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水切りかごの掃除方法は?水垢やカビを簡単にきれいにするコツとは

水切りかごの掃除方法は?水垢やカビを簡単にきれいにするコツとは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年10月13日

毎日の食器洗いに使う水切りかご。食器はきれいにしていても水切りかごの掃除はどうだろう。気がつけば、白くくすんでいたり、ヌメリが出ていたり、ピンクや黒のカビがのようなものが生えていたりしていないだろうか。水切りかごの掃除は面倒くさいと思われがちだが、コツをつかんでしまえば簡単に済ませることができる。水切りかごの掃除方法を紹介しよう。

  

1. 水切りかごの掃除方法【水垢編】

水切りかごにつく代表的な汚れには2種類ある。そのひとつが「水垢」だ。そのままにしておくと、どんどんガンコな汚れとなって掃除がしにくくなっていく。

水垢ができる原因とは

水切りかごに付着した白っぽいうろこ状の汚れ。掃除をしようとゴシゴシ擦ってもびくともしない。

水垢の正体は、水道水の中に含まれるミネラル成分だ。水道水を使う場所であれば、どこでも発生する。水分は蒸発するが、中に含まれるミネラルは残される。その繰り返しによって、ガンコな水垢へと育ってしまうのだ。

水垢汚れはクエン酸で

水垢汚れはアルカリ性だ。そこで酸性のクエン酸を使って汚れをゆるめて掃除しやすくするのがコツだ。

初めにクエン酸スプレーを作る。水200mlに対してクエン酸小さじ1杯を溶かす。次にキッチンペーパーで水切りかごを覆うようにする。キッチンペーパーが十分湿るまで、クエン酸スプレーを吹きかける。さらに、水分が蒸発しないようにラップをかぶせて「パック」をすると効果的だ。

2時間ほど、そのままの状態にしておく。その間にクエン酸が水垢に働きかけることで、柔らかくふやけているはずだ。柔らかくなった水垢をスポンジなどで擦ることで、水垢をスッキリと掃除することができる。

2. 水切りかごの掃除方法【カビ編】

水切りかごにつく汚れのもうひとつは「カビ」だ。主に黒カビが多い。カビが繁殖する前には、兆候がある。それは、水切りかごのトレーのヌメリだ。これは雑菌がすでに繁殖していてカビの好む環境にあることを示している。ヌメリを見つけたら、できるだけ早く掃除をすることだ。

キッチン用漂白剤を使う

カビを掃除する最も簡単な方法が泡スプレータイプの漂白剤だ。泡状なので水切りかごのカビをしっかりと包み込んで根絶やしにする。

泡スプレーがない場合には、通常のキッチン用漂白剤を水で薄めてスプレーを作る。クエン酸を使った掃除のときと同じように、キッチンペーパーとラップを使って水切りかごを覆う。30分ほど放置したあと、スポンジなどで擦り落としてから水洗いするだけで掃除は完了する。

消毒用アルコールを使う

カビは菌の一種なので、消毒用アルコールも有効だ。アルコールには無水アルコールと消毒用アルコールがあるが、カビには消毒用アルコールを使うようにしよう。水切りかごのヌメリは、すぐに出てくる。そのようなときには、消毒用アルコールを吹きかけておくだけで、ヌメリやカビ予防ができる。

3. つけおきで水切りかごを簡単に掃除できる

水切りかごの簡単な掃除方法として、つけおき洗いという方法がある。オキシクリーンという酸素系漂白剤のなかにつけおくだけで、汚れを落とすことができる。

オキシクリーンとは

オキシクリーンの主成分は「過炭酸ナトリウム」だ。水と混ざることによって分解作用のある酸素の泡を作る。そしてこびりついたガンコな汚れ、カビなどの雑菌も除菌することができる。塩素漂白剤と違ってツンとくる刺激臭もなく、体にやさしいということもあり注目されている。

オキシクリーンの効果を最大限に引き出すためには、40~60度くらいのやや熱いくらいのお湯を使うことだ。水温が低いと効果も半減してしまうので注意が必要だ。

また、オキシクリーンの効果は6時間。それ以上になると、過炭酸ナトリウムがナトリウム溶液に変化してしまい汚れを落とす効果がなくなる。

オキシクリーンを使った水切りかごの掃除方法

掃除方法として、キッチンシンクの排水口に栓をしてふさぐ。そしてシンクにお湯をためたら、オキシクリーンを溶かす。そのなかに水切りかごをすっぽりと入れて1~2時間つけおきするだけで完了だ。

オキシクリーンを使っても落ちない水切りかごの汚れは、水垢である可能性が高い。その場合には、クエン酸を使って掃除をしてみよう。

4. 水切りかごを掃除するときに気をつけるべきこと

水切りかごを掃除するときには、汚れに合わせた洗剤を使うことで簡単に落とすことができる。しかし、気をつけなければならないこともある。

酸性とアルカリ性は絶対に混ぜない

水垢を掃除するときには、クエン酸などの酸性洗剤を使うと効果がある。一方、カビなどを掃除するときには、強いアルカリ性の塩素系漂白剤を使うと効果がある。

水切りかごの汚れには、同時に水垢とカビという汚れが存在することがある。いっぺんに掃除をしようとして酸性とアルカリ性の洗剤が混ざった状態になると、人体に有毒なガスが発生してしまう。ときには死に至る事故にもなりかねない。

水切りかごを掃除するときには、ふたつの洗剤が混ざり合わないように細心の注意をしながら作業する必要がある。

結論

毎日使う水切りかごだからこそ、こまめに掃除をしたいものだ。水切りかごの汚れに合わせた洗剤を使うことで、掃除も楽になる。思い切ってつけおき洗いをすれば、放置している間にほとんど掃除は済んでしまっているようなものだ。酸性とアルカリ性の2種類の洗剤は必ず別々に使って、決して混ぜ合わせることがないように注意しよう。
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  • 公開日:

    2020年7月27日

  • 更新日:

    2021年10月13日

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