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洗濯機にかかる年間の水道代はいくら?節約する方法も紹介

洗濯機にかかる年間の水道代はいくら?節約する方法も紹介

投稿者:ライター 吉田ひとみ (よしだひとみ)

鉛筆アイコン 2021年10月 5日

洗濯は生活をする上で欠かせない家事のひとつだが、どのくらいの水道代がかかっているか知っているだろうか?もしかしたら今の洗濯機の使い方では無駄な水道代がかかっているかもしれない。洗濯機にかかる年間の水道代の目安と、節約するコツを紹介するので普段の洗濯機の使い方を見直してみてほしい。

  

1. 洗濯機の水道代は年間どれくらい?

洗濯機の機種や各家庭の使用水量によって、洗濯機の水道代は異なる。しかしここではひとつの目安として洗濯機の年間の水量と水道代を紹介する。

洗濯機で使用する水量の目安

洗濯物1kgに対して洗濯機に使われる水量の目安は縦型なら10L、ドラム式なら7~9Lだ。

一般財団法人日本電機工業会の基準(※1)によると、1人1日分の洗濯物の目安は約1.5kg。4人家族なら毎日6kgの洗濯物が出ることになる。

洗濯機で毎日6kgの洗濯物を洗うとすれば縦型なら60L、ドラム式なら42~54L程度の水が使われる計算だ。洗濯機に使う年間の水量は縦型21,900L、ドラム式15,330~19,710Lが目安となる。

洗濯機の年間の水道代は?

東京都水道局が算出した単価(※2)によると、水1Lあたりは0.24円。つまり毎日6kgの洗濯物を洗濯機で洗うと、年間の水道代は縦型で約5,256円、ドラム式で約3,679~4,730円になる計算だ。

2. 洗濯機をすすぎ1回にすると水道代が節約できる

一般的な洗濯機は、標準コースで洗濯をするとすすぎを2~3回行うようになっている。しかし設定を変更してすすぎ1回にすれば、水道代を減らして節約できる。

6kgの洗濯物を洗濯機で洗うのに必要な水量が縦型で約60L、ドラム式で約42~54Lというのは、洗い1回とすすぎ2回の標準コースで使用する水量だ。すすぎを1回減らせば1回の洗濯につき縦型で約20L、ドラム式で14~18L節水できる。

年間に節約できる水量は縦型で約7,300L、ドラム式で約5,110~6,570Lとなる。つまり洗濯機のすすぎを1回にすれば、年間の水道代は縦型で約1,752円、ドラム式で約1226~1,577円安くなる。

洗濯機のすすぎを1回にするためには?

すすぎを1回に設定する方法は洗濯機によって異なるが、「すすぎ1回コース」がついている機種もある。もしすすぎ1回コースがなければ手動で変更しよう。

多くの洗濯機は、電源を入れてからすすぎボタンを押すとランプが点灯して、すすぎ回数が変わるようになっている。設定方法が分からない場合は取扱説明書を確認しよう。

すすぎを1回にするなら、適した洗剤を選ぶことが大切だ。洗剤の裏面に記載されている使用説明を見れば、すすぎ1回でもよいか確認できるはずだ。

すすぎを1回にすれば水道代だけではなく、電気代の節約にもなる。

3. 洗濯機の水道代をもっと節約する方法

すすぎの回数を減らす以外にも、洗濯機の水道代を節約する方法がある。

洗いの工程にはお風呂の残り湯を利用する

風呂水ポンプを使えば、お風呂の残り湯を洗濯機に利用できる。お風呂の残り湯を利用すれば、水道代が節約できるだけでなく、残り湯の温かさによって洗濯物の汚れが落ちやすくなるというメリットもある。

ただし残り湯は水道水よりも雑菌が多いため、すすぎの工程には水道水を使うようにしよう。

洗濯機を回す回数を減らす

洗濯機でもっとも効率よく洗濯できる洗濯物の量は、洗濯機の容量の7~8割だ。もし洗濯機の容量に対して4割程度の量で洗濯しているなら、洗濯物が溜まるのを待ってまとめて洗濯するのも手だ。

毎日洗濯をする必要がないなら、洗濯回数を減らして水道代を節約しよう。

少量の洗濯物なら手洗いする

何か1枚だけどうしても洗濯したいものがある場合は、手洗いすれば洗濯機の水道代を節約できる。洗濯物が入る大きさのたらいのような容器と洗濯板があれば、少量の洗濯物のためにわざわざ洗濯機を使う必要はない。

汚れがひどいものを洗濯する場合も、ある程度の汚れを手洗いで落としてから洗濯機に入れるようにしよう。ほかの洗濯物と別にせず一緒に回せれば、洗濯機の水道代を減らせる。

4. 洗濯機を買い換えれば水道代を節約できる

洗濯機の寿命はおよそ7~8年だといわれている。最新の洗濯機は機能性がアップしていて、節水や節電効果が優れた機種も多い。もし洗濯機を8年以上使っているなら、買い替えを検討してみよう。

一般的にドラム式は縦型よりも使用水量が少ないため、水道代が安くなる。水道代を重視するならドラム式の方がおすすめだ。

しかし縦型の洗濯機にも節水タイプの機種がある。設置スペースの関係でドラム式が置けない場合は、節水を謳っている縦型を選べば水道代を抑えられるだろう。

例えばSHARPは、穴のない洗濯槽を使用した洗濯機を販売している。洗濯槽と外槽の間の無駄な水を節水することで、洗濯容量11kgの場合1回あたり約35Lの節水効果を見込んでいる。

結論

すすぎや洗濯の回数を減らしたり、お風呂の残り湯を利用したりすれば、洗濯機の水道代を節約できる。もし使用している洗濯機が古いなら、買い替えも検討するのも手だ。各メーカーから節水を謳った洗濯機が販売されている。少しの工夫で洗濯機の水道代は節約できる。記事を参考にして、自分に合った節約方法を試してほしい。
(参考文献)
※1出典:一般財団法人日本電機工業会「洗濯機の快適なご使用のポイント」
https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/sentakuki/select.html

※2出典:東京都水道局「よくある質問|節水について」
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/faq/qa-11.html
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  • 公開日:

    2020年7月 4日

  • 更新日:

    2021年10月 5日

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