1. 高圧洗浄機とは?レンタルできる?

まずは高圧洗浄機について簡単に説明しよう。
高圧洗浄機とは
水圧で汚れなどをキレイに落とす機械が高圧洗浄機だ。一般的なホースの先端をつまんでも水圧が増すが、高圧洗浄機はそれよりもはるかに高い圧力で勢いよく水を放出する。洗車の際、スタッフが足回りの汚れを高圧洗浄機で落としているのを見たことがある方も多いのではないだろうか?
ガンコな汚れも落とせる
車やバイクなどの汚れはもちろん、高圧洗浄機を使えばコンクリートやブロックなどに染み込んだ汚れもキレイに落とすことができる。外壁やベランダ、駐車場の床、風呂場の壁など、水を使える場所なら基本的にはどこでも使用できる。パイプの汚れなども一気に洗い流せるなど、高圧洗浄機は意外と用途が多い。
家庭用はレンタルがおすすめ
高圧洗浄機はレンタルできる。家庭用の高圧洗浄機はコンパクトなものも多いが、そうはいってもある程度のサイズ感にはなる。それに毎日のように使うものでもないため、収納スペースが限られているご家庭では購入よりもレンタルをおすすめする。レンタルならいろいろな機種を使い比べることもできるし、購入するよりもコストを抑えられるだろう。
2. 高圧洗浄機のレンタル費用はどれくらい?

高圧洗浄機のレンタル費用について見ていこう。
レンタル費用は数千円が目安
メーカーや機種などにもよるが、家庭用の高圧洗浄機であればレンタル費用は数千円が目安となる。たとえば2泊3日4,980円、3泊4日6,480円といった具合だ。大型の高圧洗浄機になると1万円超えや100万円近いものもあるが、家庭用なら1万円以内で十分だろう。中には3泊4日3,980円といったリーズナブルなレンタル料金のものもある。メーカーや機種のほか、レンタル日数やレンタル会社などによっても変わってくるため、まずはいろいろとリサーチしてみることだ。
3. 高圧洗浄機をレンタルする際の選び方

続いて、レンタルする高圧洗浄機の選び方を見ていこう。
ポータブルか据え置きか
高圧洗浄機には、手で持ち運びながら使用するポータブルタイプと、地面に置いたまま使用する据え置きタイプがある。ベランダなど狭いスペースや移動しながら使うときはポータブルのレンタルがよいだろう。一方、洗車や外壁の清掃などある程度の洗浄力がほしい場合は据え置きのレンタルがおすすめだ。
コンセント式か充電式か
高圧洗浄機には電源プラグをコンセントに差して使うタイプと、充電するタイプがある。前者の場合、家庭用なら単相100V電源式のレンタルがおすすめだ。一方、手軽に持ち運びながら使いたいときは後者をレンタルしよう。
給水方式
水道に直接つなぐ「水道直結式」、備え付けのタンクに水を入れる「タンク式」そして大型のタンクやバケツなどに溜めた水を高圧洗浄機自ら吸い上げる「自吸式」がある。一般的なのは水道直結式だが、水道の位置によっては使いにくいこともある。長さが足りなければ高圧ホースを別途レンタルして延長する必要も出てくる。タンク式は長時間使うのには向いていないが、水源を確保できない場所では重宝するだろう。
水圧調整機能の有無
一般的に、水圧はMPa(メガパスカル)で表される。見慣れない方は分かりにくいかもしれないが、ご家庭の掃除などに用いるのであれば2〜8MPaあたりを目安に選んでいくとよいだろう。数値が大きくなればそれだけ洗浄力も高くなるが、素材によっては破損したり塗装が剥がれたりするおそれもあるので気をつけよう。
静音性
高圧洗浄機は全体的に稼働音が大きめだ。住宅地などで近所迷惑が気になるときは、その中でも静音性が高いものを選ぼう。騒音をゼロにすることはできないが、静音タイプや静音モードといった高圧洗浄機または、インダクションモーターを搭載している高圧洗浄機がおすすめだ。
そのほかこんなポイントも
レンタルする際は、上記以外にも付属しているノズルの種類、吐出水量(1分間に吐出する水量の目安)、耐水温度や洗剤対応の有無、水流調節機能の有無なども確認しておこう。用途をある程度決めておき、それに見合う高圧洗浄機を選ぶのもレンタルで失敗しないためのポイントだ。
4. 高圧洗浄機のレンタルにおすすめなのは?

最後に、レンタルにおすすめの高圧洗浄機を紹介する。ただしレンタル会社によっては取り扱っていない可能性もある。また、貸出中などでタイミングよくレンタルできないこともある。まずは、レンタル会社に取り扱いの有無やレンタルできるかどうかを確認してほしい。
アイリスオーヤマ「タンク式高圧洗浄機」
水道が近くになくても使えるタンク式の高圧洗浄機だ。50℃までの温水が使えるほか、中性洗剤も使用できる。タンク容量は23L、水圧は最大8.5MPaとスペックも十分だろう。
ケルヒャー「高圧洗浄機 K3サイレント ベランダ」
水冷式静音タイプの高圧洗浄機がこちら。ベランダはもちろん、網戸や窓ガラス、洗車などさまざまな用途がある。ただし50Hz地域用なのでレンタルする際は注意が必要だ。
リョービ「高圧洗浄機 AJP-1210」
コンパクトタイプの高圧洗浄機で、電源は単相100Vを使用する。据え置きかつ電源が必要なため使用場所は限られるが、水の力を無段階調節できるなど基本機能は揃っている。
結論
家庭用の高圧洗浄機は、まずはレンタルで使ってみることをおすすめする。費用はメーカーや機種、日数などで変わってくるので、まずはレンタル会社に問い合わせてみよう。レンタルする際は携帯性や電源、給水方式といったポイントを忘れずにチェックしよう。