1. 壁の汚れの原因とは?

壁が汚れる原因は主に3つだ。それぞれ落とし方が異なるので、なぜ汚れたのか確認することから始めよう。
手垢
日常生活の中で壁を触る機会は多く、その度に手垢が付着する。スイッチの周辺や壁の角などよく触る場所は特に注意が必要だ。触った直後は汚れて見えなくても、時間が経過することで変色し、黒ずみになってしまう。
油ハネ
キッチンで調理していると、油がハネて壁に付着する。食事の最中に飛び散ることもあり、ダイニング周りが汚れることも考えられるだろう。細かい油ハネは目に見えにくいので、注意が必要だ。
カビ
空気の通りが悪い場所や、湿度の高い季節にはカビが生えやすい。結露が溜まりやすい窓の周辺や、水場の壁をチェックしてみよう。家具の後ろなど、いつもは見えない場所も注意が必要だ。
2. 壁の汚れに効果的な洗剤

壁の汚れをキレイに落とすためにおすすめの洗剤を紹介する。汚れの種類によって効果的な洗剤は違うので、使い分けが必要だ。
一般的な汚れには中性洗剤
軽度な汚れや付着したばかりの汚れには、中性洗剤を使用する。ほかの洗剤と違って作用がおだやかなので、壁を傷めにくい。ただし、頑固な汚れやカビは落とすのが難しいため、ほかの方法を試そう。
手垢・油ハネには重曹
酸性の汚れである手垢や油ハネには、アルカリ性の重曹がおすすめだ。中和することで、頑固な汚れをスッキリ落とせる。水100mlに対して小さじ1杯の重曹を混ぜて、掃除用の重曹水スプレーを作ろう。
頑固なキッチンの油ハネを掃除するなら、少量の水と重曹を混ぜた重曹ペーストが効果的だ。壁に付着した油汚れに直接塗布したら、10分ほど待ってキレイに拭き取ろう。垂れるようならラップを上から被せてもよい。
頑固なキッチンの油ハネを掃除するなら、少量の水と重曹を混ぜた重曹ペーストが効果的だ。壁に付着した油汚れに直接塗布したら、10分ほど待ってキレイに拭き取ろう。垂れるようならラップを上から被せてもよい。
カビにはカビ取り剤
壁に生えたカビは中性洗剤では落ちないので、市販のカビ取り剤を使って除去する。壁紙に使用できるタイプを選び、説明書に従って使おう。ただし、材質によっては色落ちすることがあるので、目立たないところに塗布した布を当ててテストしておくと安心だ。
3. 壁の汚れの落とし方

壁の汚れを落とす具体的な方法について解説する。掃除できる壁紙の見分け方についても紹介するので、参考にしてほしい。
掃除できる壁紙かを確認
壁紙にはいろいろな種類があり、中には水や洗剤が使えないタイプもある。シミができたり傷んだりする可能性があるので、あらかじめ確認しておこう。
一般的な家庭で使用される「ビニールクロス」なら、水や洗剤を使った掃除が可能だ。ただし、紙壁紙や珪藻土壁紙、織物壁紙には水や洗剤は使用できない。少量の水を壁につけて弾かないようなら、自分で掃除するのは諦めたほうがよいだろう。
一般的な家庭で使用される「ビニールクロス」なら、水や洗剤を使った掃除が可能だ。ただし、紙壁紙や珪藻土壁紙、織物壁紙には水や洗剤は使用できない。少量の水を壁につけて弾かないようなら、自分で掃除するのは諦めたほうがよいだろう。
汚れの落とし方
汚れの原因が違っても、基本的な落とし方はほとんど同じだ。汚れに適した洗剤と、拭くための布を用意しておこう。掃除中はゴム手袋をはめておくと手荒れを防げる。
1.濡らした布に洗剤を含ませる
2.壁の汚れを上から下に向かって拭く
3.洗剤が付着していない布で水拭きする
4.乾燥した布で水分を吸い取る
重曹スプレーを使用する場合は、ホコリを除去してから直接吹きかけよう。カビ取り剤は説明書に従い、数分ほど放置してから拭き取るのが一般的だ。
洗剤や水分が残るとシミになったり、傷んだりといったリスクがあるので、水拭きと乾拭きは念入りに行おう。ただし、強く擦ると壁紙が傷むので、優しく丁寧に拭いてほしい。
1.濡らした布に洗剤を含ませる
2.壁の汚れを上から下に向かって拭く
3.洗剤が付着していない布で水拭きする
4.乾燥した布で水分を吸い取る
重曹スプレーを使用する場合は、ホコリを除去してから直接吹きかけよう。カビ取り剤は説明書に従い、数分ほど放置してから拭き取るのが一般的だ。
洗剤や水分が残るとシミになったり、傷んだりといったリスクがあるので、水拭きと乾拭きは念入りに行おう。ただし、強く擦ると壁紙が傷むので、優しく丁寧に拭いてほしい。
4. 壁の汚れを防止する方法やコツ

壁の汚れを防止すれば、掃除の手間を減らすことが可能だ。効果的な3つの予防方法について解説しよう。
お手入れをする
汚れは蓄積すると落ちにくくなるので、小まめな掃除を心がけよう。手垢など汚れが気になる場所を、軽く水拭きする。月に1回くらいのペースでお手入れをすれば、キレイな状態を保てるだろう。
油はすぐに拭き取る
壁に付着した油汚れは調理後にすぐに拭き取る。油を含んだ水蒸気が舞い上がるので、調理中は必ず換気扇をまわそう。油ハネを防げる油はねガード(レンジガード)を使えば、油が壁に付着するのを防げる。
除湿する
カビの対策には除湿が重要になる。晴れた日は窓や扉を開けて換気をし、湿気を溜めないようにしよう。除湿機やエアコンを使ったり、窓の結露を拭き取ったりといった対策もおすすめだ。
結論
正しい方法で掃除すれば、壁の汚れはキレイに落とせる。汚れに適した洗剤を選んで、丁寧に拭き取ろう。手入れや予防を習慣にすれば、汚れの付着を防止することが可能だ。ただし、掃除できない壁紙だったり、掃除しても汚れが落ちなかったりする場合は、専門の業者に依頼してほしい。