1. ロフト収納のアイディアいろいろ

ロフトは天井が低いため、そのままでは使い勝手が悪く、ハシゴの上り下りもあっていつの間にか物置代わりになってしまうことが多い。しかしアイデア次第では収納だけでなく、さまざまな用途として利用できる。
ロフトとは
もともとは、馬小屋で干し草を貯蔵しておくための屋根裏のことを意味していた。ロフトには、建築基準法という法律で決められたルールがある。建築基準法では、ロフトは部屋ではなく「小屋裏物置等」として扱われ、収納スペースを前提として作られている。
具体的には天井までの高さが1.4m以下であること、ロフトのある下の部屋の半分の面積であること、ハシゴが固定されていないことなどが挙げられる。このほかにも細かい規制がいろいろと設けられている。
具体的には天井までの高さが1.4m以下であること、ロフトのある下の部屋の半分の面積であること、ハシゴが固定されていないことなどが挙げられる。このほかにも細かい規制がいろいろと設けられている。
収納空間としてのロフトの活用
生活していると、物はどんどん増えてくる。クローゼットや押し入れでは間に合わなくて、レンタルボックスを契約している方も少なくない。ロフトは、季節の電化製品や洋服、シーズンイベントの小物といったさまざまな物を収納するのに便利だ。
だからといって乱雑になると、下からチラリと見えてしまうこともあるため、棚やボックスなどを活用して、整理整頓しておくことが大切だ。
だからといって乱雑になると、下からチラリと見えてしまうこともあるため、棚やボックスなどを活用して、整理整頓しておくことが大切だ。
子どもの遊び場としてのロフトの活用
ロフトの天井高は最高でも140㎝だが、小さな子どもにとっては苦にならない。子どもの遊び場スペースとして、ちょうどいいのではないだろうか。小さいうちはベッドルームとしても活用できる。
ロフトは下の部屋とつながっているので、子どもの様子を感じながら生活できるため安心できる。
ロフトは下の部屋とつながっているので、子どもの様子を感じながら生活できるため安心できる。
書斎・趣味のスペースとしてのロフトの活用
大人も自分だけのスペースを持ちたい。そのようなときにロフトを活用しよう。秘密基地のようで、ワクワク感もある。文机のような背の低いデスクを用意すれば、書斎として十分だ。趣味の部屋として活用すれば、作業途中であってもいちいち片付ける手間もない。
2. ロフト収納には小型で軽量の棚がおすすめ

ロフトでさまざまな物を効率的に収納するためには、棚などの収納家具は必須だ。ロフトに置く棚には、選ぶときに注意したい点がある。
天井の高さに合わせた棚を
ロフトの天井高は140㎝以下、広さは下の階の半分と決められている。この限られたスペースを有効活用するには、ピッタリサイズの収納棚を用意するのがポイントだ。自宅のロフトの天井高を確認して、できるだけスペースを有効に使える棚を選ぼう。
ハシゴで安全に運べる軽量の棚を
ロフトを上り下りする手段は、ハシゴだ。ハシゴは階段に比べてバランスを崩しやすく、さらに両手が使えない。そのため、あまり重い棚は避けた方がいい。奥行の狭いスリムタイプの棚、軽量で持ち運びが簡単にできる棚を設置するようにしよう。
3. ロフト収納にはボックスやすきま家具を有効活用

ロフト収納では、カラーボックスやクリアボックス、すきま家具が大活躍する。どこに何を収納したのかも分かりやすく、スッキリとした収納ができる。
横置きも便利なカラーボックス
カラーボックスは、サイズもいろいろあって、色を統一すればスッキリとした収納をすることができる。高さ制限のあるロフトでは、縦置きにすることができないケースもある。しかし、カラーボックスなら横置き使いしても縦に分けて収納ができる。また横置きで2段重ねれば、収納スペースがさらに増える。
クリアケースで中身もクリア
クリアケースなら、ラベリングしなくても中身がすぐにわかるので収納には便利だ。クリアケースにもいろいろなサイズがあるので、ロフトのすきまを上手に利用したサイズを選ぼう。また、同じメーカーのサイズで統一すれば、デッドスペースを減らすことができる。
4. ロフトに上がる階段を利用して収納する方法もあり

ロフトは、プラスアルファのスペースとして、とても便利だ。しかしロフトの条件として「固定された階段」を付けることができないと定められているが、果たして固定されない「ハシゴ」を使うしかないのだろうか。
収納家具を階段にする発想
日本の民芸家具のなかに「階段箪笥」というものがある。その名の通り、階段と箪笥の役割を同時に果たす家具だ。この発想と同じものがロフト用にも販売されている。
クローゼットや引き出し、収納ボックスを組み合わせて階段状にしてある。このロフト用の収納階段は、階段のように固定されているわけではない。バラバラにもできるため、ロフトの条件が満たされると考えられる。
ロフト用収納階段なら、ハシゴよりもはるかに安定した上り下りができ、さらに階段下の収納スペースが確保できる。収納ボックスの組み合わせ方によって高さを調節することも可能だ。
クローゼットや引き出し、収納ボックスを組み合わせて階段状にしてある。このロフト用の収納階段は、階段のように固定されているわけではない。バラバラにもできるため、ロフトの条件が満たされると考えられる。
ロフト用収納階段なら、ハシゴよりもはるかに安定した上り下りができ、さらに階段下の収納スペースが確保できる。収納ボックスの組み合わせ方によって高さを調節することも可能だ。
結論
ロフトは収納だけでなく、アイデア次第でさまざまな使い方ができる。ロフトのデメリットは「高さが低い」「はしごで上り下りをする」ということだ。このデメリットを理解したうえで、ロフトに合った収納アイテムや利用目的に合わせた家具を選ぼう。