1. 洗濯マークの「30」の意味とは?
洗濯マークには30という数字がついていることがある。基本的な知識と30という数字の意味について、詳しく解説しよう。
洗濯桶は洗い方のマーク
洗濯マークにはいろいろな種類があるが、水が溜まった洗濯桶のマークではご家庭での洗い方を確認できる。2016年以前の古い洗濯マークの場合は洗濯機で洗えるのが長方形の表示、手洗いが洗濯桶の表示だ。バツ印がついているとご家庭での洗濯ができない。
また、洗い方の洗濯マークには数字や棒線、手のマークがつくことがあり、詳しい洗い方を確認できる。洗濯マークを見ないまま洗濯機で回すと生地が傷む可能性があるので、洗濯マークの表示にしたがってほしい。
また、洗い方の洗濯マークには数字や棒線、手のマークがつくことがあり、詳しい洗い方を確認できる。洗濯マークを見ないまま洗濯機で回すと生地が傷む可能性があるので、洗濯マークの表示にしたがってほしい。
30℃以下の水を使用する
洗濯桶の洗濯マークに記載している数字は液温の上限を表している。30という表示があれば、30℃以下の水で洗濯ができるという意味だ。2016年以前に使われていた古い洗濯マークでも、数字の意味は変わらない。
30以外では「40」「50」「60」「70」「95」という数字があり、それぞれ液温の上限がわかる。数字より液温が高くなると、繊維を傷めたり色移りしたりといったリスクがあるので注意が必要だ。
30以外では「40」「50」「60」「70」「95」という数字があり、それぞれ液温の上限がわかる。数字より液温が高くなると、繊維を傷めたり色移りしたりといったリスクがあるので注意が必要だ。
2. 洗濯マークの「30」以外の意味とは?
洗い方の洗濯マークには、30などの数字以外にもチェックすべき表示が2つある。手のマークと洗濯桶の下の線について解説するので、毎日の洗濯に役立ててほしい。
手のマーク
洗濯桶に手がついているマークは手洗いが必要だ。古い洗濯マークでは「手洗イ」という文字が記載された洗濯桶のマークとなる。
デリケートな洋服についているマークなので、洗濯機で回すと生地が傷む。水を溜める容器と中性洗剤を用意して手で洗おう。また、手洗いにも水温の上限があるので、あらかじめ確認しておこう。
デリケートな洋服についているマークなので、洗濯機で回すと生地が傷む。水を溜める容器と中性洗剤を用意して手で洗おう。また、手洗いにも水温の上限があるので、あらかじめ確認しておこう。
下の線
洗い方の洗濯マークにある横線では、洗濯機で洗うときの強さを確認できる。0本と1本、2本の3段階になっているので、正しい方法をチェックしよう。0本は通常の強さ、1本で弱い洗濯、3本なら非常に弱い洗濯を意味する。
0本と1本なら洗濯機の標準コースで一般的な洗剤を使った洗濯が可能だ。2本ならドライや手洗いなど優しいコースを選び、オシャレ着用洗剤を使う必要がある。たとえば、30で線が2本ある場合は、液温の上限が30で非常に弱い洗濯になるわけだ。
また、古い洗濯マークには線がなく「弱」という文字で表示している。弱の文字がある場合は、優しいコースを選んでオシャレ着用洗剤で洗おう。
0本と1本なら洗濯機の標準コースで一般的な洗剤を使った洗濯が可能だ。2本ならドライや手洗いなど優しいコースを選び、オシャレ着用洗剤を使う必要がある。たとえば、30で線が2本ある場合は、液温の上限が30で非常に弱い洗濯になるわけだ。
また、古い洗濯マークには線がなく「弱」という文字で表示している。弱の文字がある場合は、優しいコースを選んでオシャレ着用洗剤で洗おう。
3. 30と書いてある手洗いマークは洗濯機で洗えない?
「手洗イ」30と表示された洗濯マークの場合、洗濯機で洗えるかが気になる。トラブルを避けるためにも、あらかじめチェックしておこう。
洗濯機は使えない
「手洗イ」30と表示された洗濯マークは、30℃の液温を上限に手洗いが必要という意味だ。ウールやカシミヤなど、非常にデリケートな洋服に表示される。
生地が傷んでしまうので洗濯機では回せない。縮んだり傷んだりといったリスクがあるので、優しく手洗いをするのが基本だ。ただし、最新式の洗濯機ならコース次第で洗える可能性があるので、説明書を確認してみてもよいだろう。
生地が傷んでしまうので洗濯機では回せない。縮んだり傷んだりといったリスクがあるので、優しく手洗いをするのが基本だ。ただし、最新式の洗濯機ならコース次第で洗える可能性があるので、説明書を確認してみてもよいだろう。
新しい洗濯表示では?
「手洗イ」30が記載されているのは2016年以前の古い洗濯マークだ。新しい洗濯マークでは30という数字はなく、洗濯桶に手がついたマークで表示される。
数字はなくても液温の上限はあり、共通して40℃以下となっている。こちらも洗濯機が使用できないので、40℃以下の水で優しく手洗いしよう。
数字はなくても液温の上限はあり、共通して40℃以下となっている。こちらも洗濯機が使用できないので、40℃以下の水で優しく手洗いしよう。
4. 30と書いてある手洗いマークの正しい洗い方
「手洗イ」30の洗濯マークがついている洋服はとてもデリケートだ。生地を傷めないために、正しい手洗いの方法を覚えてほしい。
準備するもの
まずはオシャレ着用洗剤を用意する。洗浄力が強い一般的なアルカリ性洗剤よりも、優しく洗えるだろう。
洗濯液を入れる容器と洗濯ネットが必要だ。柔らかく仕上げたい場合は柔軟剤も用意しておこう。手荒れを防ぐためにゴム手袋もあると便利だ。
洗濯液を入れる容器と洗濯ネットが必要だ。柔らかく仕上げたい場合は柔軟剤も用意しておこう。手荒れを防ぐためにゴム手袋もあると便利だ。
正しい洗い方
「手洗イ」30の洗濯マークがついた洋服は傷みやすい。こすらないように注意しながら、優しく洗える押し洗いをしよう。オシャレ着用洗剤の分量は裏の説明で確認できる。
- 30℃以下の水を用意してオシャレ着用洗剤を混ぜる
- たたんだ洋服を入れて優しく押し洗いをする
- 20~30回ほど浮かせたり沈めたりを繰り返す
- 洗濯ネットに入れて30秒ほど洗濯機で脱水する
- 新しい水を容器に溜めて泡がでなくなるまですすぐ
新しい手洗いの洗濯マークでも基本的な洗い方は同じだ。柔軟剤は最後にすすぎをするときに入れる。型崩れが心配なら浸した状態で10~15分ほど放置するつけ置き洗いがおすすめだ。
結論
洗濯マークの30は液温の上限を表している。熱いお湯を使うと生地が傷んだり色あせたりするため必ず適温を守ろう。手のマークや下の線にも意味があるので、洗濯の基礎知識としてマスターしておくことが重要だ。手洗いのマークや「手洗イ」30の洗濯マークがついた洋服は特にデリケートであり、丁寧な洗濯が求められる。オシャレ着用洗剤を使って、優しく押し洗いをしよう。