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洗濯用粉石鹸と合成洗剤の違いを解説!おすすめの粉石鹸も紹介

洗濯用粉石鹸と合成洗剤の違いを解説!おすすめの粉石鹸も紹介

投稿者:ライター 宗形ミナ (むなかたみな)

鉛筆アイコン 2021年11月16日

環境や肌に優しいことで有名な「粉石鹸」。粉末状のものを思い浮かべる方が多いと思うが、実は粉末状であれば粉石鹸というわけではない。粉末状であっても石鹸ではない、合成洗剤というものがある。では、粉石鹸と合成洗剤は一体何が違うのだろうか。この記事では、粉石鹸と合成洗剤の違いや、粉石鹸で洗濯する際のメリット・デメリットを解説する。おすすめの粉石鹸もあわせて紹介するので、粉石鹸の使用を検討中の方は参考にしてほしい。

  

1. 洗濯用の粉石鹸と合成洗剤は何が違う?

粉末状の洗濯用洗剤は、粉石鹸と合成洗剤の2つに分かれている。粉石鹸と合成洗剤は、一体何が違うのだろうか。ここでは、それぞれの特徴を紹介したうえで、両者の違いや見分け方を解説する。

粉石鹸とは、固形石鹸を粉末状にしたもので、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム(純石けん分)が主な成分となっている。それに対して、合成洗剤は石油や植物油を化学合成して作られた、合成界面活性剤が主成分の洗剤のことを指す。

粉石鹸と合成洗剤の違い

粉石鹸と合成洗剤の違いは、成分にある。粉石鹸は自然由来のものだが、合成洗剤は石油などを化学合成した合成界面活性剤が主な成分だ。そのため、粉石鹸は環境や肌に優しいが、合成洗剤は肌への刺激が強く環境に悪影響を及ぼすものが多いという違いがある。

粉石鹸と合成洗剤の見分け方

成分が異なるだけの粉石鹸と合成洗剤は、一体どのように見分ければよいのだろうか。

粉石鹸と合成洗剤を見分けるポイントは「品名」にある。粉石鹸は、品名に「洗濯用石けん」と表示されているが、合成洗剤の場合は「洗濯用合成洗剤」と表記されているのだ。粉石鹸かどうかを確認したいときは、品名をみて判断するとよいだろう。

品名だけでなく、成分表で判断することも可能だ。粉石鹸は、自然由来の成分でできているため、記載されている物質の数が少ない。しかし、合成洗剤は石油などを化学合成して作っているため、数多くの化学物質名が記載されているのだ。粉石鹸かどうかを判断する際には、成分表も確認してみるとよいだろう。

2. 粉石鹸で洗濯する際のメリットとデメリット

粉石鹸は合成洗剤と違い、肌にも環境にも優しい洗剤であると説明した。しかし、粉石鹸での洗濯にはデメリットもある。ここでは、粉石鹸で洗濯した場合のメリットとデメリットを紹介する。

粉石鹸で洗濯をするメリット

まずは、粉石鹸で洗濯をすることで得られるメリットを紹介する。

・環境や肌へのダメージが少ない
先ほども説明した通り、粉石鹸の最大のメリットは環境や肌へのダメージが少ないことである。粉石鹸は、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなどの自然由来の成分でできている。そのため、肌に優しく敏感肌の人も安心して使うことが可能だ。また、合成洗剤に比べて分解されるのが早いため、川などに蓄積されにくい。そのため、環境へのダメージが少ないのだ。

・洗浄力が高い
2つ目のメリットは、洗浄力が高いことである。粉石鹸は肌や環境に優しいうえに、洗浄力も高い。弱アルカリ性であるため、皮脂や油汚れなどはとくにキレイに落とすことが可能だ。そのため、合成洗剤では落ちなかった汚れも、粉石鹸なら落とせる可能性が高いといえる。

・ふわふわの仕上がりになる
粉石鹸を使えば、ふわふわな仕上がりになる。粉石鹸は洗浄力の高さの割に、洋服の繊維へのダメージが少ない。そのため、柔軟剤を使わずともふわっとした仕上がりになるのだ。

粉石鹸で洗濯をするデメリット

続いては、粉石鹸で洗濯をするデメリットを紹介する。

・石鹸カスが残ることがある
1つ目のデメリットは、石鹸カスが残る可能性があることだ。粉末状の洗剤は、水に溶けきらないことがある。溶け残った洗剤は、石鹸カスとなり衣類についてしまうので注意が必要だ。

・合成洗剤よりも価格が高い
2つ目のデメリットは、価格が高いことだ。合成洗剤が300~500円/Kg程度で購入できるのに対し、粉石鹸は700~1500円/Kg程度となっている。価格が高いことも、粉石鹸の大きなデメリットといえるだろう。

3. 粉石鹸を使った正しい洗濯の手順と注意点

粉石鹸を洗濯に使おうと思った方もいるかもしれない。しかし、粉石鹸を使った洗濯では、注意しなければならない点がいくつかある。ここでは、粉石鹸を使った正しい洗濯方法と使用上の注意点を解説する。

洗濯方法

1.洗濯機に水を張る
2.規定量の粉石鹸を入れる
3.洗濯物を入れて洗濯をスタートさせる

粉石鹸を使っての洗濯は、上記3ステップで完了する。

注意点

・水温に気をつける
洗濯機に水を張るときは、水温に注意が必要だ。粉末の洗剤は水温が低いと溶けにくいからである。粉石鹸で洗濯をする場合の水温は、30℃前後が理想的だ。お風呂の残り湯などを利用して、調整するとよいだろう。

・粉石鹸はよく溶かしてから入れる
洗濯機に粉石鹸を入れるときは、しっかりと溶かすことが重要だ。しっかり溶かしてから入れれば、石鹸カス予防になるからである。洗濯機に粉石鹸を投入するときは、しっかりと溶かしてからにすることを心がけよう。

・すすぎが2回あるコースを選ぶ
すすぎが「2回」あるコースを選ぶのも大切な点だ。通常のコースでは、石鹸カスができてしまう場合があるからである。粉石鹸で洗濯をする際には、すすぎが2回のコースになっているか確認しよう。

4. 安心して使える!おすすめ粉石鹸3選

最後に、おすすめの粉石鹸を3つ紹介する。

1.シャボン玉石けん「シャボン玉スノール」

1つ目に紹介するのは、シャボン玉石けんが販売している「シャボン玉スノール」だ。良質な天然油脂を原料とした、無添加の洗濯用粉石鹸である。ダマにならず溶けやすい仕様になっているのが大きな特徴だ。木綿~シルクまで幅広い素材のものを洗濯でき、ふわふわに仕上げられる。

2.暁石鹸株式会社「暁ローブ粉石けん」

続いて紹介するのは、「暁ローブ粉石けん」だ。ラード、ヤシ油、米ぬか脂肪酸を主原料として作られた洗濯用粉石鹸である。低温でも溶けやすい粉末となっているのが、大きな特徴だ。柔軟剤を使わずに、ふわふわな状態に仕上げられる。

3.ミヨシ石鹸「そよ風」

ミヨシ石けんが販売している「そよ風」は、洗浄力の高さが魅力の洗濯用粉石鹸だ。頑固な油汚れなどもキレイに落とすことが可能。天然アミノ酸系の分散剤が配合されているため、粉末が溶けやすいのも大きな特徴である。

結論

粉石鹸は、肌や環境に優しい成分で作られているのが特徴だ。粉末状のものすべてが粉石鹸というわけではないため、選ぶ際は品名や成分表をみて判断しよう。粉石鹸を使用すれば、汚れをキレイに落とせて、ふわふわな仕上がりにすることが可能だ。しかし、価格が高かったり石鹸カスが残ったりするといったデメリットもある。メリットとデメリットの両方を踏まえたうえで、粉石鹸の使用を検討するとよいだろう。
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  • 公開日:

    2020年11月 8日

  • 更新日:

    2021年11月16日

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