1. フローリングモップとは?

フローリングモップとは、先端のモップ部分にシートやクロスをつけるなどし、床を簡単に掃除できるアイテムを指す。冒頭でも説明したように、フローリングモップには複数の種類がある。使い捨てのシートを装着するタイプ、洗えるクロスを取り付けるタイプ、モップと柄の部分が一体型になっているタイプと、主に3種類に分けられる。
使い捨てシートタイプ
ドライシートやウェットシートなど、使い捨てのシートを先端に装着して使うタイプ。3種類のフローリングモップの中ではもっとも後片付けの手間がかからず、使用後はシートを外して捨てるだけでいい。デメリットはランニングコストがかかる点で、消耗品であるシートを都度付け替えなくてはいけない。
クロスタイプ
洗って使えるクロスや雑巾を先端に装着するタイプ。掃除が終わったらクロスを取り外し、洗って乾かせばまた使える点が便利だが、洗う手間がかかるというデメリットも。家にある雑巾を取り付けるタイプのほか、専用のクロスを装着するタイプもある。
一体型タイプ
汚れを絡めとるモップと柄の部分が一体型になったタイプ。使用後はモップを洗ってメンテナンスする必要があるが、掃除中にクロスやシートが外れることもなく、耐久性が高い。
2. フローリングモップの上手な選び方

フローリングモップは主に上で紹介した3種類に分かれるが、種類以外には使い勝手のよさにも注目して選ぼう。選び方のポイントは「柄の長さ」「ヘッドのサイズ」「重さ」の3点をチェックすることだ。
柄の長さ
フローリングモップの柄には、長さが調節できるものとできないものがある。調節できるタイプは、使用者や状況に応じて長さを変えられるため使いやすいうえ、短くすると収納しやすいのがメリットだ。一本柄のタイプは調節できないが、掃除中につなぎ目がゆるんでしまうこともなく、力を入れて使いやすい。
ヘッドのサイズ
掃除したい場所によって、適切なヘッドの大きさが異なる。フローリングモップのヘッドは幅25cm前後のものが多いが、中には幅40cm前後の大きなものもある。幅広のモップを購入すると、家具の裏など狭い隙間にヘッドが入らないケースも。反対に、面積が広い床を手早く掃除したい場合は、幅広のモップが合うだろう。
モップの重さ
フローリングモップが重いと、動かすのに力を要する。軽い力で掃除するためには、全体の重量が300~500g程度と軽く、持ちやすいものを選ぶといい。
ほかには「収納のしやすさ」や「柄の握りやすさ」も大事
上で挙げた以外には、収納のしやすさや柄の握りやすさなどにも注目してほしい。フローリングモップには立てかけて収納できるもの、フックに吊るせるものがある。また、柄の部分にグリップがついていると、握りやすく壁に立てかけても転倒しづらい。
3. フローリングモップの正しい使い方

フローリングモップを使う際は、掃除の順番を間違わないようにしよう。水拭き掃除をする場合、最初にドライシートでホコリやハウスダストなどの汚れを取ってから、ウェットシートで水拭きするのが肝心だ。フローリングモップを掃除機と併用する場合も、先にドライシートをかけて細かなホコリを取らないと、掃除機の排気でゴミが舞い上がってしまう。
またフローリングモップを動かす際は、前後にゴシゴシこするのではなく、軽く左右に滑らせるように動かして拭くのが正しい。そのほうが少ない力で汚れを落とせて、床を傷つけずに済むだろう。
またフローリングモップを動かす際は、前後にゴシゴシこするのではなく、軽く左右に滑らせるように動かして拭くのが正しい。そのほうが少ない力で汚れを落とせて、床を傷つけずに済むだろう。
4. フローリングモップのおすすめ商品3選

最後に、フローリングモップのおすすめアイテムを3つ紹介する。
花王「クイックルワイパー」
ストレスフリーで使いやすい設計の、スタンダードなフローリングモップ。小回りがきくヘッド、約340gの軽さ、調節可能な長さと便利なポイントが詰まっている。
無印良品「掃除用品システム・フローリングモップ」
シートだけでなく別売のマイクロファイバーモップも装着できるなど、アタッチメントのバリエーションが豊富だ。シンプルな見た目でリビングなどにも置きやすい。
LEC「激落ちクリップワイパー伸縮NEO」
「激落ちくん」シリーズのフローリングモップで、専用の超極細繊維マイクロファイバーが汚れを絡め取ってくれる。雑巾を装着して水拭きできる点も便利だろう。
結論
さまざまな種類があるフローリングモップだが、使い捨てシートをつけて簡単に後片付けするのか、雑巾や専用クロスをつけてランニングコストを抑えるのかによって、選ぶべき種類が変わってくる。柄の長さやヘッドのサイズなどにも注目し、自分にぴったりな1本を選ぼう。