1. ドライヤーを掃除すべき理由と頻度

ドライヤーは、吸込口から取り入れた空気を、ヒーター部の発熱を利用して温めるという仕組みだ。吸込口にはフィルターが付いているものの、空気を取り入れる際にどうしてもホコリなどを一緒に吸い込んでしまう。
ドライヤーを掃除すべき理由
吸込口にホコリなどが溜まると吸気効率が低下する。温風が異常な熱さになったり、たびたび冷風になったり、温風を使用中に内部に火花が見えたりすることもある。火花は、保護装置であるサーモスイッチが作動したことによるものと考えられるが、そうなること自体が正常ではないといえるだろう。ドライヤーの劣化を早めてしまわないためにも、なにより安全に使用するためにもドライヤーの掃除は必要だ。
ドライヤーを掃除する頻度
ドライヤーの掃除の頻度は、月1回以上が推奨されている。少なくとも月1回はドライヤーを掃除する日を設けよう。もちろん、使用頻度や汚れ具合などによっては2回、3回と増やしたほうがよい。
2. ドライヤーの吸込口の掃除方法

まずは、ドライヤーの吸込口の掃除方法から見ていこう。用意するモノは「ティッシュ」「使わない歯ブラシまたは綿棒」「掃除機」だ。ハンディタイプなど小型の掃除機があると便利だろう。また、掃除に際しては必ずドライヤーの電源をオフにし、電源プラグもコンセントから抜いておこう。
吸込口の掃除方法
- 吸込口のホコリをティッシュや歯ブラシ、綿棒などで取り除く
- 内部にもホコリが溜まっているときは掃除機を使って吸い取る
この手順で掃除をすればおおかたのホコリなどは落とせるはずだ。掃除機の使用時は、吸込口を破損させないように気をつけよう。パワーを調節できる掃除機なら弱がよい。またホテル用などに多い、格子状フィルターの外側にメッシュがあるタイプのドライヤーは、掃除機を使わずティッシュや歯ブラシなどでホコリを落とそう。
中にはフィルターを取り外せるものもある。フィルターを水洗いできるのか、外したあとの内部はどこまで掃除できるのかなどはドライヤーによって異なる可能性があるため、取扱説明書を見ながら作業に当たろう。
中にはフィルターを取り外せるものもある。フィルターを水洗いできるのか、外したあとの内部はどこまで掃除できるのかなどはドライヤーによって異なる可能性があるため、取扱説明書を見ながら作業に当たろう。
3. ドライヤーの吹出口の掃除方法

次に、ドライヤーの吹出口の掃除方法だ。この方法は冷風を使うため、電源プラグをコンセントに差しておこう。
吹出口の掃除方法
- ノズルを外す
- 冷風をオンにする
- 網目のホコリをティッシュや歯ブラシ、綿棒などで取り除く
網目に溜まったホコリなどを冷風で飛ばすように掃除をするため、吹出口は覗き込まないように気をつけよう。風量はお好みで調節してほしい。なお、冷風や温風とは別にイオンの吹出口を持つドライヤーもある。掃除方法はメーカーや型番で異なる可能性があるため、取扱説明書を確認しよう。
4. ドライヤー本体の掃除方法は?

最後に、ドライヤー本体の掃除方法にも触れておく。とくにハンドル部分は皮脂や垢などの汚れが付きやすい。吸込口や吹出口の掃除とあわせて、本体もキレイにしておこう。
本体の掃除方法
まずは、ドライヤー本体を乾いた柔らかい布で拭き掃除をしよう。落ちない汚れがあるときは、固形石鹸を溶かした水、または水で希釈した中性洗剤に布を浸し、固く絞ってから拭き掃除をしよう。石鹸や洗剤が残らないように、水に濡らして固く絞った別の布で水拭きし、最後に乾拭きをすればキレイになるはずだ。
アルコールやベンジン、除光液などは故障や破損、変色といったトラブルの元になるため使わないほうがよいだろう。また、ハンドソープといった洗剤の使用をNGとしているメーカーもある。念のため、事前に取扱説明書を確認しておくと安心だろう。
アルコールやベンジン、除光液などは故障や破損、変色といったトラブルの元になるため使わないほうがよいだろう。また、ハンドソープといった洗剤の使用をNGとしているメーカーもある。念のため、事前に取扱説明書を確認しておくと安心だろう。
結論
ドライヤーを掃除することは、ドライヤーの寿命を延ばすことにもつながる。大切なドライヤーを長く使い続けるためにも、少なくとも月1回以上の掃除を心がけよう。また掃除に際しては、事前に取扱説明書を確認することも忘れないでほしい。