目次
1. 靴が臭くなる原因は「雑菌」

革靴やスニーカーなどが臭くなる原因は、臭いの元となる雑菌が繁殖していることだ。足の裏は汗をかきやすいため、革靴やスニーカーの中は常に汗や皮脂で汚れている。高温多湿を好む雑菌にとって汗でジメジメした靴の中は最適な環境であり、何も対策をしないと雑菌がどんどん増えて靴はさらに強烈な臭いを放つことになる。また、その臭いは靴下や足にも移ってしまうので注意しよう。
2. 嫌な靴の臭い消し8選|今日から対策可能!

靴の臭いを消したいなら、靴の中の雑菌を減らす必要がある。その方法には日光に当てる、10円玉を入れるなどさまざまある。以下で、このような靴の臭いを消す方法について確認しよう。
1.日光に当てる
道具ナシでできる最も手軽な方法が、靴を日光に当てるというもの。革靴やスニーカーなどを履いたら、次の日は数時間ほど天日干ししておこう。そして、次に履くまでに靴を完全に乾燥させたらOKだ。これだけで靴の臭いはだいぶ抑えられる。何足か靴を用意してローテーションさせよう。
2.10円玉を靴に入れる
10円玉などに含まれる銅には、アンモニアや硫化水素といった悪臭成分を分解する効果がある。そのため、靴の中に10円玉を2~5枚程度入れて置くだけで、靴の臭いを取り除くことが可能だ。帰宅後に10円玉を入れておけば、翌日には靴のイヤな臭いが抑えられるだろう。
3.酢スプレーを吹き付ける
除菌効果があるお酢を使うことで、靴のイヤな臭いを消すことが可能だ。事前に「水1:お酢1」を混ぜ合わせてスプレーボトルに入れておき、履き終わった靴の内側と外側にスプレーして乾燥させるというものだ。これだけでも革靴やスニーカーなどの臭いを和らげることができる。なお、靴の臭いがキツイ場合は、酢を溶かしたお湯に5分ほど浸してから乾燥させるのがおすすめだ。
4.重曹袋を靴に入れる
アルカリ性の重曹を使うことで、皮靴やスニーカーなどのイヤな臭いを中和してくれる。靴に直接重傷を振りかける方法などもあるが、日常的に使うなら靴下などに重曹を100g程度入れておき、それを使用後の靴の中に入れるのがおすすめだ。重曹がこぼれないようにしっかりゴムで結んでおこう。
5.丸めた新聞紙を入れる
捨ててしまう新聞紙があるなら、靴の中に丸めて入れるのもおすすめだ。新聞紙には吸湿効果があるため、靴の中の嫌な臭いや湿気を吸い取ってくれる。新聞紙を丸めて、つま先のほうから詰めておこう。なお、殺菌効果は期待できないため、適度に新聞紙を取り替えるようにしよう。
6.固形石鹸を置いておく
靴に乾いた固形石鹸を入れておくだけでも、嫌な臭いを消す効果が期待できる。石鹸にはバクテリア由来の臭いを消す効果があり、さらに嫌な臭いを吸収してくれる効果もあるという。使用後の革靴やスニーカーなどに固形石鹸を入れておき、翌日取り出しておくと良いだろう。
7.木製のシューキーパーを使う
靴の形を整えるのに役立つシューキーパーを使うのもおすすめだ。特に木製のシューキーパーには防臭効果や芳香効果、除湿効果などもあるため、靴の嫌な臭いを取り除く効果が期待できる。靴専門店をはじめ、雑貨店や100円ショップなどでも見かけるので探してみると良いだろう。
8.靴用の消臭スプレーを使う
市販の靴用消臭スプレーを使うのも良いだろう。商品の種類にもよるが、除菌作用・抗菌作用などを持つ消臭スプレーもある。噴射するだけで嫌な臭いを取り除けるので、普段から革靴やスニーカーなどをよく履く人におすすめだ。靴専門店のほか、ドラッグストアやコンビニでも売られている。
3. 頑固な靴の臭いの消し方|丸ごと水洗い

前述のような靴の臭い消しを行っても臭いが取れないときは、靴を丸ごと水洗いするのがおすすめとなっている。革靴・エナメル・スエード製の靴は水洗いが難しいが、布・ビニール・ゴム製の靴であれば基本的に水洗いが可能だ。靴を丸ごと水洗いするときは以下のような手順で行おう。
靴の水洗いの方法・手順
1.40℃程度のぬるま湯を準備する
2.アルカリ性の粉末洗剤を入れる(目安量:1Lあたり5g)
3.靴を入れて30分ほど浸け置きする
4.ブラシや古歯ブラシで目立つ汚れを落とす
5.スニーカーの中と外を磨く
6.風通しの良い場所で乾かす
2.アルカリ性の粉末洗剤を入れる(目安量:1Lあたり5g)
3.靴を入れて30分ほど浸け置きする
4.ブラシや古歯ブラシで目立つ汚れを落とす
5.スニーカーの中と外を磨く
6.風通しの良い場所で乾かす
4. 靴の嫌な臭いの予防法3選|臭いを付けない!

革靴やスニーカーなどに嫌な臭いを付けないためには、足を清潔にしておいたり、靴下や中敷きを使ったりするのがおすすめだ。このような靴の嫌な臭いを防ぐための具体策を3種類紹介する。
1.素足を丁寧に洗う
足が汚れていると、靴に嫌な臭いが付きやすくなる。そのため、素足を丁寧に洗うようにしよう。特に指の間、爪の周り、かかと、くるぶし、足の裏などには汚れが付いていることが多い。固形石鹸とナイロンタオルを使って優しく丁寧にゴシゴシと洗うようにしよう。
2.キレイな靴下を履く
オシャレのために靴下を履かない人もいるが、革靴やスニーカーなどを履くときは基本的に靴下も履くようにしよう。靴下には、足の汗や湿気を吸収する働きがある。そのため、靴の嫌な臭いを防ぐのに役立つ。なお、靴下は抗菌タイプや5本指タイプなどを選ぶとより高い効果が期待できる。
3.中敷きを使う
消臭効果・抗菌効果がある中敷き(インソール)を使うのも臭い対策として有効だ。中敷きの場合は取り外しができるので、中敷きだけこまめに洗ったり、定期的に交換したりすれば靴の中を清潔な状態に保つことができる。中敷きは靴専門店、スポーツ用品店、スーパーなどで売られている。
5. 足の臭い対策に役立つアイテム2選【PR】

靴の臭いを防ぐためには、そもそも足を清潔な状態に保っておくのが重要だ。しかし、手間がかかる対策だと、どうしても途中でやめてしまう可能性が高くなる。そこでここでは、サッと塗るだけで足を清潔な状態にできるおすすめアイテムを紹介する。
1.北の快適工房「ノーノースメル」
「ノーノースメル」は、殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールなどを配合している足用デオドラントクリームのこと。殺菌・抗菌・防臭の3つを兼ね備えており、足の臭いの原因をシャットアウトし、臭いの再発も防止してくれる。1日2回、朝(お出かけ前)と夜(入浴後)にサッと塗るだけという手軽さも魅力のひとつ。忙しい男性にもおすすめの商品といえるだろう。
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2.ココえがお「ティノン」
「ティノン」は、殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールや保湿成分のスクワランなどを配合している足用デオドラントクリームのこと。「殺菌×保湿」をコンセプトに作られており、足の臭いの原因をシャットアウトしつつ乾燥によるダメージもケアしてくれる。こちらも1日2回、朝と夜に使用するのがおすすめとなっている。潤いによるサポートがしたい男性におすすめの商品といえる。
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6. 靴の臭い消しに関するよくある質問

最後に、靴の臭い消しに関するよくある質問に回答する。
Q1.靴が水洗い可能か確認するには?
一般的に、布製、ビニール製、ゴム製などの靴であれば水洗いすることが可能だ。また、水洗いできるかどうかは、靴の洗濯表示や取扱説明書などを確認しよう。なお、洗濯表示の意味については消費者庁の「新しい選択表示」(※1)などで確認すると良いだろう。
Q2.靴は洗濯機で洗うことはできる?
「洗濯可能」の靴であれば、洗濯機で洗うこともできる。洗濯機で洗う際は、中敷きや靴ひもを取り外してから全て洗濯ネットの中に入れる。それから洗濯機の通常モードで洗い、脱水後に陰干しすれば完了だ。ただし、洗濯機の場合は靴が傷む可能性があるので手洗いのほうがおすすめである。
結論
革靴やスニーカーなどから嫌な臭いがすると、自分だけでなく周りの人にも不快な思いをさせてしまう可能性がある。特に、他人の家に行くときや外食で座敷に座るときなどは気になるはずだ。ここで紹介した臭い消しや予防法を取り入れて、ぜひ靴や足の臭いに悩まされないようにしよう。
(参考文献)
監修医師プロフィール:鈴木幹啓先生

鈴木幹啓
日本小児科学会認定小児科専門医
自治医科大学卒業
三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、公立紀南病院で勤務後
すずきこどもクリニックを開院
https://www.suzukikodomo.jp/
株式会社オンラインドクター.com代表取締役
医師-患者プラットフォームを運営
https://ishachoku.com/(イシャチョク)
https://ishachoku.com/karadas/(KARADAs)
著書:医師が教える最強の間食術(アスコム社)
※【PR】箇所は監修者さまは関与しておりません
日本小児科学会認定小児科専門医
自治医科大学卒業
三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、公立紀南病院で勤務後
すずきこどもクリニックを開院
https://www.suzukikodomo.jp/
株式会社オンラインドクター.com代表取締役
医師-患者プラットフォームを運営
https://ishachoku.com/(イシャチョク)
https://ishachoku.com/karadas/(KARADAs)
著書:医師が教える最強の間食術(アスコム社)
※【PR】箇所は監修者さまは関与しておりません