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焦げがあるアルミ鍋の写真

アルミ鍋の焦げを落とすには?酢やクエン酸を使う方法と予防方法も紹介

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年12月24日

アルミ鍋は、使っているうちに焦げついたり黒ずんだりしてしまうことがある。本稿ではそうしたアルミ鍋の焦げおよび黒ずみを落とす、簡単な方法を紹介する。重曹を使ってはいけない理由、焦げや黒ずみを予防する方法などとあわせて、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 「酢」を使ったアルミ鍋の焦げの落とし方

アルミ鍋の焦げ落としに使える「酢」の写真
アルミ鍋の焦げを落とす際の基本は「酢」だ。特別に用意するものや難しい手順はないので、まずはこの方法から試してみよう。

用意するもの

  • 焦げついたアルミ鍋
  • 酢(大さじ1〜2杯程度)
これらがあればOKだ。酢の量はアルミ鍋の大きさなどによって適宜調整してほしい。

酢を使ってアルミ鍋の焦げを落とす方法

  • アルミ鍋、焦げが隠れるくらいまで水を入れる
  • 酢を加えて火にかける
  • 沸騰したら10分ほど煮詰めて火を止める
  • 十分に冷ましてからスポンジで焦げをこすり落とす
  • よくすすぎ、水分をしっかり拭き取る
落ちないときは、沸騰したのち火を止め、一晩放置しておいてもよい。寝る直前に作業すれば、翌朝にはキレイに焦げが落ちるだろう。

2. 「クエン酸」を使ったアルミ鍋の焦げ(黒ずみ)の落とし方

アルミ鍋の焦げ落としに使える「クエン酸」の写真
アルミ鍋の焦げがひどく酢では落とせないという場合、黒ずみとなってしまった場合などは、クエン酸を使ってみよう。

用意するもの

  • 焦げついたアルミ鍋
  • クエン酸(小さじ2杯程度)
同じくクエン酸はアルミ鍋のサイズによって適宜調整してほしい。

クエン酸を使ってアルミ鍋の焦げ(黒ずみ)を落とす方法

  • アルミ鍋に、焦げ(黒ずみ)が隠れるくらいまで水を入れる
  • クエン酸を加えて火にかける
  • 沸騰したら15分ほど煮詰めて火を止める
  • 十分に冷ましてからスポンジで焦げ(黒ずみ)をこすり落とす
  • よくすすぎ、水分をしっかり拭き取る
基本的な流れは酢を使う場合と同じだ。最後に水分を拭き取ることによって、アルミが空気に触れ酸化被膜が形成される。水分は残らず拭き取るように心がけよう。

3. 「天日干し」でアルミ鍋の焦げを落とすこともできる?

白い背景と古いアルミ鍋の写真
酢やクエン酸を使わずにアルミ鍋の焦げを落とす方法もあるので紹介しておこう。ただし時間がかかるため、すぐに落としたいときは酢またはクエン酸を使う方法をおすすめする。

天日干しでアルミ鍋の焦げを落とす方法

とくに難しいことはない。焦げを日光に当てて「炭化」させ、木べらなどで削り落とすという流れだ。数日など時間がかかることが多いため、晴れが続く時期かつ時間的な余裕があるときにでも試してみよう。

4. アルミ鍋の焦げ取りに「重曹」を使うのはNG!その理由とは?

アルミ鍋の焦げや黒ずみ落としに使用してはいけない「重曹」の写真
重曹といえばナチュラルクリーニングの代表的なアイテムだ。「研磨作用」があるため、鍋やフライパン、ガスコンロなどの焦げ落としによく使われる。そのためアルミ鍋の焦げ落としにも効果があるのではないか、と考える方もいるだろう。だがアルミ鍋に関しては重曹NGだ。

アルミ鍋の焦げ取りに重曹を使ってはいけない理由

ご家庭に重曹があれば、ぜひパッケージをご確認いただきたい。「使えないもの」の中にアルミが含まれているはずだ。

【アルミ鍋のさらなる黒ずみを招いてしまう】

アルミ鍋の焦げ落としに重曹を使ってしまうと、さらなる黒ずみを招くことになる。重曹は弱アルカリ性の製品だが、その作用によってアルミ鍋の酸化皮膜が中和されて剥がれてしまい、結果として黒ずみになってしまうというわけだ。くれぐれも使わないように気をつけよう。

5. アルミ鍋が焦げてしまうのを防ぐ方法

アルミ鍋の焦げ予防に有効な「米の研ぎ汁」の写真
そもそも、アルミ鍋が焦げないようにすればお手入れの手間も省ける。100%予防することは難しいが、少しでもアルミ鍋が焦げるリスクを低減したいときのコツがあるので、お伝えしておこう。

米の研ぎ汁を煮詰めて酸化皮膜作る

米の研ぎ汁をアルミ鍋に入れて10〜15分ほど煮詰める。火を止めて十分冷やしたら研ぎ汁を捨て、軽くすすいで水分を拭き取ってよく乾かそう。これによりアルミ鍋に酸化皮膜が形成され、焦げつきにくくなる。今日できる予防法なのでぜひ実践してみてほしい。

酸性やアルカリ性に傾く食材や料理には使わない

酸性が強い食材、アルカリ性が強い食品なども、アルミ鍋の焦げや黒ずみの原因となる場合がある。どうしてもアルミ鍋を使わなければならないという場合は仕方ないが、そうでなければ極力控えたほうがよいだろう。

硬いたわしなどでゴシゴシこすらない

硬い素材のたわしなどで力強くこすってしまうと、酸化被膜が削られるなどして黒ずんでしまう場合がある。洗うときは食器用中性洗剤と柔らかいスポンジを基本にしよう。

空焚きをしないことも重要

アルミ鍋を乾かす際などに空焚きしないように気をつけよう。焦げを悪化させるおそれがあるためだ。アルミ鍋を乾燥させたいときは、水分をよく拭き取ったのち天日干しをするとよい。

6. アルミ鍋の焦げは簡単に落とせる!焦げを防いで長く使おう

使い込まれたアルミ鍋の写真
アルミ鍋を使っているとどうしても焦げてしまうことがある。だがよほどひどくない限り、酢やクエン酸を使えばたいがいの焦げまたは黒ずみは落とせる。すでに焦げや黒ずみが見られる場合は紹介した方法で落とすとともに、少しでも長く使うために米の研ぎ汁を煮詰めるなどしてみよう。

結論

アルミ鍋の焦げや黒ずみは酢やクエン酸で落とせる。一方、重曹はさらなる黒ずみを招く要因となるため使わないように気をつけよう。天日干しで焦げを落とす方法も紹介したが、時間がかかるうえ酢やクエン酸ほど効果が期待できないことがある。できれば酢またはクエン酸で落とすことをおすすめする。
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  • 公開日:

    2020年10月25日

  • 更新日:

    2021年12月24日

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