1. フローリングの黒ずみの原因とは?

フローリングに黒ずみが発生する原因は主に3つだ。原因によって適した掃除方法が変わるので、ぜひチェックしてほしい。
皮脂や汗の汚れ
フローリングを裸足で歩くと皮脂や汗が付着する。足の裏は汗をかきやすく、一見するとキレイでも汚れているケースは多い。
皮脂や汗が蓄積されると時間の経過で少しずつ黒ずみに変化する。家族が集まるリビングや、人が通る階段や廊下の中央に発生しやすいので、確認してみよう。
皮脂や汗が蓄積されると時間の経過で少しずつ黒ずみに変化する。家族が集まるリビングや、人が通る階段や廊下の中央に発生しやすいので、確認してみよう。
飛び散った油
キッチンで発生した黒ずみは油汚れが原因のケースが多い。調理で油を使用すると周囲に飛び散ってフローリングに付着することがある。気づかず放置したり掃除が不十分だったりすると、時間の経過で黒ずみになるだろう。
黒カビ
黒カビが発生する原因は湿気と温度だ。窓の下のように結露しやすい場所や、汗を吸い込んだ布団やカーペットの下に注意しよう。放置するとカビは酷くなるので早めの対処が必要だ。
結露は温度差で発生するので冬は特に注意してほしい。冷たいフローリングと体温が移った布団やカーペットの間にも結露は発生するので、敷きっぱなしにするのは避けよう。
結露は温度差で発生するので冬は特に注意してほしい。冷たいフローリングと体温が移った布団やカーペットの間にも結露は発生するので、敷きっぱなしにするのは避けよう。
2. フローリングの黒ずみの取り方

フローリングの黒ずみに効果的な洗剤と取り方について紹介する。皮脂や汗が原因の黒ずみなら、スッキリと落とすことが可能だ。
おすすめの洗剤は?
フローリングの掃除には専用の洗剤がおすすめだ。除菌や消臭、防汚効果がある洗剤もあり、効率よく黒ずみを落とせる。使用後の水拭きが必要ないタイプなら掃除も楽だ。
ほかの洗剤を代用するなら、ワックスを剥がすことなく掃除できる中性洗剤がよいだろう。台所用中性洗剤を水に溶かして、拭き掃除に使用してほしい。
ほかの洗剤を代用するなら、ワックスを剥がすことなく掃除できる中性洗剤がよいだろう。台所用中性洗剤を水に溶かして、拭き掃除に使用してほしい。
黒ずみの落とし方
必要な道具はフロアワイパーとドライシート、洗剤、雑巾(2枚)だ。食器用中性洗剤は、水2リットルに小さじ1の割合で溶かして雑巾を浸してから使用する。
- ドライシートを使って小さなゴミを除去する
- 掃除機をかけて溝に入り込んだゴミを取り除く
- 洗剤と雑巾を使って黒ずみを落とす
- キレイな水と雑巾で洗剤を拭き取る
落ちにくい黒ずみは繰り返して拭くのがポイントだ。ペットや小さなお子さんがいるご家庭は、フローリングに洗剤が残らないよう念入りに水拭きをしてほしい。
3. 頑固で取れないフローリングの黒ずみの落とし方

フローリング用の洗剤や食器用中性洗剤でも黒ずみが落ちないときは、別の方法を試そう。重曹を使った落とし方と、黒カビの除去方法について紹介する。
重曹を使おう
アルカリ性の性質をもつ重曹は、酸性の汚れである皮脂や油に高い効果を発揮する。ただし、ワックスが剥がれる可能性があるので、使い方には注意が必要だ。また、一般的なアルカリ性洗剤はワックスを溶かす可能性が高いため、フローリングには使用できない。
重曹をそのまま使うとフローリングが傷むので適度に薄める。水100mlに小さじ1の重曹を混ぜて布を浸したら、黒ずみを優しくこすろう。重曹が残るとフローリングが白くなるので、軽く水拭きするとよい。
重曹をそのまま使うとフローリングが傷むので適度に薄める。水100mlに小さじ1の重曹を混ぜて布を浸したら、黒ずみを優しくこすろう。重曹が残るとフローリングが白くなるので、軽く水拭きするとよい。
黒カビの除去
黒カビの除去にはアルコール除菌スプレーがおすすめだ。軽く水拭きをしたあとに、アルコール除菌スプレーを吹きかける。あとは隙間のカビを爪楊枝でかき出してキレイに乾拭きをしよう。
ただし、黒カビを除菌しても黒ずみが残る可能性がある。漂白効果がある塩素系カビ取り剤はフローリングが変色させるので使用できない。アルコール除菌スプレーで落ちなかったり色が残ったりする場合は、掃除業者に依頼しよう。
ただし、黒カビを除菌しても黒ずみが残る可能性がある。漂白効果がある塩素系カビ取り剤はフローリングが変色させるので使用できない。アルコール除菌スプレーで落ちなかったり色が残ったりする場合は、掃除業者に依頼しよう。
4. フローリングの黒ずみを予防するコツ

フローリングの黒ずみは対策をすれば防ぐことが可能だ。3つの予防法について解説するので、ぜひ実践してほしい。
毎日掃除をする
黒ずみの原因になる汚れを除去しておけば黒ずみにはならない。フロアワイパーとドライシートを使って毎日掃除をし、飛び散った油はすぐに拭き取ろう。
1ヶ月に1度ほどの水拭きをして付着した皮脂を落とすとさらに効果的だ。また、スリッパに汚れが付着しているとフローリングに移るので、スリッパの裏も拭いて清潔に保とう。
1ヶ月に1度ほどの水拭きをして付着した皮脂を落とすとさらに効果的だ。また、スリッパに汚れが付着しているとフローリングに移るので、スリッパの裏も拭いて清潔に保とう。
湿気対策をする
カビの原因になる湿気は天気のよい日に換気すれば除去できる。カーペットや布団はフローリングに敷きっぱなしにせず、定期的に干すのがおすすめだ。窓の下に結露が溜まる冬は、乾いた布で定期的に拭き取ってほしい。
ワックスをかける
ワックスは時間がたてば劣化して黒ずみの原因になる。定期的に古いワックスを剥がして、5年に1回くらいの頻度で塗り替えるのがおすすめだ。。自分で塗るのが難しい場合は、業者の利用も検討しよう。
結論
フローリングの黒ずみのほとんどは落とすことが可能だ。ドライシートや中性洗剤を使用してキレイに掃除しよう。頑固な黒ずみに有効な重曹だが、ワックスが剥がれる可能性があるので慎重に使ってほしい。フローリングを清潔に保ったり湿気を除去したりと、日頃からの黒ずみ予防も怠らないようにしよう。