1. ゴム手袋で手荒れしてしまう原因

「手を守るはずのゴム手袋を着けて手荒れを起こしてしまうなんて」と思う方も多いだろう。しかし、意外とこうしたゴム手袋のトラブルは多い。考えられる原因はいくつかある。
ラテックスアレルギーによる手荒れ
とくに天然ゴムを使用しているゴム手袋に多い手荒れの原因がラテックスアレルギーだ。天然ゴムの原料となるのはゴムの木だ。ゴムの木から得た樹液のことをラテックスと呼ぶ。
ラテックスは多くのタンパク質を含んでおり、このタンパク質がアレルゲンとして製造後もゴム手袋に残ることになる。もともとラテックスアレルギーを持っていると、アレルギー反応が出て手荒れの症状となる。
ラテックスは多くのタンパク質を含んでおり、このタンパク質がアレルゲンとして製造後もゴム手袋に残ることになる。もともとラテックスアレルギーを持っていると、アレルギー反応が出て手荒れの症状となる。
パウダー付き手袋による手荒れ
ゴム手袋の着脱をしやすくするために、パウダーが付いたゴム手袋がある。このパウダーはコーンスターチ、つまりトウモロコシが原料になっている。トウモロコシに対してアレルギー反応を起こすケースもある。
また、パウダーによって皮膚の角質が傷つくと、皮膚のバリア機能を失った状態が続くことにより少しの刺激に対しても過剰反応して手荒れを起こす。
また、パウダーによって皮膚の角質が傷つくと、皮膚のバリア機能を失った状態が続くことにより少しの刺激に対しても過剰反応して手荒れを起こす。
2. ゴム手袋による手荒れの症状や対策方法

ゴム手袋が原因の手荒れの症状にはどのような特徴があるのだろう。そして、どのような対策が必要になるのだろうか。
手袋による手荒れの症状
ラテックスアレルギーによる手荒れの症状で最も多いのが、接触じんましんだ。ゴム手袋を装着した部分に、かゆみや赤い湿疹、水泡といった手荒れ症状が現われる。
ゴム手袋に付いているパウダーや添加物が原因の場合は、かぶれ(接触性皮膚炎)という症状が現れる。手湿疹とも呼ばれている。
ゴム手袋に付いているパウダーや添加物が原因の場合は、かぶれ(接触性皮膚炎)という症状が現れる。手湿疹とも呼ばれている。
対処法
ラテックスアレルギーの場合には、手荒れの症状がすぐに現れる。ラテックスとの接触を避けることで、比較的早く症状は緩和されるという特徴がある。
一方、接触性皮膚炎の場合は、手荒れの症状が現れるまでに時間がかかる。使っているゴム手袋を止めてもすぐに症状が改善することは少ない。そのため、ゴム手袋が原因ではなかったと自己判断してしまい、すぐにまた同じゴム手袋を使ってしまうことも多い。違うゴム手袋に買い替えたら、少なくとも1ヶ月は様子を観察することが必要だ。
接触性皮膚炎の場合は角質が傷ついて起こる。皮膚表面の保護のため、こまめにハンドクリームを塗ることが大切だ。
一方、接触性皮膚炎の場合は、手荒れの症状が現れるまでに時間がかかる。使っているゴム手袋を止めてもすぐに症状が改善することは少ない。そのため、ゴム手袋が原因ではなかったと自己判断してしまい、すぐにまた同じゴム手袋を使ってしまうことも多い。違うゴム手袋に買い替えたら、少なくとも1ヶ月は様子を観察することが必要だ。
接触性皮膚炎の場合は角質が傷ついて起こる。皮膚表面の保護のため、こまめにハンドクリームを塗ることが大切だ。
3. 手荒れしないゴム手袋の選び方

ゴム手袋で手荒れが起こる場合の原因は、ゴム手袋の素材にある。そこで、ゴム手袋の選び方が重要ポイントになる。
素材で選ぶ
ラテックスアレルギーが原因であれば、ラテックスフリーのゴム手袋を選ぼう。もし、アレルギーがなくてゴム手袋が原因の場合、今まで使っていたゴム手袋の素材を変えてみよう。
「天然ゴム手袋」「ニトリルゴム手袋」「塩化ビニル樹脂手袋」などいろいろな素材があるので、自分に合った素材を選ぶようにしよう。
また、パウダー付きのゴム手袋は、着脱が簡単で着け心地もいい。しかし、自分の肌に合わないと感じたらパウダーフリーを選ぼう。
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透湿性で選ぶ
ゴム手袋を長時間装着していると、汗でビチャビチャになってしまうことがある。手の皮膚がふやけて角質も傷つきやすくなっており、汗の刺激で手荒れを起こすことがある。
ゴム手袋は通気性がないように思えるが、ポリウレタン製のゴム手袋は通気性がありながら、外からの防水効果が高いという優れものだ。ゴム手袋を選ぶときには、透湿性に高いものを選ぶようにすると、手荒れを防ぐことにつながる。
ゴム手袋は通気性がないように思えるが、ポリウレタン製のゴム手袋は通気性がありながら、外からの防水効果が高いという優れものだ。ゴム手袋を選ぶときには、透湿性に高いものを選ぶようにすると、手荒れを防ぐことにつながる。
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4. ゴム手袋による手荒れを防止するコツ

ゴム手袋は、ゴムに含まれる成分によってかぶれやアレルギーなどの手荒れ症状が出ることが多い。手荒れを防止するコツを紹介しよう。
ゴム手袋の下に木綿手袋を装着する
接触性皮膚炎の場合、ゴム手袋の下に薄手の木綿手袋をすることでゴム手袋からの成分から手を守ることができるため手荒れを改善できる。汗も吸収してくれるので、汗による刺激からも手を守ることができる。
しかし、水溶性蛋白質であるラテックスは、ゴム手袋の中が蒸れることでラテックスが体の中に入り込んでしまう。完全に手荒れを防ぐことはできないので注意しよう。
しかし、水溶性蛋白質であるラテックスは、ゴム手袋の中が蒸れることでラテックスが体の中に入り込んでしまう。完全に手荒れを防ぐことはできないので注意しよう。
結論
ゴム手袋は手荒れから手を守るために装着しているのに、なぜ手荒れが起こってしまうのか。その原因は、ゴム手袋の素材にあるといっていいだろう。もし、ラテックスアレルギーを持っていたら、天然ゴムのゴム手袋の使用を止めよう。パウダーも体質によっては手荒れを起こす。ゴム手袋にはいろいろな素材がある。今使っているゴム手袋を見直して、違う素材のゴム手袋を試してみよう。きっと自分に合ったゴム手袋が見つかるはずだ。