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洗濯でつけおきをする方法は?注意点や効果的な洗剤の選び方を紹介

洗濯でつけおきをする方法は?注意点や効果的な洗剤の選び方を紹介

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年11月 1日

洗濯機で落ちない汚れやデリケートな衣類の洗濯には、つけおき洗いがおすすめだ。繊維の奥まで洗剤の成分が浸透するため、頑固な汚れもスッキリと落ちる。この記事では、つけおきの効果や正しい方法について解説しよう。注意点やおすすめの洗剤など必要な知識と併せてまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. つけおき洗濯とは

まずはつけおきの基礎知識と効果を紹介する。つけおきをするメリットと併せて解説するので、洗濯する前にチェックしておこう。

つけおきとは?

つけおきとは水と洗剤を混ぜた洗浄液に衣類を浸すことだ。時間の経過で洗剤の成分が奥まで浸透させて流せば、汚れを浮かせる。

洗濯機だけでは落ちない汚れにも効果があり、スッキリと落とすことが可能だ。黄ばみやシミなどさまざまな汚れに活用できる方法なので、ぜひマスターしてほしい。

つけおきのメリット

つけおきをすれば強くこすらなくても頑固な汚れやにおいが落ちる。消臭効果があるので、靴下などにおいやすい衣類の洗濯にもおすすめだ。

また、繊維が傷んだり型崩れしたりする心配が少ないため、デリケートな衣類の洗濯にも向いている。洗濯機を使えない衣類を洗濯するときは、ぜひつけおきをしてほしい。

2. 正しいつけおき洗濯の仕方

つけおきの仕方について、汚れがひどい衣類とデリケートな衣類に分けて紹介する。衣類をキレイに洗濯するために、正しい方法を学んでほしい。

汚れがひどい衣類のつけおき

洗面器など衣類がスッポリと収まるサイズの容器を用意する。泥汚れはブラシを使って落としておき、皮脂汚れには洗剤を塗布しておこう。
  • 容器に40℃のお湯をはったら洗剤を入れる
  • 洗濯液に衣服を浸して10分ほど放置する
  • 取り出した衣服を洗濯機に入れてまわす
洗剤の説明に手洗いするときの分量が記載されているので、正確に測ってから洗濯液を作ろう。10分で汚れが落ちないようなら、様子を見ながら20~30分ほどつけおきをする。

デリケートな衣類のつけおき

繊維が傷みやすいので、優しくつけおきをするのがポイントだ。オシャレ着洗い用の中性洗剤を使って洗濯液を作ろう。
  • 容器に40℃くらいのお湯をはって中性洗剤を入れる
  • 洗濯液に衣服を浸したら10分ほど放置する
  • キレイな水を使って洗剤をすすぐ
  • 洗濯機で30秒~1分ほど脱水をする
デリケートな衣類でも、短い時間でサッとつけおきをすることでダメージを防げる。強くこすると衣類が痛むので、注意が必要だ。つけおきだけで汚れが落ちない場合は、つけおきのあとに優しく押し洗いをしよう。

3. つけおき洗濯する際の注意点

洗濯でつけおきをするときに気をつけたい3つの注意点を解説する。大事な衣類を守ることにつながるので、先に確認しておこう。

洗剤の選び方に注意

洗剤には種類があり、洗浄力や効果はそれぞれ異なる。洗浄力が強い洗剤は繊維を傷めやすいので、デリケートな衣類には使用できない。衣服の材質や汚れの状態によって、洗濯に使う洗剤を使い分けるのがポイントだ。

ぬるま湯がおすすめ

つけおきにぬるま湯を使うと汚れが落ちやすくなる。ただし、熱に弱い生地もあるので熱いお湯は使用できない。また、水温の上限が指定されている衣服もあるので、あらかじめ洗濯表示を確認しておこう。

長時間のつけおきはNG

つけおきの時間が長ければ生地が傷むので、1日放置するのは危険だ。まずは10分ほどつけおきをしてそれでも汚れが落ちないなら、少しずつ時間を伸ばそう。デリケートな衣服なら10分、それ以外でも1時間くらいまでが限界だ。

4. つけおき洗濯におすすめの洗剤

つけおきをする衣服によって適した洗剤は異なる。おすすめの洗剤を解説するので、選ぶときの参考にしてほしい。

衣類用洗剤

洗濯機で洗える衣服には通常の衣類用洗剤を使用する。液体より粉末のほうが洗浄力は高いので、汚れによって使い分けるとよいだろう。また、白い衣類には白く仕上げる蛍光剤が入ったタイプがおすすめだ。しかし、色柄ものに使うと色落ちするので注意が必要だ。

酸素系漂白剤

なかなか落ちない頑固な汚れには、オキシクリーンやワイドハイターなどの酸素系漂白剤が有効だ。除菌や消臭の効果があり、つけおきに使えば衣類を清潔に保てる。衣類用洗剤と一緒にお湯と溶かして使用するのが基本的な使い方だ。

中性洗剤

オシャレ着洗い用の中性洗剤なら、デリケートな衣類も優しく洗濯できる。洗濯マークで手洗いが必要な衣類や大事な衣類には中性洗剤を使おう。ただし、水洗いができない衣類は中性洗剤でもつけおきができないので、クリーニングの利用を検討してほしい。

重曹とクエン酸

重曹とクエン酸を洗濯用の洗剤として使用する方法だ。肌への刺激が少ないため、小さな子どもの衣服にも安心して使用できる。重曹は血液や皮脂の汚れ、クエン酸は汗や尿のにおい対策におすすめだ。

結論

頑固な汚れやデリケートな衣服の洗濯にはつけおきが効果的だ。洗濯液を作って10分ほど放置すれば、洗剤が線維の奥までしっかり浸透する。衣類によって適したつけおきの仕方は違うので、あらかじめチェックしておこう。ひどい汚れには衣類用洗剤や酸素系漂白剤、デリケートな衣服には中性洗剤を使ってほしい。また、より安全性が高い重曹やクエン酸を、つけおきに活用するのもおすすめだ。
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  • 公開日:

    2020年10月10日

  • 更新日:

    2021年11月 1日

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