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洗濯物を干している浴室内の写真

浴室乾燥機で洗濯物が乾くまでの時間は?電気代を抑えるコツも伝授!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年8月15日

雨の日や夜間などに浴室乾燥機で洗濯物を乾かす際、何時間くらい運転させればよいのか悩む方も多いのではないだろうか?もちろん洗濯物の量などで変わるが、本稿では時間の目安を解説していくので参考になれば幸いだ。あわせて浴室を乾燥させるために要する時間や電気代の目安、節電のコツなどもお伝えする。

  

1. 浴室乾燥機の機能とメリット

浴室乾燥機の写真
まずは浴室乾燥機について詳しく解説しよう。

浴室乾燥機の主な機能

浴室乾燥機の機種などによって変わるが、基本的には次のような機能が搭載されている。

【浴室の換気】

いわゆる換気扇としての機能だ。機種により、任意の時間だけ換気するモードや24時間換気モードなどが搭載されている。

【洗濯物の乾燥】

重宝する方が多い浴室乾燥機能だ。浴室そのものを温風で乾燥させることもできるが、一般的には衣類乾燥を目的に使用することが多い。いわゆるドラム式のタンブル乾燥機よりは能力が低いが、電気代が抑えられるし洗濯物へのダメージも少ない。

浴室乾燥機のメリット

続いて浴室乾燥機のメリットを見てみよう。

【雨や花粉などを気にせず洗濯物を乾かせる】

浴室乾燥機は浴室内にあるため、天気や外の空気に含まれる有害物質などの影響をほとんど受けない。雨の日も安心して干せるし、花粉やPM2.5、排気ガスなどが洗濯物に付着するリスクもほぼないと考えてよいだろう。

【洗濯物のシワやダメージを抑えられる】

タンブル乾燥機を使用した場合、洗濯物同士が擦れ合ったり庫内に叩きつけられたりするため、多少なりともダメージを受ける。その点、浴室乾燥機は洗濯物をハンガーやバーに掛けたまま乾かせるので、洗濯物へのダメージはほとんどない。

【浴室のカビを防ぐ効果が期待できる】

浴室を効率よく乾燥させることにより、カビの発生を防ぐ効果も期待できる。

2. 浴室乾燥機の「浴室乾燥モード」で洗濯物が乾くまでの時間は?

浴室乾燥機で洗濯物を乾かしているところの写真
浴室乾燥機を使って洗濯物を乾かそうとした場合、どれくらいの時間運転すればよいのだろうか?目安を解説しよう。

2〜4時間程度が目安

一般的には2〜4時間程度が目安とされている。Tシャツや靴下といった日常的な洗濯物であれば2〜3時間もあれば十分というケースも多い。湿度が高い梅雨時、あるいは浴室の使用後で水気や湿気が残っている場合などは4時間またはそれ以上かかることもあるが、目安として2〜3時間程度と考えておいてよいだろう。

【パナソニック】

品番で異なるものの、乾きやすいワイシャツや靴下で2〜3時間、季節や浴室の状況により4時間以上かかることもある。(※1)

【ノーリツ】

室温や運転条件、洗濯物の量などで変わるものの、室温20度・湿度60%・脱水機で3分間高速脱水した洗濯物2kgという条件では、電気式が約2時間、温水式が約45分間、エプロン内蔵バス暖が1時間〜1時間半である。(※2)

洗濯物の厚みや素材、量などでも変わる

もちろん、洗濯物によっても時間は変わる。薄い綿のシャツであれば1時間30分などで乾くこともあるし、デニムなど厚手の生地は3時間で乾かないこともある。また浴室乾燥機のメーカーや機種、能力や浴室の広さ・状況、季節などさまざまな条件で変わることも覚えておいていただきたい。

3. 浴室乾燥機の「換気モード」で浴室を換気させる時間は?

浴室乾燥機で浴室を乾燥させているところの写真
せっかくなので、入浴したあとの浴室を換気したいとき、浴室乾燥機を何時間くらい運転すればよいのかという目安も解説しておこう。

浴室の換気なら1〜2時間で十分

換気モードで浴室内を換気させたいときは、1〜2時間ほど運転すれば十分だろう。より短縮したいという場合は、お風呂から上がる際にバスタオルなどで水気を拭き取っておくと効率的だ。

4. 浴室乾燥機1時間あたりの電気代はいくらなのか?

電卓の写真
梅雨の時期などは浴室乾燥機を毎日使いたくなるものだが、そこで心配になってくるのが電気代だろう。

浴室乾燥機「乾燥モード」の1時間あたりの電気代の目安

やはりメーカーや機種、浴室内の状況や季節、運転モードなどさまざまな要因で変わってくるが、浴室乾燥機の「浴室乾燥モード」の場合、1時間あたりの電気代は30〜50円程度とされている。仮に毎日2時間使用したとすると、1カ月あたりの電気代は1,800〜3,000円程度になる。さすがにこれは使いすぎなので、浴室乾燥機を使いつつ少しでも電気代を抑えるための工夫が必要だ。

浴室乾燥機「換気モード」の1時間あたりの電気代の目安

一方、乾燥ではなく換気モードで使用した場合の電気代はいくらくらいになるのだろうか?こちらも機種などで変わるが、浴室乾燥モードよりはかなり安い。目安として1時間あたり0.5〜0.9円といったところだろう。

【24時間365日運転した場合の電気代は?】

浴室乾燥は24時間運転させているというご家庭も多いのではないだろうか?この場合の電気代はいくらになるのか計算してみよう。1時間あたり0.5円とした場合「0.5円×24時間×365日=4,380円」、1カ月にするとわずか365円だ。カビ防止などの効果を考えると、24時間365日換気運転したままでもよいのではないだろうか?

5. 浴室乾燥機の「浴室乾燥モード」の時間を短くして電気代を節約するコツ

洗濯物を浴室乾燥機で乾かしている写真
浴室乾燥機は、洗濯物の乾燥や浴室のカビ予防などのためにも積極的に使用したいところだが、上述のようにとりわけ浴室乾燥モードは電気代が高い。そこで、浴室乾燥モードの使用時間をできる限り短くして電気代を抑えるコツを紹介しよう。

浴室内の水滴を拭き取り、浴槽にはふたをする

浴室乾燥機の使用時間を短くするためにも、浴室の天井や壁、床などに残っている水滴を拭き取っておこう。また浴槽にふたをするのも有効である。浴槽内の水滴が蒸発してもふたが防いでくれるし、排水口からのぼってくる水分も防げる。これだけでも乾燥効率が変わるため、使用時間を短くできるはずだ。

洗濯物の乾燥は2時間に留めて部屋干しに移行する

洗濯物を乾燥させたいときは、2時間程度に留めておこう。2時間も乾燥させれば洗濯物も温まっている。そこから素早く部屋干しに持っていくことで、部屋干しの時間も短縮させられる。もちろん、部屋干しをする際はサーキュレーターや扇風機で風を当てたり、除湿機やエアコンの除湿運転も駆使することが大切だ。

洗濯物の「干し方」をひと工夫する

洗濯物同士の間隔をあけて風がよく通るようにしておこう。また、シャツなどはハンガーにかけること、乾きにくい洗濯物は吹出口の近くに持ってくることなども、使用時間を短くするコツである。ボトムスなどの生地が厚いものは裏返して干すのもおすすめだ。

浴室乾燥機をこまめに掃除する

浴室乾燥機を掃除せずにいると、フィルターにホコリが溜まる。能力を最大限発揮できなければ期待したほど乾かせず、運転時間が延びてしまうおそれがある。最低でも3〜6カ月に1回、頻繁に使用するご家庭なら1〜2カ月に1回は掃除をしよう。

電気代が安くなる時間帯に使う

契約プランにもよるが、夜間や休日などに電気使用料金が安くなる契約なら、その時間帯を狙って浴室乾燥機を使用する手もある。そうしたプランではない場合、気温が高い日中に使えば乾きやすいため電気代の節約につながる。

結論

浴室乾燥機は、浴室の換気や洗濯物の乾燥などに使用できる便利な設備だ。だが「浴室乾燥モード」は電気代が意外と高いため、使用時間をいかに減らすかが節約のカギとなる。ぜひ本稿で紹介した洗濯物の干し方などのひと工夫を取り入れてみよう。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2020年9月 6日

  • 更新日:

    2022年8月15日

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