目次
- 1. 押入れの奥行きを生かす収納のコツ
- 2. 押入れの奥行きを生かす収納アイデア3選
- 3. 押入れの奥行きを生かす簡単なDIYアイデア
- 4. 押入れの奥行きを生かす収納アイテムおすすめ3選
- 5. 押入れの奥行きをフル活用して収納力をアップ
1. 押入れの奥行きを生かす収納のコツ

押入れはクローゼットと比べて収納スペースが広いことも多い。だが効率よくスペースを使わないといわゆる「デッドスペース」ができてしまうことがある。押入れの奥行きを生かすためにも、まずは収納のコツから学んでいこう。
押入れのサイズは必ず実測する
「なんとなく」で済ませてしまいがちなのが押入れのサイズだ。限られたスペースを最大限有効に使い切るためにも、押入れの高さ・幅・奥行きは実測して書き残しておこう。枕棚がある場合はそれも寸法しておくとよい。サイズを知ることで、何をどこに置けばよいかイメージが湧く、棚やボックスなど収納アイテムを選びやすくなるといったメリットがある。押入れにしまうものが決まっている場合はそれらも実測し、パズルのように配置を決めよう。
「手前」と「奥」に分けて考える
押入れの奥行きを生かすには「手前」と「奥」に分けて考えるのもポイントになる。奥には収納棚、手前にはカゴやトレーなどとエリア分けし、奥まで無駄なく使えるようにすることが大切だ。衣類が多い方は、手前と奥に突っ張り棒やポールを取り付けてハンガー掛けを作るのもおすすめである。季節モノや普段着ない衣類などを衣装ケースに入れて奥に積み上げ、手前に別の収納アイテムを置くのもよい。
押入れのサイズやデッドスペースに合う収納アイテムを選ぶ
スペースに合う収納アイテムを選ぶのも基本だ。「収納棚」「収納ケース(衣装ケース)」「収納ボックス」「収納カゴ」などのいわゆる収納アイテムは、各サイズを測りながら押入れに合うかどうか、パズルのように組み合わせてみよう。押入れのスペースにぴったりハマる収納アイテムを置けば、奥行きまでしっかり使い切れるし収納もしやすい。
2. 押入れの奥行きを生かす収納アイデア3選

押入れの奥行きを生かすための収納アイデアを紹介していこう。リビングと寝室、子ども部屋に分けて解説する。
押入れの奥行きを生かす収納アイデア|リビング編
リビングの押入れには使用頻度が高いものを収納しよう。収納棚やケースを置き、細かい雑貨や小物類はそこにしまうとよい。家電の説明書など、サッと取り出したいものはファイリングして手前に並べよう。奥行きを生かすため、本棚用のスペースを奥に作ってしまうのも手だ。もしくは奥に収納アイテムを置き、空いた手前にバッグやコートをかけるスペースを作るのもよい。
押入れの奥行きを生かす収納アイデア|寝室編
寝室の押入れには寝具類や衣類を収納する方が多いだろう。とりわけ布団はかさばるため、圧縮袋を使ってコンパクトにまとめるのが得策だ。圧縮袋に入れたくない羽毛布団などは、手で押して空気を抜きながら布団収納袋に入れるとよい。押入れの奥行きを測っておき、それに合わせたサイズの圧縮袋や布団収納袋を選ぼう。布団を入れてもスペースが余るなら、起きてすぐ身支度できるように衣服を収納するのもおすすめだ。
押入れの奥行きを生かす収納アイデア|子ども部屋編
子ども部屋には子ども服や身の回りのアイテム、おもちゃなどを収納しよう。子どもが自分で身支度できるように、棚やケースは押入れの手前かつ低い位置にレイアウトするのがおすすめだ。あるいはいっそのこと押入れをDIYし、キッズスペースにリメイクして奥行きを生かす方法もある。押入れをちょっとした遊びのスペースや秘密基地に変えたり、勉強机にしたりもできる。
3. 押入れの奥行きを生かす簡単なDIYアイデア

子ども部屋の押入れをキッズスペースにリメイクするアイデアのように、押入れを別のスペースとして生まれ変わらせることも可能だ。収納以外の用途で押入れの奥行きを最大限生かすことができる。
押入れのDIYアイデア
たとえば押入れの下段に棚や椅子を置き、上段にパソコンを置くとデスクにリメイクできる。奥には書類用の棚などを設置して奥行きを生かすとよいだろう。鏡やメイク道具を置けばメイクスペースに、本棚やラックを置き小物を飾ればカフェ風のインテリアになるなど、アイデア次第でさまざまなスペースが作れるはずだ。
賃貸の場合はリメイクシートなどを使おう
持ち家の場合はペンキなどで中を塗っても問題ないが、賃貸は退去時に原状回復費用がかかるなどトラブルを招くおそれがある。その場合は、リメイクシートやはがせる壁紙を使ってデザインしよう。押入れは暗いため、奥行きまでしっかり生かすには照明を取り付けることも大切だ。
4. 押入れの奥行きを生かす収納アイテムおすすめ3選

最初にお伝えしたように、押入れの奥行きを生かすためには、その押入れのスペースに合わせた収納アイテムを選ぶことが大切だ。たとえば次のようなアイテムがあるので、ぜひひとつの参考にしてほしい。
ニトリ「押入れ収納キャリー(ローキャリー)」
コンパクトな台車といったイメージのアイテムがこちら。キャスター付きなので、奥行きがある押入れでもモノを出し入れしやすい。
IKEA「RASSLIG(ラッスリグ)シェルフユニット ハンガーレール付き」
衣類を掛けたり小物を収納したりするのに便利なのがこちら。IKEAでも人気の収納アイテムだ。サイドの余ったスペースや下段などにいかがだろうか?
ダイソーやセリアなどの100均アイテムも便利
ダイソーのアルティメットコンテナに代表されるような「重ねられる収納ボックス」は、まさに押入れのデッドスペースを埋めるのに適している。突っ張り棒や隙間収納にピッタリな水受けトレーなど、100均にはさまざまなアイテムがあるのでぜひこちらもチェックしてみよう。
5. 押入れの奥行きをフル活用して収納力をアップ

押入れは奥行きがあるゆえ、つい深く考えずにアレコレ詰め込みたくなってしまう。だが奥行きを生かすためにも、事前によくイメージすることが大切だ。押入れをフル活用できればかなりの収納力アップが見込める。棚やケース、ボックスなどのほか突っ張り棒やハンガーラックなどの収納アイテムを取り入れて、効率よくスペースを活用してほしい。
結論
押入れの奥行きを生かすためには、まず全体のサイズを把握しよう。押入れを手前と奥に分けて使うこと、収納アイテムを活用することも重要なポイントだ。奥に浅めの棚を置いて手前をハンガーラックにしたり、奥に衣装ケースを積み手前に引き出しを置いたりするのもよい。ぜひとも使い勝手のよい押入れ収納を実現していただきたい。