1. 防災用品の収納場所は分散したほうがいい!?

防災用品は分散して置いたほうがよいのかどうかと、収納場所に悩む方もいるだろう。防災用品を置くのに適している場所や置き方を解説する。
防災用品のタイプによって収納場所を変えよう
防災用品には2つのタイプがある。持ち出し用と備蓄用の2つだ。タイプによって、適している収納場所は異なる。
持ち出し用とは、避難所に行くときに持っていく防災用品のことだ。3日分の水や食料など、避難所で必要なものをリュックサックなどにまとめておくと、いざというときに役立つ。避難するときに持ち出しやすい場所に収納しておこう。
備蓄用とは、災害時自宅に留まることを想定して準備する防災用品のことだ。備蓄用は自宅の一部に損壊などがあっても使えるように、分散して置くのをおすすめする。
持ち出し用とは、避難所に行くときに持っていく防災用品のことだ。3日分の水や食料など、避難所で必要なものをリュックサックなどにまとめておくと、いざというときに役立つ。避難するときに持ち出しやすい場所に収納しておこう。
備蓄用とは、災害時自宅に留まることを想定して準備する防災用品のことだ。備蓄用は自宅の一部に損壊などがあっても使えるように、分散して置くのをおすすめする。
おすすめの収納場所
持ち出し用の防災用品の場合、玄関が最も適した収納場所だ。避難するときにすぐに持ち運べるからである。就寝時に地震などの災害が発生する場合に備えて、枕元に非常用持ち出し袋を準備しておくのもよいだろう。
備蓄用の防災用品は、持ち出し用と比べて量が多いので、自宅内に分散して置いておこう。たとえば、水や食料品はキッチンに、ポリタンクや簡易トイレなどはガレージなどにまとめて置くのもよいだろう。浸水被害に備えるなら、2階以上の高い場所に備蓄用の防災用品をおくのもおすすめだ。
備蓄用の防災用品は、持ち出し用と比べて量が多いので、自宅内に分散して置いておこう。たとえば、水や食料品はキッチンに、ポリタンクや簡易トイレなどはガレージなどにまとめて置くのもよいだろう。浸水被害に備えるなら、2階以上の高い場所に備蓄用の防災用品をおくのもおすすめだ。
2. 防災用品に適した収納アイデアとスペース

防災用品は必要だが、普段の生活の邪魔になりがちだ。防災用品の適している収納やアイデアを紹介する。
備蓄用防災用品の収納方法のアイデア
防災用品を置く場所を決めたら、上手に収納していこう。
かさばりがちな備蓄用の防災用品は、まとめて頑丈なコンテナボックスに収納している方が多い。コンテナボックスにまとめておけば、家の中で持ち運びが楽になる。必要がないときはコンテナボックスをガレージやベランダに置いておき、浸水の可能性が出てきたら2階などに運ぶとよい。
棚に収納する場合には、食品やトイレットペーパー、電池など種類ごとに分けておくと、必要なときに取り出しやすくなる。
かさばりがちな備蓄用の防災用品は、まとめて頑丈なコンテナボックスに収納している方が多い。コンテナボックスにまとめておけば、家の中で持ち運びが楽になる。必要がないときはコンテナボックスをガレージやベランダに置いておき、浸水の可能性が出てきたら2階などに運ぶとよい。
棚に収納する場合には、食品やトイレットペーパー、電池など種類ごとに分けておくと、必要なときに取り出しやすくなる。
持ち出し用リュックサックの選び方
持ち出し用のリュックサックは、1人1つずつ家族の人数分準備しよう。子どもがリュックサックを背負えるなら、子ども用のリュックサックも準備しておく。一般的な非常用袋よりも、アウトドアリュックなどのほうが背負いやすく荷物も入る。実際に必要な防災用品を詰めて、容量や重さを確認してみよう。
3. 防災用品の収納・備蓄リスト【持ち出し用】

持ち出し用の防災用品として必要なものをリストアップしてみよう。家族の人数や子どもの年齢によって準備するものが異なるので、収納したままにせず年に1度は防災用品を点検し直す必要がある。
一般的な持ち出し用の防災用品
一般的に必要とされる持ち出し用の防災用品は次のものだ。リュックサックに詰めて、玄関先などに収納しておこう。
- 水や食品(カップ麺・缶詰・ビスケットなど)
- 貴重品(現金・預貯金通帳・健康保険証など)
- 救急用品(絆創膏・消毒薬・常備薬など)
- マスクやヘルメットなど
- 懐中電灯
- 携帯ラジオ
- 乾電池やモバイルバッテリーなど
- 衣類(下着・洋服・タオルなど)
- 洗面用具(歯ブラシ・石鹸・ウェットティッシュなど)
子ども連れに必要な防災用品
子どもと一緒に避難所に行く場合には、次のようなものが必要だ。子どもの年齢によって必要なものやサイズは変わってくるため、収納したまま安心せず子どもの成長に合わせて準備し直そう。
- 母子手帳やおくすり手帳
- 抱っこ紐(乳幼児の場合)
- スーパーのレジ袋やビニール袋(簡易トイレやお皿代わり、オムツを捨てるゴミ袋としても使える)
- タオルやバスタオルを多めに
- 子どもの衣類
- オムツとおしりふき
- 授乳用ケープ
- 粉ミルクと哺乳瓶
- レトルトの離乳食
- 子どもの絵本やおもちゃ
4. 防災用品の収納・備蓄リスト【在宅避難用】

大規模な災害が起きると、ライフラインや物流が止まり、長期間在宅避難する可能性がある。こういった場合に必要な備蓄用の防災用品とその収納方法について紹介する。
備蓄用防災用品として準備するもの
備蓄用の防災用品については、1週間家族が過ごせるように考える。家族の人数に合わせて準備し、収納しておこう。
- 飲料水(1日1人3L)
- 食料品(カップ麺・パックご飯・缶詰・レトルトカレーなど)
- ジュース類(野菜ジュース・栄養ドリンクなど常温で飲めるもの)
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- ゴミ袋
- アルミホイルやラップ
- ウェットティッシュ
- マスク
- ライター
- 常備薬
- カセットコンロ
- カセットコンロ用のガスボンベ
- 懐中電灯
- 帯ラジオ
- 乾電池
- 生理用品
- オムツやおしりふき
- 粉ミルクや離乳食
ローリングストックの方法とコツ
在宅避難の場合は、水や食料品などの防災用品がかなり多くなる。特別に準備して収納するのではなく、備蓄しながら日常的に使うローリングストックという方法をおすすめする。
ローリングストックのコツは、備蓄用の防災用品として使える食品や日用品を多めに購入し、日常的に使っていくことだ。そして、備蓄が3日分を下回る前に補充する。使い慣れているものや家族の好物などをローリングストックしておくと、ストレスなく災害に備えられる。
ローリングストックのコツは、備蓄用の防災用品として使える食品や日用品を多めに購入し、日常的に使っていくことだ。そして、備蓄が3日分を下回る前に補充する。使い慣れているものや家族の好物などをローリングストックしておくと、ストレスなく災害に備えられる。
結論
防災用品を収納する際のコツやアイデアについて解説してきた。防災用品には緊急的に持ち出すものと在宅避難に備えるものの2つのタイプがある。それぞれ収納に適した場所は異なるので、防災用品は分散して置くのがおすすめだ。家族の人数や年齢によって必要な防災用品も違うので、ぜひ家族と話し合って防災用品を準備してみよう。