替えてよくすすぐ
- 全体を拭きあげたら、タオルの上にブラシ面を下に向けて置いておく
- 完全に乾いたのを確認してから収納する
- 指や爪楊枝、綿棒などを使いできる限り汚れを取り除く
- 洗面器にぬるま湯をはり、重曹を適量溶かす
- ヘアブラシを浸して振り洗いをする
- ヘアブラシを洗浄液に浸したままひと晩置いておく
- 翌朝、再度振り洗いをする
- 残っている汚れは歯ブラシでこすり洗いをして落とす
- ぬるま湯を入れ替えてよくすすぐ
- 全体を拭きあげたら、タオルの上にブラシ面を下に向けて置いておく
- 完全に乾いたのを確認してから収納する
- 汚れてもよい歯ブラシ
- 綿棒
- 爪楊枝
- 布
- 頭皮や髪に付着した汚れが落ちやすくなる
- 油分を髪全体に効率よく行き渡らせられる
- 摩擦により髪が痛むリスクを低減できる など
1. プラスチック製のヘアブラシの洗い方

素材別にヘアブラシの洗い方を解説していこう。まずはプラスチック製のヘアブラシからだ。
用意するもの
シャンプーは普段お使いのもので構わない。また重曹は浸け置き洗いをする際にあると便利だが、なければシャンプーでよい。
プラスチック製のヘアブラシの洗い方
以上が基本的な洗い方だ。続いて浸け置き洗いのやり方を紹介しよう。
プラスチック製のヘアブラシを重曹で浸け置き洗いする方法
重曹の適量はパッケージで確認してほしい。なお上述のように重曹がなければシャンプーでもOKだ。
2. 木製のヘアブラシの洗い方

木製のヘアブラシの場合、洗い方は使われている木の種類が深く関係してくる。取扱説明書やパッケージの注意書き、メーカーのホームページなどを確認して水洗いできるかどうか確認しておこう。
用意するもの
木製の場合、ダメージを避けるため極力水を使わずキレイにするのが良策だ。プラスチック製のヘアブラシのような浸け置き洗いは原則NGと思っておこう。
木製のヘアブラシの洗い方
歯ブラシや綿棒、爪楊枝などを駆使してヘアブラシの汚れを根気よくかき出す。根元から毛先に向かってやさしくこするように取り除いていこう。頑固な汚れがあるときは、綿棒の先にティッシュや薄い布を巻いて拭き掃除したり、綿棒の先を水に濡らして拭き掃除したりするとよい。
どうしても汚れが取れないときはサッと水洗い
できれば避けたいところだが、どうしても取り除けない汚れがある場合は水洗いをしよう。ただし、事前に水に濡らしても問題ないヘアブラシであることだけは確認しておいてほしい。洗面器に水をはり、ヘアブラシを浸して振り洗いをする。すぐに取り出して、歯ブラシや綿棒などで気になる汚れをこすり取る。最後にサッとすすいで風通しのよい場所で完全に乾燥させよう。
3. 豚毛など獣毛を使ったヘアブラシの洗い方

続いて、豚毛やイノシシ毛など獣毛を使ったヘアブラシの洗い方を見ていこう。水洗いすると毛が抜けたり、濡れたことにより獣毛臭が出たりすることがあるため、洗い方にはとくに注意したい素材だ。
獣毛を使ったヘアブラシの洗い方
獣毛を使ったヘアブラシは慎重な洗い方をしよう。シャンプーなどを使って皮脂汚れを落とそうとすると、抜け毛や変質などを起こすことがあるのでやめたほうがよい。木製同様、洗い方の基本は「水なし」である。指や綿棒、爪楊枝などを使って取り除けるだけ汚れを取り除こう。根元に汚れがこびりついている場合はウェットティッシュで丁寧に拭き取るなどし、そのあとは風通しのよい場所できちんと乾燥させるようにしよう。
4. ヘアブラシのお手入れを楽にする超簡単な裏ワザ2選

上述したような本格的な洗い方は毎日おこなうのは面倒なこともある。より簡単にヘアブラシをキレイにする方法はないものだろうか?続いてはそんなときに役立つ、ヘアブラシのお手入れを楽にする裏ワザを紹介しよう。
ガーゼやストッキングを装着するだけでお手入れが楽に!
キレイに洗ったヘアブラシにガーゼやストッキングを通す。「通す」とはブラシを突き刺すようにして通すという意味だ。たったこれだけで、ヘアブラシのお手入れが楽になる。髪の毛や皮脂、フケなどの汚れがガーゼやストッキングに付着するため、汚れたら引き上げるだけで済むというわけだ。この方法なら簡単にヘアブラシをキレイにできるだろう。水洗いできないヘアブラシでも清潔に保てるのでぜひ実践してみてほしい。
ヘアブラシ専用クリーナーを使うのも手軽でおすすめ
「裏ワザ」とは言い難いが、水を使った洗い方がNGというヘアブラシの場合、とくにあると便利なのがヘアブラシ専用クリーナーだ。熊手のような形をしたアイテムで、ヘアブラシの根元に差し入れて汚れをかき出すといった使い方をする。専用だけあって中から外へすくえばあっという間にキレイになる。
ただしプラスチック製のヘアブラシは傷がつくおそれがある。傷に汚れが入り込むと掻き出せず、雑菌が繁殖するなど逆に不衛生になってしまうため、そうした専用クリーナーの使用は控えたほうがよいだろう。
5. ヘアブラシのお手入れを怠るとどうなる?

ざっと洗い方を紹介してきたが、そもそもヘアブラシはお手入れをしたほうがよいのだろうか?お手入れを怠った場合に懸念されるリスクについても解説しておこう。
汚れを髪や頭皮に再付着させてしまうおそれがある
ヘアブラシには、髪をとかした際の抜け毛やフケ、皮脂などが付着する。むき出して置いている場合はホコリも付着するし、人によってはヘアスタイリング剤が付着することもあるだろう。お手入れをしないままでいれば当然ながらこうした汚れは蓄積されていく一方だ。そんなヘアブラシを使えば、せっかく洗ってキレイになった髪や頭皮に汚れを再付着させてしまうことになる。
雑菌やカビの繁殖により頭皮トラブルを招くおそれがある
お手入れされていないヘアブラシには、汚れをエサに細菌が繁殖したり、マラセチア菌と呼ばれる真菌、つまりカビの一種が繁殖したりすることがある。人によっては頭皮の炎症を招いたり、イヤなにおいの元になったりすることが考えられる。やや大げさかもしれないが、毎日髪の毛を洗っているのにベタつきや臭いがするという場合、あるいはかゆみや炎症がある場合、ヘアブラシに問題があるかもしれない。
ヘアブラシを洗うことのメリットも知っておこう
ヘアブラシを洗うことは頭皮や髪への汚れの再付着を防いだり、細菌やカビの繁殖を防いだりするためにも重要だ。だがそれ以外にも(まったく洗わないケースと比べて)頭皮や髪に付着した汚れが落ちやすくなる、油分を髪全体に効率よく行き渡らせられる、汚れによる摩擦で髪が傷むのを防げるなどメリットは多い。些細なことかもしれないが、やはりヘアブラシの正しい洗い方を身につけておくことは大切だ。
6. ヘアブラシのお手入れに便利なおすすめアイテム3選

ヘアブラシのお手入れを楽にしてくれる、おすすめアイテムも紹介しておこう。
アイメディア「ブラシの抜け毛と汚れ取りシート」
ガーゼやストッキングがない、使いたくないという方にはこちらがおすすめだ。不織布製で目が大きく、また伸縮性があるため着脱しやすい。
レデッカー「ヘアーリムーバー」
レデッカーとはドイツのブランドだ。熊手のような形をしたリムーバーで、ステンレススチールを使用している。ひとつあると重宝するだろう。
サンビー「ヘアブラシクリーナー 35」
ナイロン製の毛を採用したヘアブラシクリーナーである。獣毛からプラスチック製まで、いろいろなヘアブラシに使うことができる。
7. ヘアブラシの洗い方は素材で異なる!適切なお手入れで清潔に保とう

お伝えしてきたように、ひと口に「ヘアブラシ」といってもその洗い方およびお手入れの際の注意点などは素材によって大きく変わる。適切なお手入れ方法については取扱説明書やメーカーのホームページなどで確認していただくのがベストだが、トリセツがないケースやメーカーのホームページに掲載されていないケースも多い。そんなときは「水洗いできるか」「専用クリーナーを使っても傷つかないか」などのポイントをチェックした上で適切にお手入れをしよう。
結論
ヘアブラシには日々少しずつ汚れが蓄積されていく。雑菌やカビの繁殖を防ぐためにも、ぜひこまめにお手入れをしよう。適切な洗い方はヘアブラシの素材によって変わる。本稿で紹介した内容を参考に、お使いのヘアブラシの素材に合った洗い方をしよう。