1. すのこベッドは油断するとカビが生える

通気性がいいすのこベッドとはいえ、使い方次第ではカビが生えてしまうこともある。カビは適度な「温度と湿度」そして「エサ」があれば生育し繁殖する。この場合のエサとは、髪の毛、皮脂、フケ、ホコリなど寝具に付着しやすい汚れだ。
カビの原因
ヒトは、寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われている。加えて、寝具には熱もこもるためある程度の湿度や温度が保たれており、前述のような汚れ=カビのエサもあるなど、カビが好む環境が整っている。
すのこベッドの上にマットレスを敷いている方は多いと思うが、マットレスが吸収しきれない汗やこもった湿気などは、すのこベッドにまで及んでしまうことがある。そうなると、いくら通気性がよくてもカビが生えやすくなるという訳だ。
とくにマットレスを敷きっぱなしの方は要注意。マットレスとすのこベッドが接している面は湿気が抜けきらず、常にジメジメしていると思っていいだろう。
すのこベッドの上にマットレスを敷いている方は多いと思うが、マットレスが吸収しきれない汗やこもった湿気などは、すのこベッドにまで及んでしまうことがある。そうなると、いくら通気性がよくてもカビが生えやすくなるという訳だ。
とくにマットレスを敷きっぱなしの方は要注意。マットレスとすのこベッドが接している面は湿気が抜けきらず、常にジメジメしていると思っていいだろう。
2. すのこベッドに生えたカビの取り方

すのこベッドに生えたカビを取る3つの方法を紹介していく。
アルコール
- アルコール(パストリーゼなど市販の除菌スプレーでOK)
- ティッシュ
- マスクとゴム手袋
- ゴミ袋
以上を揃え、マスクとゴム手袋を装着しよう。まずはすのこベッドの上や周りを片付け、カビめがけてアルコールをたっぷりスプレーする。アルコールが飛んだらティッシュでカビを拭き取り、窓を開放して1〜2時間、十分乾燥させる。
あるいは、ティッシュにアルコールを含ませてカビを直接拭き取り、最後にすのこベッドを乾燥させるといった方法でもいい。いずれにせよ、ティッシュは惜しまず次々と新しいものを使うことでカビが広がるのを防ごう。
ついでに、すのこベッドの下に収納していたモノや周りに置いておいたモノにカビが移っていないか確認し、怪しい場所があればアルコールで除菌しておこう。
あるいは、ティッシュにアルコールを含ませてカビを直接拭き取り、最後にすのこベッドを乾燥させるといった方法でもいい。いずれにせよ、ティッシュは惜しまず次々と新しいものを使うことでカビが広がるのを防ごう。
ついでに、すのこベッドの下に収納していたモノや周りに置いておいたモノにカビが移っていないか確認し、怪しい場所があればアルコールで除菌しておこう。
漂白剤
- 塩素系漂白剤(カビキラーやキッチンハイターなどでOK)
- 水拭き用の雑巾
- マスクとゴム手袋
すのこベッドのガンコな黒カビは、アルコールでは除菌しきれないこともある。その場合は、漂白剤をカビに直接かけて数分待ち、雑巾で水拭きしよう。こするとカビを広げてしまうおそれがあるため「拭き取る」イメージで、カビと接する面を変えながら除去していくのがコツだ。
ヤスリ・サンドペーパー
すのこベッドを削ってしまう方法だ。激しく削るとカビの胞子が飛散するかもしれないため、優しく削っていこう。ただし、すのこベッド自体を傷つける作業のため、ここまでするくらいなら買い替えを検討したほうがよいかもしれない。
3. 今日からできる!すのこベッドのカビ対策

すのこベッドはちょっとした習慣でカビを生えにくくすることができる。どれも簡単で今日からできるものばかりなので、ぜひ実践してほしい。
すのこベッドのカビ対策5選
- マットレスを干す
- すのこベッドを乾燥させる
- アルコールで除菌する
- 寝室はこまめに換気する
- 寝室の湿度をコントロールする
これらがカビ対策になる。起きたらマットレスをあげ、すのこベッドの表面を乾燥させる。マットレスも風通しのいい場所で陰干しできればベターだ。ついでに、アルコールで除菌しておくとさらに効果的。室内は意識してこまめに換気し、湿気を逃しておこう。エアコンの除湿機能や除湿機を使って湿度をコントロールするのもおすすめだ。
なお、すのこベッドとマットレスの間に除湿シートを敷く方法もある。ネットで手軽に手に入るので、カビ対策のプラスアルファとして活用してはいかがだろうか。
なお、すのこベッドとマットレスの間に除湿シートを敷く方法もある。ネットで手軽に手に入るので、カビ対策のプラスアルファとして活用してはいかがだろうか。
4. カビにくい「桐」のすのこベッドもおすすめ

すのこベッドに生えるカビは、湿気などが主な原因だ。もちろんお伝えした対策も重要だが、そもそもカビが生えにくいすのこベッドに買い替えるという方法もある。
桐のすのこベッドがすごい
すのこベッドにはさまざまな木材が使用されているが、その中でもカビが生えにくのは「桐」のすのこベッドだ。
桐は、湿度に応じて自ら膨張・収縮する性質を持っている。湿度の高いときは湿気を取り込まないように膨張して気密性を高め、湿度が低いときは収縮して通気性を確保しているのだ。軽量で断熱効果もあるので、カビが生えにくいすのこベッドをお探しの方にはピッタリだ。
桐は、湿度に応じて自ら膨張・収縮する性質を持っている。湿度の高いときは湿気を取り込まないように膨張して気密性を高め、湿度が低いときは収縮して通気性を確保しているのだ。軽量で断熱効果もあるので、カビが生えにくいすのこベッドをお探しの方にはピッタリだ。
結論
通気性のいいすのこベッドでも、マットレスを敷きっぱなしにしていれば湿気が溜まり、やがてカビが生えてしまう。すのこベッドを使用中の方は「起きたらマットレスをあげる」を習慣にし、こまめな換気や湿度調整でカビが生えてしまうのを防ごう。