1. シーツの干し方で押さえるべきポイント

シーツを効率よく乾かすには、干し方が重要になる。その干し方でまず押さえておくべきポイントから説明していこう。
風通しのよい場所を選ぶ
サイズが大きいシーツは、それだけ乾くまでに時間がかかる。そうなると心配なのが雑菌の繁殖だ。雑菌は生乾きのイヤなにおいの原因にもなるため、できるだけ時間をかけずに乾かすことを心がけたい。シーツの干し方でもっとも大切なのは「場所選び」だろう。ご家庭の中でもとくに風通しがよい場所に干すことがポイントになる。
重ならないように注意する
とくに狭いスペースに干すときに気をつけたいのが、生地同士が重ならないようにすることだ。具体的な干し方は後述するが、たとえば物干し竿を複数本使ってM字に干すなどし、生地が重ならないように、かつまんべんなく風が当たるようにすることも、早く乾かすためのコツなので覚えておこう。
紫外線に当てすぎない
直射日光に当てたほうが早く乾くし、殺菌効果も得られる。ただしシーツを長時間紫外線にさらしてしまうと、生地がダメージを受けてしまうおそれがある。色あせや劣化を防ぐため、強い日差しに長時間当てないように工夫しよう。
2. 干し方の前に!シーツは洗い方も重要

ところでシーツを干すということはその前に洗濯しているはずだ。干し方の前に、洗濯方法についても知っておこう。
干し方の前に知っておきたいシーツの洗い方
1.表面や四隅の内側などのホコリを取り除いておく
2.シミなどがあれば洗剤の原液を染み込ませておく
3.ジャバラ(蛇腹)折りにしてネットに入れる
4.中性洗剤を使って洗濯表示のコースに従って洗濯する
5.洗濯が終わったらすぐに取り出す
難しいことはないが、全体に効率よく洗剤を行き渡らせるためにもシーツはジャバラ折りにしよう。また、ほかの洗濯物と絡まったりねじれてシワになったりするのを防ぐため、洗濯ネットに入れることをおすすめする。洗剤は素材に優しいオシャレ着用の中性洗剤がおすすめだが、なければ普通の中性洗剤でもよい。
脱水が終わったら、すぐに取り出すことも忘れないようにしよう。頑固なシワが付くとキレイに取れなくなるおそれがあるためだ。干し方は何パターンかあるので、次で詳しく紹介する。
2.シミなどがあれば洗剤の原液を染み込ませておく
3.ジャバラ(蛇腹)折りにしてネットに入れる
4.中性洗剤を使って洗濯表示のコースに従って洗濯する
5.洗濯が終わったらすぐに取り出す
難しいことはないが、全体に効率よく洗剤を行き渡らせるためにもシーツはジャバラ折りにしよう。また、ほかの洗濯物と絡まったりねじれてシワになったりするのを防ぐため、洗濯ネットに入れることをおすすめする。洗剤は素材に優しいオシャレ着用の中性洗剤がおすすめだが、なければ普通の中性洗剤でもよい。
脱水が終わったら、すぐに取り出すことも忘れないようにしよう。頑固なシワが付くとキレイに取れなくなるおそれがあるためだ。干し方は何パターンかあるので、次で詳しく紹介する。
3. シーツの干し方を紹介!室内干しのコツも

続いてシーツの干し方を説明していく。室内への干し方のコツも紹介するので、ぜひ覚えておいて役立ててほしい。
M字干し
物干し竿を2本使ってシーツをかける干し方だ。物干し竿の間のシーツが下に垂れて「M」のように見えることからM字干しと呼ぶことが多い。布団の干し方などにも使えるので覚えておこう。ただし、物干し竿やそれなりのスペースが必要になるため、マンションのベランダなどでは難しいかもしれない。
A字干し
物干し竿が1本しかないときはA字干しをしよう。物干し竿にハンガーを複数本かけ、その上にシーツを被せる干し方だ。物干し竿に直でシーツを被せたときよりも生地同士の空間が広くなり、その分乾きやすくなる。
N字干し
続いての干し方は、ピンチハンガーを使ったN字干しだ。3つ折りまたは4つ折りなどにしたシーツを、ピンチハンガーにジグザグ(ジャバラ状)に留めていく。折ることで生地が重なるため、上述の干し方よりは時間がかかるかもしれないが、狭いスペースでもできる。
三角干し
三角干しといった方法もある。シーツを対角線で2つ折りにした状態で、物干し竿にかける干し方だ。四角に2つ折りをしたときよりも水切れがよく、その分早く乾きやすい。
ハンガー干し
肩だけでなく、パンツなどをかけられるバーが付いているハンガーを使ってもシーツを干すことができる。まずはシーツを、ハンガーの肩とバーの間に通るサイズに3つ折り(難しいときは4つ折り)しよう。次に、ハンガーを物干し竿などにかけてシーツを通し、M字干しのような状態にすればOKだ。ハンガー自体が動いてしまわないよう、洗濯バサミなどで留めておくとよいだろう。
室内干しのコツ
梅雨の天気が悪い時期や花粉の季節など、シーツを外に干せないこともある。そんなときは室内干しでうまく乾かそう。ただし室内は風通しが期待できない。扇風機やエアコン、サーキュレーターといった家電を使って空気の流れを作ったり、シーツに直接当てたりしてできる限り速乾を目指すのが生乾きのにおいを防ぐコツだ。
4. シーツの干し方に困ったときの便利グッズ

シーツの干し方や洗濯方法などを解説してきた。最後に、シーツの干し方に困ったときに便利なグッズを紹介しよう。
杉山金属「狭いスペースでシーツが干せますハンガー」
70cmのステンレス製の棒が3本連結しているハンガーで、シーツをジグザグにするといった干し方ができる。狭いスペースに干すときに重宝するだろう。
ekans(エカンズ)「伸縮式多機能ふとん干し ダブルバータイプ」
布団干し用のバーだがシーツも干せる。高さは94〜130cmまで、幅は121〜200cmまで伸縮する。普通の洗濯物も干せるため、室内干しをする際にも便利だろう。
下村企販「シーツゆったりのびのびハンガー3枚掛け」
3枚のシーツを同時に干すことができるハンガー。両端のフックを物干し竿などに引っかけるだけの手軽さも魅力だ。使わないときはコンパクトに折りたためる。
結論
シーツの干し方のコツは、風通しがよい場所を選ぶこと、生地同士ができる限り重ならないように気をつけること、そして紫外線に当てすぎないように注意することだ。これらを踏まえて、紹介した干し方を参考にご家庭の環境に合った方法を見つけてほしい。