このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
箪笥の数え方には種類がある?なぜ棹と数えるのか理由を紹介

箪笥の数え方には種類がある?なぜ棹と数えるのか理由を紹介

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

2020年10月 1日

ものにはさまざまな数え方があり、単位を使い分ける必要がある。変わった単位は多く、箪笥(タンス)の数え方もその一つだ。この記事では箪笥の正しい数え方や単位の語源について紹介する。箪笥の数え方には種類があるので、そちらも併せてチェックしよう。箪笥以外の珍しい数え方についても解説するので、すぐ話せる雑学としてぜひ覚えてほしい。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 数え方の前に!そもそも箪笥とは?

日本人に馴染み深い箪笥だが、種類や歴史まで知っている方は少ないだろう。数え方をチェックする前に、知っておきたいポイントをまとめた。

箪笥とは?

箪笥は衣類や小物を保管するための家具だ。引き出しや棚がついているのが特徴で、一般的に木材を使用して作る。クスノキやサクラ、コクタンなどの木材を使用するが、衣装用としては防湿性や防虫性に優れたキリがとくに高品質だとされる。

古くから日本で使われてきた和箪笥のほかに、洋風のデザインの洋箪笥などいろいろな種類がある。茶器や食器を入れる茶箪笥、茶道具を持ち運ぶための旅箪笥(利休箪笥)、刀を収納するための刀箪笥もあるので、数え方と一緒にチェックしてみよう。

箪笥の歴史と語源

数え方は歴史と深く関係している。引き出し式の箪笥が登場したのは江戸時代の初めだ。当時は多くの衣装を所有していた上流階級が所有するもので、庶民は木製のおひつやつづらを使用していた。広く普及するようになったのは江戸末期になってからになる。

「箪」と「笥」は別々の言葉で、中国語で箪は丸い飯びつ、笥は四角い箱を意味している。安土桃山時代のころは「担子」というを漢字を使用しており、もともとは茶道具や武器を持ち運ぶ箱を指す。大型になることによって漢字が変化し、箪笥になったという説が一般的だ。

2. 箪笥の数え方の単位や語源

箪笥の基本的な数え方についてチェックしよう。なぜその単位で数えるようになったのか、詳しい理由と併せて説明する。

箪笥の数え方は「棹」

箪笥の数え方は「棹(さお)」だ。棹(竿)は箪笥や長持ちを担いで運ぶために使う棒を指し、一棹、二棹、三棹というように数える。現在は使用する機会が減っており、ほかの数え方を使用するケースも多い。

棹と数えるようになった理由

棹を箪笥に通して運んだことが語源となっている。箪笥が普及する前は、火事のときに持ち出せるよう下部に車をつけた「車長持」を使用していた。しかし、江戸の大火災のときに車長持で路地がふさがり多数の被害がでたことで、江戸や大阪、京都で製造が中止される。

そこで登場したのが棹を通して運べる長持ちで、あとから普及した箪笥にもその構造が取り入れられた。箪笥に棹を通して運ぶことから、棹という単位になったとされる。

3. 箪笥の棹以外の数え方

箪笥には棹以外にもいくつか数え方がある。それぞれの違いを紹介するので、シーンや箪笥の種類で使い分けてほしい。

台は機械や車両に使われる数え方だ。ベッドや棚など家具を数えるときの単位にもなるので、箪笥にも使うことが可能だ。箪笥の種類やシーンを選ばないため、棹と並ぶ基本的な数え方といえるだろう。

点は品物を数えるときの数え方だ。家具店などで箪笥を商品として数えるときに、使用するのが一般的だろう。ご家庭ではあまり使わない数え方なので注意が必要だ。

組はペアになっているものを数えるときに使う。和箪笥は複数に分かれることがあり、セットになっているものなら組が適切だろう。また、重ねて使用する箪笥なら、重(かさね)という単位が使用できる。

4. 箪笥以外にも変わった数え方をするものがあった

箪笥以外にも面白い数え方をするものはたくさんある。面白い雑学として役立つので、ぜひチェックしてほしい。

うさぎ

動物の数え方は匹か頭が基本だが、うさぎは鳥と同じように羽(わ)で数えるのが一般的だ。お坊さんが食べるために鳥ということにした、長い耳が羽に見えるなど、いろいろな説が存在する。

ようかん

ようかんの数え方は箪笥と同じ棹になる。ようかんを固める型が船と呼ばれていたのが理由だ。船を操る船棹(ふなざお)からきた単位だとされている。

本棚

本棚を数える単位は複数あり、その一つが架(か)だ。本棚が書架と呼ばれるためこの数え方を使用する。架のほかには箪笥と同じ台や、本を使うことも可能だ。

テント

テントの数え方には張(り)を使用する。読み方は「はり」と「ちょう」の2種類があり、どちらでも正しい。蚊帳(かや)や和傘、幕にも使える数え方だ。

結論

箪笥の数え方には棹を使用する。江戸時代に棹を通して運んでいたことから、棹という単位を使うようになった。台や点、組などの数え方も使えるので、箪笥の種類や状況によって使い分けてほしい。また、ようかんや本棚、テントなどほかにもユニークな数え方はたくさんある。それぞれいろいろな意味や語源があるので、調べてみるのも面白いだろう。
     

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ