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シーツ交換の必要性とは?頻度や方法や交換が難しいときの対処法まで

シーツ交換の必要性とは?頻度や方法や交換が難しいときの対処法まで

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年10月13日

シーツはどれくらいの頻度で交換・洗濯しているだろうか?思いのほか汚れが溜まりやすいシーツは、少し交換を忘れると雑菌の繁殖などを招いてしまうことがある。シーツ交換の必要性や頻度、洗濯方法、さらにはシーツ交換が難しいときの対処法もお伝えする。

  

1. シーツ交換の必要性と頻度について

まずはシーツ交換の必要性と頻度について解説しよう。

シーツ交換の必要性とは

睡眠中にかいた汗は、下着やパジャマ、枕、毛布、シーツ、そしてシーツの下の敷き布団などに吸収されていく。よく、ヒトが睡眠中にかく汗の量はコップ1杯分などといわれるが、具体的にどれくらいの量になるのだろうか?コップ1杯を180mlと仮定すると、1週間で1,260mlの汗をかくことになる。そのすべてがシーツに吸収されるわけではないが、ゼロということもないはずだ。夏場や汗をかきやすい方は、さらに量が多い可能性もある。

汗が染み込んだシーツを交換せずにいると、黄ばみができたり雑菌が繁殖してイヤなにおいが発生したり、ダニが寄ってきたりする。あるいは、空気中のホコリや布団などから出る糸くずなども蓄積されていくだろう。ダニの死骸やフン、ホコリなどを吸い込むとアレルギー症状を招く恐れもある。

シーツ交換は快適な睡眠を得るためだけでなく、健康を守るためにも大切な作業だ。

シーツ交換の頻度は?

では、シーツ交換はどれくらいの頻度ですればよいのだろうか?汗のかき方や汚れ具合などによっても変わるが、シーツは大物なのでさすがに毎日洗って交換するのは大変だ。そのため一般的なシーツ交換の頻度は、週1回が目安とされている。冬場など汗をかきにくい時期は2週に1回でもよいだろう。これより多い分には問題ないが、少ないご家庭は一度シーツ交換の頻度を見直してはいかがだろうか?物理的に不可能な場合は仕方がないとして、できれば週1回の交換を目指そう。家族全員分を一度に交換するのは大変な作業なので、曜日で分けるといった方法もおすすめだ。

2. シーツ交換のポイントと洗濯方法

シーツ交換におけるポイントや洗濯方法を見ていこう。

シーツ交換のポイント

シーツ交換とはつまり洗濯をするわけだが、その際にチェックしておきたいポイントがある。

・洗濯表示
洗濯機を使った洗濯や手洗いができるか最初に確認しておこう。

・洗剤
洗濯表示に中性などの表記があればオシャレ着用の中性洗剤を使って洗おう。とくに表記がないときも、一般的な中性洗剤を使えば素材を傷めることはないはずだ。

・コース
とくに指定がなければ標準で構わない。ただし厚手のシーツや起毛のシーツなどは、弱水流コース(手洗い、ドライなど)をおすすめする。

・漂白剤と柔軟剤
酸素系漂白剤を選ぼう。汚れ落としのほか、消臭や除菌といった作用も期待できる。なお柔軟剤を使うとふんわり仕上がる反面、成分によっては吸水性が低下することがある。シーツでいえば汗を吸収しにくくなるおそれがあるということだ。必要でなければ、無理に使わなくてもよいだろう。

・そのほか
ボックスシーツ(マットレスをまるまる覆うタイプのシーツ)を交換する際は、四隅の内側などに溜まったホコリなどを先に取り除いておくのも、キレイに仕上げるコツだ。

シーツの洗濯方法

1.シーツを蛇腹(ジャバラ)状にたたんでネットに入れる
2.洗濯機のコースを選択し、洗剤などをセットしたらスタートする
3.脱水が終わったらすぐに取り出し、手で軽く叩いてシワを伸ばす
4.物干し竿を2本使ってM字に干す

蛇腹状にたたんだシーツを入れられる程度の、大きめのネットは事前に用意しておこう。なお、カバーシーツ(ファスナー付きのシーツ)は、裏返してファスナーを閉じておくと汚れやホコリが入り込むのを防げる。ただし表面の汚れが目立つときは、裏返さずにそのままファスナーを閉じて蛇腹折りにしよう。物干し竿がないときは、バスタオルを干せる幅のハンガーを2本使ってM字に干してもよい。いずれもないときは、風通しがよくシーツを広げて干せる場所を探そう。天気が悪いなど乾きにくい日があることも想定し、交換用のシーツをいくつかストックしておくと安心だ。

3. シーツ交換が難しいときの対処法

天気が悪い日が続いたり忙しかったりなどで、シーツ交換が難しいこともあるだろう。そんなときの対処法を最後に紹介する。

シーツが交換できないときの対処法

・消臭や除菌効果のあるスプレーを吹き付ける
・起床後に布団ごと上げたり立てかけたりして少しでも湿気を飛ばす
・ストックのシーツを多めに用意しておき交換する
・転がすタイプの粘着シートを使って表面のホコリを取り除く
・抗菌や防臭といった機能付きのシーツを使う など

思うようにシーツ交換ができないときは、こうした方法で対処しよう。においが生じている場合、すでに雑菌が繁殖している可能性が高い。スプレーで一時的にしのぐことはできても洗濯できたわけではないため、できるだけ早めに洗濯し交換しよう。

結論

シーツには毎日少しずつ汚れが蓄積していく。清潔なシーツで快適な睡眠を得るためにも、交換は週1回を目安にし、汗のかき具合や汚れ具合などによって頻度を調節しよう。悪天候や忙しいなどの事情で交換できないケースも想定し、ストックを備えておくと安心だ。
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  • 公開日:

    2020年7月18日

  • 更新日:

    2021年10月13日

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