目次
1. フローリングが日焼けするとどうなるの?

フローリングの寿命は、一般的に10年から20年ほどといわれている。大きなダメージを受けなくとも自然と劣化していくものなのだ。しかし、日焼けをすることで、劣化スピードが速まり、以下のような症状が見られるようになる。
変色や色あせ
フローリングの日焼けの初期症状としては、変色や色あせが挙げられる。紫外線を浴び続けることでフローリングが乾燥し、白っぽく色あせてしまう、表面のツヤがなくなるなどの症状が出るのだ。
剥がれや毛羽立ち
フローリングの日焼けによる乾燥がさらに進むと、剥がれや毛羽立ちなどの症状が出ることもある。変色や色あせの場合は見た目だけが気になるが、剥がれや毛羽立ちの場合は手触りなども気になるだろう。
乾燥の進行度合いによっては、DIYでの補修が難しい場合もある。
乾燥の進行度合いによっては、DIYでの補修が難しい場合もある。
2. 日焼けによるフローリングの劣化を修理する方法

日焼けによるフローリングの劣化をDIYで補修すれば、業者に依頼するよりも安く済む。ここでは、基本的な劣化の直し方を説明しよう。
修理する前には、手袋・ハケ・カラーワックスやニスなどのコーティング剤を準備してほしい。そのほかに必要なものはフローリングの種類によって異なるが、すべて合わせても数千円程度で済むだろう。
また、手にワックスやニスがつかないよう、必ず手袋をはめて作業しよう。美しく仕上げるためにも、事前に木目に沿って補修場所をマスキングテープで囲っておくことをおすすめする。
修理する前には、手袋・ハケ・カラーワックスやニスなどのコーティング剤を準備してほしい。そのほかに必要なものはフローリングの種類によって異なるが、すべて合わせても数千円程度で済むだろう。
また、手にワックスやニスがつかないよう、必ず手袋をはめて作業しよう。美しく仕上げるためにも、事前に木目に沿って補修場所をマスキングテープで囲っておくことをおすすめする。
複合フローリングの場合
複数の木材を張り合わせて作られた複合フローリングは、多くの家庭で使われている。表面的な変色など、日焼けの症状が軽い場合は、フローリング表面の汚れを濡れ雑巾で拭いたあと、カラーワックスを塗るだけでよい。
そのほかの場合は、以下の手順で劣化を修理しよう。
そのほかの場合は、以下の手順で劣化を修理しよう。
- 剥離剤で既存のワックスや床の汚れを除去する
- 固く絞った雑巾でよく水拭きをして、乾燥させる
- 木目に沿ってカラーワックスやニスを塗り、仕上げる
表面にツヤのある複合フローリングなら、水性のワックスを使う。ただし、適切なコーティング剤を塗らないと、フローリングを傷める恐れがある。どのコーティング剤を選ぶべきか分からない場合は、施工会社などに問い合わせる方が安心だ。
また、剥がれやフローリングの浮きなどの症状がある場合は、張り替えが必要なこともある。
また、剥がれやフローリングの浮きなどの症状がある場合は、張り替えが必要なこともある。
無垢フローリングの場合
一種類の木材から作られている無垢フローリングは、材質によって見た目や触り心地が違うのが特徴だ。時間とともに変化する色合いを楽しむ方もいるが、日焼けの度合いによっては気になることもあるだろう。その場合は、以下の手順で劣化の修理を行う。
- 固く絞った雑巾でよく水拭きをして、表面の汚れを除去する
- しっかり乾燥させる
- サンドペーパーで補修範囲より広めに削る
- 少しずつサンドペーパーの目を細くしていく
- 濡れ雑巾などでサンドペーパーの削りカスをしっかり除去し、乾燥させる
- 木目に沿ってオイルステインやニスを塗り、仕上げる
複合フローリングとは違い、無垢フローリングは剥がれや浮きなどの症状が起きにくい。一種類の木材でできている分、サンドペーパーで削っても見た目が大きく変わることもない。
3. フローリングの日焼け跡の補修は業者に依頼すべき?

フローリングの日焼け跡を補修したい場合、自分でするべきなのか、それとも業者に依頼すべきなのか悩む方も多いのではないだろうか。ここでは、業者に依頼すべき場合と、依頼した際にかかる費用の相場を説明する。
業者に依頼すべき場合
- 完璧な仕上がりにしたい
- 劣化の範囲が広い
- 劣化が激しい
- DIYでの補修に自信がない、やり方がよく分からない
業者は、フローリング材についての豊富な知識を持っており、補修の経験も多い。DIYでの補修と比べると、仕上がりの美しさが段違いだ。
日焼け跡を自分で補修した方が、費用が安く済むのは間違いない。しかし、失敗してしまったあとに業者へ依頼すると、まず自身が塗ったコーティング剤の除去作業から始めることになる。その分、作業時間も多くなってしまうだろう。
リビングなどの目につきやすい場所なら、なおさら美しく仕上げたいところだ。上記の場合は、無理をせずに業者へ依頼しよう。
日焼け跡を自分で補修した方が、費用が安く済むのは間違いない。しかし、失敗してしまったあとに業者へ依頼すると、まず自身が塗ったコーティング剤の除去作業から始めることになる。その分、作業時間も多くなってしまうだろう。
リビングなどの目につきやすい場所なら、なおさら美しく仕上げたいところだ。上記の場合は、無理をせずに業者へ依頼しよう。
業者に依頼した際にかかる費用
業者に依頼した際にかかる費用は、フローリングの日焼けの度合いにもよるが、2万円から5万円程度が相場である。ただし、これは補修する範囲によっても変わる。
具体的な費用が知りたいなら、まずは見積もりを依頼するのがおすすめだ。無料で見積もりをしてくれるところが多い。
具体的な費用が知りたいなら、まずは見積もりを依頼するのがおすすめだ。無料で見積もりをしてくれるところが多い。
4. フローリングの日焼けを防止する方法

フローリングの日焼け対策には、紫外線を防止するのが最も効果的である。劣化を防いでフローリングを長持ちさせるためにも、以下の方法をぜひ参考にしてほしい。
日焼けを防止するマットやカーペットを敷く
日焼けを防止するマットやカーペットを日当たりのよい場所に敷くと、手軽に日焼け対策ができる。オシャレなデザインのものや、カラー展開が豊富なものもあるので、インテリアとの相性を見て選ぶのもよいだろう。
UV機能・遮光効果のあるカーテンをつける
UV機能や遮光効果のあるカーテンをつけることで紫外線が予防できる。遮光効果のあるカーテンは、一日中閉めていると部屋が暗くなりやすい。そのため、日中はUV機能のあるレースカーテンだけ閉めておくと、紫外線をカットしつつ適度に光を取り入れられる。
窓ガラスにUVカットフィルムを貼る
窓ガラスに貼るUVカットフィルムは、目立たない透明なものや、のりの跡が残りにくいものがある。高機能なほど値段が高くなりやすいが、フローリングだけでなく肌の日焼け防止にもなるのが嬉しい。
定期的にワックスを塗る
定期的にワックスを塗ることで、フローリングを保護でき、日焼けも防止できる。ただし、フローリング材とワックスの相性もあるため、事前に仕上がり具合を確認する、業者に依頼・相談するなどがおすすめだ。
結論
フローリングが日焼けすると、変色や色あせなどの症状が見られるが、表面的な劣化はDIYでも補修できる。しかし、フローリングの剥がれや毛羽立ちが気になる、日焼けの範囲が広いなどの場合は業者に依頼するのがおすすめだ。また、フローリングは寿命があるので劣化は避けられないが、日焼けを防止することはできる。UV効果のあるマットやカーテンなどのアイテムを使って、美しいフローリングを維持しよう。