このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
茶葉を長持ちさせる保存方法は?開封後と未開封に分けて解説

茶葉を長持ちさせる保存方法は?開封後と未開封に分けて解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年10月15日

美味しいお茶を楽しむためには茶葉を適切に保存する必要がある。方法を間違えると劣化が早まり味や風味が変化してしまう。この記事では、お茶の保存に適した保存容器と保存方法について解説する。保存するときの注意点や保存ができる期間の目安、美味しさを長く楽しむコツなど、役立つ知識をまとめた。

  

1. 茶葉の保存におすすめの容器

一度開封した茶葉は湿気や日光を避けて保存する必要がある。茶葉の保存に適した容器の選び方と、おすすめの容器について詳しく解説しよう。

劣化を防ぐ容器を選ぶ

お茶は湿気や酸素、日光、熱によって劣化する。開封した袋に入れたままにすると、味や香りが悪くなる可能性があるので注意が必要だ。

密封や光の遮断ができる容器を選んで茶葉を保存しよう。日光が入るガラスのビンやタッパー、空気と触れやすい広口の容器は、保存に向かないので使用は避けてほしい。

茶筒がおすすめ

茶葉の保存には密閉性が高く日光を通さない茶筒や缶がおすすめだ。ゴムパッキンがついたタイプや中蓋がついたタイプの茶筒はとくに密閉性が高く、入れた茶葉が劣化しにくい。

ただし、茶筒以外の缶を転用する場合、もともと入れていたもののにおいが茶葉に移る可能性がある。食材を入れたことがない缶を使うか、専用の茶筒を用意したほうがよいだろう。
おすすめ商品

2. 茶葉の正しい保存方法

茶葉の劣化を防ぐ保存方法についてチェックしよう。未開封と開封後の保存方法の違いや冷凍保存の方法を紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

未開封の茶葉を保存

未開封の茶葉は冷暗所で保存するのが基本だ。袋のまま冷蔵庫や戸棚に入れて保存しよう。ただし、冷蔵庫で冷えた茶葉をすぐに開封すると結露で湿気てしまう。冷蔵庫から出したら一定時間放置して、常温に戻ったのを確認してから開封してほしい。

開封後の茶葉を保存

開封後の茶葉は茶筒などの容器に移してから冷暗所に常温で保存する。食品のにおいが移ったり湿気たりする可能性があるので、冷蔵庫の中に入れてはいけない。開封した茶葉はなるべく早く飲みきるのがポイントだ。

冷凍する方法

短期間で飲みきれない量の茶葉は冷凍で保存すれば劣化を抑えられる。開封前の茶葉はチャック付きのビニール袋に入れて、空気を抜いてから冷凍庫に保存しよう。

開封後の茶葉は袋の上からラップでぴったり包み、同じようにチャック付きビニール袋に入れる。冷蔵庫で保管したときと同様に、常温に戻してから開封するのがポイントだ。

3. 茶葉を保存する際の注意点

茶葉の保存には2つの注意点がある。保存場所や空気との接触など、重要なポイントを解説しよう。

保存場所に注意する

茶葉は湿気や日光、熱によって劣化する。水気が多いシンクや光が入る窓、熱くなるガスコンロの近くを避けて保存するのがポイントだ。引き出しの中や食器棚の奥など、湿気が少なく日光があたらない保存場所を選ぼう。

空気との接触を減らす

フタの開け閉めを繰り返すと、酸素や湿気が容器の中に入るので劣化しやすい。茶葉を使うときは空気に触れないようにすぐフタを閉めよう。また、容器の上まで茶葉を入れれば、空気に触れる範囲が少なくなる。

4. 茶葉はどれくらい保存できる?

茶葉は時間がたつにつれて劣化していく。保存できる期間の目安について詳しく説明しよう。

賞味期限を確認

美味しいお茶を楽しむためには賞味期限を守ることが重要だ。複数の茶葉を購入した場合は適切に保存して、賞味期限が近いものから消費しよう。古くなった茶葉は弱火で炒ってほうじ茶にしたり、お茶パックに入れて消臭剤にしたり、そのまま飲む以外の活用方法を試してほしい。

開封後はいつまで保存できる?

茶葉の賞味期限は開封前のものだ。開封した茶葉は少しずつ劣化していくので、できるだけ早く飲みきろう。密封容器で保存して2週間~1ヶ月くらいまでが、茶葉の味や香りを十分に楽しめる期間だと考えてほしい。

5. 茶葉の美味しさをより長く楽しむ保存のコツ

ちょっとしたコツを知っておけば茶葉の風味や香りを長く保てる。2つのポイントを実践すれば、茶葉の劣化を遅らせることが可能だ。

大量買いに注意

一度に大量の茶葉を購入すると消費するのが難しい。賞味期限がきれてしまうのを防ぐために、無理なく飲みきれる量を購入して保存しよう。ご家庭での消費量を把握すれば最適な量がわかる。お茶を淹れる機会が少ないなら少量パックの茶葉がおすすめだ。

湿気・酸化対策をする

茶葉の湿気対策をして保存すれば劣化を抑えられる。吸湿性のある珪藻土の茶さじや脱酸素剤など、湿気と酸化対策用のアイテムを活用しよう。脱酸素剤にはいろいろな種類があるので、お茶に適したタイプを選んでほしい。

小分けにする

茶葉を多めに購入した場合は別々の容器に小分けして保存しよう。小さなサイズの茶筒を複数用意しておくと便利だ。少量で使いきれば開け閉めする回数と空気に触れる機会が減るため、お茶の劣化を遅らせることができる。

結論

お茶の味や香りを保ちたいなら正しい方法で保存しよう。適切な保存容器と場所がわかれば、最後まで美味しく飲める。ただし、開封後の茶葉は2週間~1ヶ月以内に消費するのが望ましいので飲みきれる量をその都度購入しよう。貰い物などで消費できない茶葉がある場合は、早めに冷凍して保存するのがおすすめだ。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2020年8月17日

  • 更新日:

    2021年10月15日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧