1. 衣類の収納ケースはサイズが重要

せっかく収納ケースを購入しても、サイズが合わなければ失敗だ。ほかに用途がなければ粗大ゴミになってしまうかもしれない。衣類の収納ケースはサイズ選びが何よりも重要なので覚えておこう。
「幅・奥行き・高さ」は忘れず測ろう
クローゼットや押入れ、ベッド下など衣類の収納ケースを置く場所を決めて、幅・奥行き・高さの3点を測るだけなので難しいことはない。「このサイズだろう」となんとなく選ばず、きちんと測っておくことが大切だ。
蝶番や出っ張りなどに要注意
蝶番や出っ張りなどには気をつけよう。収納ケースを購入してからそれらに気づいても、蝶番が邪魔で入り切らないなど失敗するおそれがある。
奥行きをフルで活用する必要はない
スペースが十分にあるとフルで使い切りたくなるかもしれない。だが奥行きがある場合、フル活用するかどうかは少し冷静に考えよう。なぜなら、奥の方へ収納した衣類は見えにくく取り出しにくいからだ。何年も詰め込まれたままでシワだらけになった、虫食いが発生していたということのないようにしてほしい。
先に衣類を整理しておくことも大切
収納ケースを購入する前に衣類の整理をすることも、効率よく収納するためのコツだ。この場合の整理とは主に着る・着ないを仕分けすることだが「今」着るものとそうでないものに分けるのがポイントになる。仕分けをして残った衣類に対し、ジャストサイズの収納ケースを探そう。
2. 衣類の収納ケースを選ぶときのポイント

もちろん、サイズ以外にも衣類の収納ケースを選ぶポイントがある。以下にまとめたので参考にしてほしい。
キャスター付きだと便利
衣類の収納ケースをベッド下やクローゼットのやや奥の方などに置く場合、キャスター付きがおすすめだ。出し入れしやすいし、引きずらずに済むので床も傷つけにくい。掃除をする際も移動させやすいというメリットがある。
上段や天袋には布製がおすすめ
逆にクローゼットの上段や押入れの天袋などに置くのであれば、キャスターはないほうがよい。何かの拍子に動き出して落下すればケガをするおそれがある。布製など柔らかい素材のもので、ファスナーで開閉するタイプがおすすめだ。
重ねるなら引き出しタイプ
積み重ねて使いたいのであれば、ふたを開閉するボックスタイプではなく引き出しタイプの収納ケースを選ぼう。
色はシンプルな白を基準に
透明や半透明の収納ケースは色が見えるので、どの衣類が入っているか判断しやすい。だがそれは、あくまで前方のごく一部の色だ。奥の方へ入れた衣類は、覚えていなければ結局引き出すなどして確認することになる。それよりも、クローゼットや押入れをスッキリ見せるため白などシンプルな色で統一することをおすすめする。
3. 衣類の収納ケースの中をひと工夫すると便利

衣類を収納ケースに入れれば、部屋の中はスッキリするだろう。クローゼットや押入れ、ベッド下などもまとまっているように見えるはずだ。だが肝心の「収納ケースの中」はどうだろうか?より使い勝手をよくするひと工夫を紹介する。
ブックエンドなどで「仕切り」を作るだけ
そのひと工夫とは、100均でも簡単に手に入るブックエンドなどを使って衣類を仕切るというものだ。これなら、出し入れの際に衣類が動いて重なったり崩れたりするのを防げる。ブックエンドではなく、カゴや不織布製の仕切りなどを収納ケースに入れる方法もある。シャツ類はブックエンド、靴下など小物はカゴといったように、衣類によってアイテムを使い分けるとよいだろう。
4. おすすめの衣類収納ケース3選

最後に、衣類の収納ケースのおすすめを3つ紹介する。
ベルメゾン「フラップ・引出し収納ケース」
扉がフラップ(パタパタ開閉する)タイプの衣類の収納ケースだ。出し入れしやすく、重ねることも可能なので衣類が増えたときも手軽に追加できる。
天馬「フィッツケース モノ クローゼット M-53」
幅39cm、奥行き53cm、高さ23cmとクローゼットにピッタリな衣類の収納ケースがこちら。ワイシャツ10枚が目安と収納力もしっかりある。3段まで積み重ねOKだ。
ニトリ「セレスFD 押入れケース 浅型」
幅39cm、奥行き74cm、高さ18cmという、半透明の収納ケース。奥行きのある押入れにはこちらがおすすめだ。もちろん重ねて使うこともできる。
結論
衣類の収納ケース選びで何よりも大切なのはサイズである。幅・奥行き・高さはもちろん、蝶番や出っ張りの有無も忘れずにチェックしておこう。収納ケースは、ブックエンドなどを使って衣類同士を仕切るといったひと工夫取でより便利に使えるので、ぜひ試してみてほしい。