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浴室乾燥機の使い方と速乾のコツ!意外で便利な使い方や掃除方法も

浴室乾燥機の使い方と速乾のコツ!意外で便利な使い方や掃除方法も

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年11月16日

浴室乾燥機は、文字通り浴室に設置された乾燥機だ。洗濯物の乾燥をメインに使っているご家庭が多いだろう。だが、浴室乾燥機にはそれ以外にもさまざまな使い方がある。基本的な使い方とあわせて、雨の日のおもてなしにピッタリの使い方なども紹介する。

  

1. 浴室乾燥機の基本的な使い方と速乾のコツ

まずは、浴室乾燥機の基本的な使い方から見ていこう。といっても、衣類などの洗濯物を掛けて時間を設定し、オンにすればよいだけなので簡単だ。ただし、効率よく乾燥させるにはちょっとしたコツが要る。どういった使い方をすれば効率的なのかをお伝えする。

効率よく乾かすためのコツ

・先に浴室内の水気を拭き取っておく
・厚手のものは吹出口の真下や近くに掛ける
・洗濯物同士の距離を保つ
・空気の通り道を確保しておく

浴室乾燥機の使い方としてこうしたポイントを抑えておくと、効率よく乾かすことにつながる。いくら浴室乾燥機が優秀でも、浴室内が湿っているほど洗濯物は乾きにくくなる。バスタオルなどで天井や壁、床、浴槽などの水滴を拭き取っておこう。

また、たとえばランドリーバーがあり、中央付近の天井に吹出口があるとしよう。その場合、厚手のものはできる限りバーの中央、つまり吹出口の近くに掛け、外側へ向かうに連れて薄手のものとなるように干し方を工夫しよう。洗濯物同士がくっついていると乾きにくいため、ある程度間隔をあけて干すことも大切だ。

空気の通り道を確保する方法については、ガラリや窓の有無で変わってくる。ガラリとは、浴室の扉に設けられている隙間のことだ。少し詳しく解説しよう。

扉を閉めてもいいケース、開けたほうがいいケース

浴室乾燥機の直接的な使い方とはやや異なるが、効率よく乾かすためのコツになるので、使い方とあわせて覚えておいてほしい。

濡れた洗濯物をスピーディーに乾かすには、浴室内に湿気を「こもらせない」ことが大切になる。ガラリが付いている扉なら、浴室乾燥機を使用している間は締め切っても空気の通り道が確保されているので問題ない。一方、ガラリがない扉だったときは数センチほど開けて空気の通り道を作ろう。

もちろん、窓があれば数センチほど開けてもいい。ただし冬場は開けすぎると浴室内の温度が下がるおそれがある。梅雨どきも同じように、開けすぎると湿気が入り込むなどして効率が下がる場合があるため注意してほしい。

少しでも効率よく洗濯物を乾かすため、基本的な使い方とあわせてこうしたポイントを押さえておこう。

2. 衣類だけじゃない浴室乾燥機の便利な使い方

浴室乾燥機の基本的な使い方として洗濯物の乾燥を挙げたが、浴室乾燥機には「乾燥」のほかにも「換気」「暖房」あるいは「涼風」といった機能が搭載されているものもある。続いては、浴室乾燥機の機能に応じたいろいろな使い方を紹介しよう。

「換気」でカビ防止

浴室はカビが生えやすい場所だが、大きな原因は湿気だ。入浴後、浴室乾燥機で3時間ほど換気するといった使い方をして、カビが発生するのを防ごう。先にバスタオルなどで水気を拭き取っておくと、効率よく乾燥させられるうえ電気代の節約にもつながるだろう。

「暖房」でヒートショック予防

温かい室内から、ひんやりした浴室に移動したときなどに起こりやすいのがヒートショック。亡くなる方もおり、小さな子どもや高齢者がいるご家庭ではとくに気をつけたいところだ。先に浴室乾燥機の暖房をオンにするといった使い方で、ヒートショックのリスクを低減させよう。

「涼風」で汗ダク解消

真夏など、入浴してスッキリするはずなのに汗ダクになってしまった、という経験はないだろうか?そんなとき、浴室乾燥機を涼風モードまたは送風モードなどで運転するといった使い方をすれば、快適なバスタイムになることだろう。

「乾燥」で雨の日のおもてなしも

雨の日に来客があり、大切なお客さんのジャケットが濡れていた場合、浴室乾燥機で乾燥させておくといった使い方もできる。帰る頃になってすっかり乾いているとなれば、きっと喜ばれるはずだ。

3. 使い方とあわせて知っておきたい浴室乾燥機の掃除について

浴室乾燥機は、使い方とあわせて掃除について知っておくことも大切である。せっかく浴室乾燥機のいろいろな使い方を覚えても、掃除していなければ洗濯物にホコリが付着したり換気効率が低下したり、浴室乾燥機自体にカビが生えたりすることもあるためだ。

浴室乾燥機の掃除について

まずは掃除機を使い、浴室乾燥機の外側のホコリを取れるだけ取る。次にカバーを取り外し、ファンなど手が届くパーツに付着した汚れを水に濡らして固く絞った雑巾で水拭きをしよう。手が入らない狭い場所は、割り箸に布を巻いて輪ゴムで留めたものなどを使用すれば、ホコリを取り除ける。

なお、汚れがガンコなときは水で薄めた中性洗剤を雑巾や布に染み込ませて拭く方法もあるが、洗剤の使用がNGの浴室乾燥機もあるため先に取扱説明書で確認してほしい。

フィルター掃除も重要だ。まずは掃除機で吸えるだけホコリを吸い取る。次に桶やシンクなどにぬるま湯をはり、中性洗剤を溶かした洗浄液の中にしばらく浸け置きしておこう。その後、スポンジや使い古しの歯ブラシなどで細かい汚れを落とし、水で十分にすすいで自然乾燥させてから元に戻せば完了だ。

フィルターが濡れていると故障などを招きかねないため、完全に乾いたことを確認してから元に戻すのがポイントになる。使い方とあわせて、こうした掃除についても知っておこう。

結論

浴室乾燥機で洗濯物を上手に乾かすには、水気を拭き取ること、干し方を工夫すること、空気の通り道を確保することなどがポイントとなる。乾燥以外にも換気や暖房、涼風といったモードが搭載されていれば幅広い使い方ができるので、ぜひ活用しよう。
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  • 公開日:

    2020年11月 5日

  • 更新日:

    2021年11月16日

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