目次
1. IHの天板の吹きこぼれや焦げ付きの掃除方法

IHコンロはガスコンロのように五徳がないので、鍋などを直接置くことになる。そのため、天板に吹きこぼれが付着したり、焦げ付いてしまったりすることがあるだろう。そんなときは、以下の掃除方法を試してほしい。
吹きこぼれや焦げ付きが気になるときの掃除方法
用意するものは、クリームクレンザー・アルミホイルまたはラップ・ふきん(布)の3つだ。アルミホイルやラップは、くしゃくしゃに丸めて使用する。
- 汚れや焦げ付きが気になる部分にクリームクレンザーをかける
- アルミホイルまたはラップで円を描くようにこする
- ふきんや布でクリームクレンザーを拭き取り、水拭きする
IHコンロが傷付いてしまう可能性があるため、優しくこするのを心がけよう。
また、掃除する際に必要なクリームクレンザーは重曹でも代用できる。その場合は、気になる部分に重曹をかけたあと、水を垂らしてペースト状にする。その後の工程は一緒だ。
また、掃除する際に必要なクリームクレンザーは重曹でも代用できる。その場合は、気になる部分に重曹をかけたあと、水を垂らしてペースト状にする。その後の工程は一緒だ。
頑固な焦げ付きには重曹ペーストを使おう
クリームクレンザーを使っても取れない頑固な焦げ付きには、重曹ペーストを使うのが効果的である。用意するものは、重曹・中性洗剤・酢・ラップ・ふきん(布)だ。
- 重曹1/2カップと中性洗剤大さじ2を混ぜる
- ペースト状になったら酢大さじ1を入れて混ぜる
- 焦げ付きの部分に塗り、ラップをかぶせる
- 1時間程度放置したらふきんや布で拭き取り、水拭きする
IHコンロ専用のクリーナーも販売されているため、そちらを使ってみるのもよい。
基本的な掃除方法
汚れをこびりつかせないためにも、料理をしたあとは濡れふきんなどでIHコンロを拭こう。付着してから時間が経っていない汚れであれば、水拭きでも簡単に落とせる。
揚げ物などをしてIHコンロが特に汚れた日は、薄めた中性洗剤を含ませたふきんで拭くとよい。中性洗剤が残らないよう、水拭きするのを忘れないでほしい。
ただし、IHコンロを掃除する際は必ず電源を切り、冷めたのを確認してから行おう。故障の原因になったり、やけどをしたりする可能性がある。
揚げ物などをしてIHコンロが特に汚れた日は、薄めた中性洗剤を含ませたふきんで拭くとよい。中性洗剤が残らないよう、水拭きするのを忘れないでほしい。
ただし、IHコンロを掃除する際は必ず電源を切り、冷めたのを確認してから行おう。故障の原因になったり、やけどをしたりする可能性がある。
2. IHの排気口や隙間掃除はブラシと割りばしで

IHコンロの天板の奥には、横長の排気口が付いている。見落としがちな部分だが、調理の際の油がはねたり、ほこりやごみが入り込んだりして意外と汚れているものだ。また、IHコンロ本体と台の隙間汚れが気になることもあるだろう。
ここでは、そんな排気口や隙間の掃除方法を紹介する。
ここでは、そんな排気口や隙間の掃除方法を紹介する。
IHコンロの排気口や隙間汚れの掃除方法
IHコンロの排気口や隙間汚れを掃除する際は、セスキ炭酸ソーダを使うのがおすすめである。アルカリ性で洗浄力に優れているため、油などの酸性汚れに効果的なのだ。ここでは、水500mlに対して小さじ1のセスキ炭酸ソーダを入れたセスキ水を、スプレーボトルに入れて使う。
ほかに用意するものは、割りばし・ブラシ・ウエスやキッチンペーパーだ。
ほかに用意するものは、割りばし・ブラシ・ウエスやキッチンペーパーだ。
- 排気口カバーや受け皿などの部品を取り外す
- ウエスやキッチンペーパーを巻きつけた割りばしにセスキ水をしみ込ませ、排気口の中の汚れを拭く
- 排気口まわりやIHコンロの隙間など、細かい汚れはブラシとセスキ水スプレーでキレイにする
- 全体を水拭きして仕上げる
排気口の中を掃除する際は、ほこりやごみが落ちないよう、下から上へすくうように動かすのがポイントである。拭いている最中にウエスやキッチンペーパーがほぐれてしまう場合は、輪ゴムでとめてから使うとよい。
排気口カバーや受け皿などは中性洗剤で洗う
排気口カバーや受け皿など、外せる部品はすべて外して中性洗剤で洗おう。汚れがあまり取れなかったり、洗ったあともべたついていたりする場合は、セスキスプレーをして3分から5分ほど放置したあと、水で流すとキレイになる。
3. IHグリルの掃除はつけ置きやパックが効果的

IHグリルの主な汚れは油と焦げ付きの2つである。使用後は、庫内や網などが油まみれになるため、キッチン周りの掃除の中でも特に面倒と感じている方が多いのではないだろうか。しかし、ポイントを押さえればすんなりと汚れが落ちるのだ。
IHグリル内の掃除方法
IHグリル内の掃除では、前項でも紹介したセスキスプレーを使う。水500mlに対して小さじ1のセスキ炭酸ソーダを入れたものだ。そのほかに必要なものは、キッチンペーパー・布やウエスである。
- 受け皿や網などの部品を取り外す
- キッチンペーパーにセスキスプレーをたっぷり吹きかけ、庫内に貼り付ける
- 10分から30分程度放置する
- キッチンペーパーを外し、汚れを布やウエスで拭き取る
- 全体を水拭きして仕上げる
セスキ水を汚れにしっかりしみ込ませたい場合は、キッチンペーパーの上からラップで覆うのがおすすめだ。また、庫内の届きにくい場所には、布やウエスを巻いた割りばしを使うとすみずみまで掃除できる。
受け皿や網などの頑固な汚れはつけ置き
IHグリルの受け皿や網などは、中性洗剤で洗うとよい。しかし、頑固な汚れの場合はつけ置きをして汚れを浮かすのが効果的である。用意するものは、重曹またはセスキ炭酸ソーダ・ぬるま湯・ごみ袋(お湯をためられるものや場所)・メラミンスポンジ・ブラシだ。
- 40度程度のぬるま湯を、洗い場やごみ袋にためる
- 湯1Lに対してセスキ炭酸ソーダを大さじ3、または重曹大さじ1を入れてよく混ぜる
- 湯に受け皿や網などを入れて30分程度つけ置きする
- メラミンスポンジやブラシを使って汚れを落とす
- 水でしっかり洗い流す
重曹とセスキ炭酸ソーダはどちらもアルカリ性なので、油汚れにおすすめだ。重曹は水に溶けにくく研磨剤の役割も果たす。一方でセスキ炭酸ソーダは、水に溶けやすく重曹より洗浄力が高い。
このことから、重曹は焦げ付きに、セスキ炭酸ソーダは油汚れに使うとよい。網は重曹、受け皿はセスキ炭酸ソーダなど、気になる汚れによって使い分けよう。
このことから、重曹は焦げ付きに、セスキ炭酸ソーダは油汚れに使うとよい。網は重曹、受け皿はセスキ炭酸ソーダなど、気になる汚れによって使い分けよう。
4. 汚れ予防とプチ掃除でIHコンロのキレイを保つ

IHコンロをキレイな状態で維持するためには、大掃除だけでなく、汚れ対策や普段の掃除も大切だ。以下では、汚れを防止する方法を紹介する。
排気口カバーを使う
排気口カバーは、空気の流れを妨げず、飛び散る油や落ちてくるほこりを防いでくれるアイテムだ。排気口の奥まで汚れにくいのが嬉しい。排気口カバーが汚れたときは、洗剤で洗ったり拭いたりするとキレイになる。
ただし、排気口を完全に防ぐようなものは使わないようにしよう。空気の流れを妨げてしまい、IHコンロが故障する可能性がある。
ただし、排気口を完全に防ぐようなものは使わないようにしよう。空気の流れを妨げてしまい、IHコンロが故障する可能性がある。
IHコンロ周りの溝にカバーを取り付ける
IHコンロの周りには隙間があり、汚れがたまりやすい。そこでおすすめなのが隙間カバーだ。ピタッと密着させるように取り付けることで、隙間に汚れや水分が入り込むのを防げる。
使用後は掃除をしよう
一見キレイに見えても、使用後は小さな汚れが飛んでいることもある。洗えるものは中性洗剤で洗う、そのほかは水拭きをするなど、毎日の掃除で汚れをためないことがとても重要なのだ。
IHコンロを汚れたまま放置していると、範囲が広がったり、汚れの上に新しい汚れがたまって落ちにくくなったりする。そのたびにキッチン周りの大掃除をするのは大変だろう。毎日数分だけでも掃除しておくことで、焦げ付きが防げたり、汚れがたまりにくくなったりするのだ。
仕事や家事などで忙しく、毎日の掃除が難しい方は、2~3日に一度掃除をしておくのが望ましい。
IHコンロを汚れたまま放置していると、範囲が広がったり、汚れの上に新しい汚れがたまって落ちにくくなったりする。そのたびにキッチン周りの大掃除をするのは大変だろう。毎日数分だけでも掃除しておくことで、焦げ付きが防げたり、汚れがたまりにくくなったりするのだ。
仕事や家事などで忙しく、毎日の掃除が難しい方は、2~3日に一度掃除をしておくのが望ましい。
結論
IHコンロは場所によって適切な掃除方法が異なる。クレンザーやセスキ炭酸ソーダ、重曹など、汚れている場所によって必要な掃除道具を揃えよう。また、IHコンロの汚れをためないようにするには、こまめな掃除を心がけるのが重要だ。IHコンロの使用後に部品を洗ったり、水拭きしたりすることで、焦げ付き・汚れの付着を防げる。排気口カバーなどのアイテムを使うと、よりキレイな状態を維持しやすいのも覚えておこう。