目次
1. バケツエアコンとは?

まずは、バケツエアコンとは何かを解説していこう。
大阪のクールスマイル社が開発したポータブルクーラー
バケツエアコンは文字通りバケツの形をした、室外機や取り付け工事不要のエアコンだ。開発したのは、大阪のクールスマイル社。コンパクトなため持ち運びでき、非常時に使えるということで、さまざまなメディアでも取り上げられている。
アップデートされた新型が登場
バケツエアコンは、アップデートされた新型も登場している。風量は3倍になり、省エネや静音性もアップ。4〜12時間の運転が可能となった。
軽量化が図られており持ち運びしやすい
軽量化が図られたバケツエアコンは約4.3kgなので、女性でも持ち運びできる重さだ。手軽に持ち運びができるため、冷やしたいところで自由に使える。
バケツエアコンが開発された背景とは?
バケツエアコンは、大阪の「クールスマイル」という会社が大手ゼネコンから要請を受けて開発したものだ。建設現場ではエアコンがないために、作業員が熱中症になりやすい。熱中症対策として、電源なしで使えるバケツエアコンが誕生したのだ。
2. バケツエアコンは普通のエアコンとどこが違う?

バケツエアコンは普通のエアコンとどう違うのだろうか。特徴について解説していこう。
コンセントなしで使えるコードレス仕様
バケツエアコンはバッテリーを搭載しているため、コンセントなしで使えるコードレス仕様になっている。
車内でも充電できる
バケツエアコンは、DC-ACコンバーターにより車内でも充電ができる。
短時間の使用を目的としている
バケツエアコンのコンセプトは短時間。小さな空間を、短時間冷却するのを目的としている製品だ。
設置工事が不要でどこにでも持ち運べる
普通のエアコンは、設置工事が必要になる。しかしバケツエアコンは、エアコンでありながら工事が不要でどこにでも持ち運ぶことができるのだ。
3. バケツエアコンの標準機能

続いて、バケツエアコンの標準機能について見ていこう。
暗闇でもひと目で分かるバックライト付きディスプレイ
バケツエアコンは暗闇でもひと目で分かる、バックライト付きディスプレイでバッテリー残量が確認できる。
トラブル時にはヒューズを破断して停止する安全機能
バケツエアコンが水没するなど、トラブル時にはヒューズを破断して停止する安全機能が備わっている。
4. バケツエアコンの実力とは?

バケツエアコンを使用すると、実際にどの程度冷えるのだろうか。バケツエアコンの実力をチェックしていこう。
風量アップにより適用畳数が拡大
バケツエアコンの適用畳数は、木造3畳、コンクリート造4.5畳となっている。
冷やす力はどれくらい?
周囲の温度が30度のとき、28度以下をキープしてくれる。ただし周囲の温度や使用環境にも左右されるため、あくまでも目安として考えよう。
5. バケツエアコンの活用シーンとは?

バケツエアコンはどのようなシーンで活用できるのだろうか。次のようなシーンでエアコンがほしいと感じているときは、バケツエアコンを検討してみよう。
車中泊で
バケツエアコンは、車内にも簡単に持ち込める。車中泊で役立つことだろう。
キャンプなどのアウトドアで
手軽に移動できるバケツエアコンは、キャンプなどのアウトドアでも活躍してくれる。
駐車中やアイドリングストップ中の車内で
エンジンを切ってもバケツエアコンで冷却ができるため、駐車中やアイドリングストップ中の車内にも最適だ。
エアコンがない、効きが悪い室内で
エアコンのない部屋や、効きが悪い部屋でも、取り付け工事が不要のバケツエアコンが活躍する。
停電時の室内で
コンセント不要のバケツエアコンは、停電時にも使用可能である。
屋外イベントなどの休憩所で
屋外イベントなどの休憩所でも、簡単に移動できてコンセント不要のため手軽に使用できる。
災害時などの避難所で
災害時などの避難場所では、断熱性の高い仕切りを使うことがある。そこでバケツエアコンを使えば、区切られたスペースの冷却が可能だ。
6. バケツエアコンの使い方!長時間連続運転させるには?

バケツエアコンの基本情報や活用シーンなどがわかったところで、使い方を解説する。長時間連続運転させる方法もチェックしておこう。
バケツエアコンを使うための準備
・バケツエアコンを充電する
・氷や水を入れて冷凍しておいたペットボトルなどを準備する
・水を1Lほど用意する
バケツエアコンを使用する前に、上記3つの準備が必要だ。
・氷や水を入れて冷凍しておいたペットボトルなどを準備する
・水を1Lほど用意する
バケツエアコンを使用する前に、上記3つの準備が必要だ。
バケツエアコンの使い方
1.バケツエアコンを涼しくしたい場所に置く
2.氷と水を専用バケツに入れて、蓋を閉じる
3.スイッチボタンを押す
上に書いた3つを準備すれば、バケツエアコンを簡単に使える。風量や搭載バッテリーによって異なるが、この3つの手順で4~12時間運転が可能だ。使い方の手順を説明する。
2.氷と水を専用バケツに入れて、蓋を閉じる
3.スイッチボタンを押す
上に書いた3つを準備すれば、バケツエアコンを簡単に使える。風量や搭載バッテリーによって異なるが、この3つの手順で4~12時間運転が可能だ。使い方の手順を説明する。
長時間連続運転させたいときは?
バケツエアコンは、バケツ内部に氷水を入れて循環させることで周囲を冷却する仕組みだ。氷水や冷凍ボトルを交換すれば、より長い時間使用できる。冷凍ストッカーに夜間電力で作ったタンク氷や、専用バケツ以外にボトルを準備して、そこから氷水を供給できれば、冷却時間を延ばすことが可能だ。
7. バケツエアコンは本当に冷える?冷えない?

もっとも気になる点が、バケツエアコンは本当に冷えるのか?あるいは思ったほど冷えないのか?といったことではないだろうか?冷える・冷えないの感じ方には個人差があるため、本稿で紹介するバケツエアコンが冷えるか冷えないかは一概にいいきれない。効果は周囲の気温や環境などさまざまな条件で変わってくるはずだが、上述した適用畳数の範囲内かつ小空間で正しく使用すれば「まったく冷えない」ということは考えにくいだろう。もちろん、より広い空間で使用すれば冷えないおそれもあるし、使用場所の環境などによっては思ったほど冷えないと感じることもあるかもしれない。バケツエアコンを購入する際は、レビューなども参考にじっくり検討しよう。
8. バケツエアコンを使う際の注意点とは?

バケツエアコンを購入するにあたって、注意しておきたい点を解説しておく。しっかりと把握したうえで購入を検討しよう。
高温になる車内などには放置しない
車中泊や駐車中、アイドリングストップ時にも活躍するバケツエアコンではあるが、40度を超える車内などに長期間放置してはいけない。
充電しながらの使用は推奨されていない
充電しながらの使用も可能ではあるが、メーカーは推奨していない。
あくまで小空間を冷やすためのもの
バケツエアコンは、あくまでも小空間を冷やすことを目的した製品である。普通のエアコンのような使用方法は想定されていない。
9. バケツエアコン以外にもある!ポータブルエアコンの選び方とは?

工事不要、手軽に持ち運びができるエアコンは、バケツエアコンだけではない。バケツエアコン以外のポータブルエアコンの選び方を解説していく。
使用場所に合ったサイズ・適用畳数の機種を選ぶ
ポータブルエアコンを選ぶときは、サイズと使用する場所を考慮するのがおすすめだ。ポータブルエアコンには、さまざまなサイズのものがある。テーブルに置けるコンパクトなサイズのものから、重量が重くキャスターで運ぶものまで幅広い。コンパクトサイズのものはバケツエアコンのように持ち運びやすい。車内や自分の顔まわりなど限られた空間を冷却するのに向いている。大型のポータブルエアコンは、屋外やガレージなどパワフルに冷却したい場所に適している。
給電方式を確認しておく
ポータブルエアコンの電源は、「USB」「AC電源」「シガーソケット」などから取ることが可能だ。USBは会社のデスクなどでも使用しやすい。シガーソケットから電源を取れると、車内泊をするときに便利だ。バケツエアコンのように充電できると、屋外に持ち出して使用できる。
排水の処理方法を確認しておく
冷却するときにドレン水が出るタイプの場合、ホースで排水させるかタンクに溜めるか、どちらかの方法で処理することになる。車内やテントで使う際にはホースでの排水ができないため、タンクに溜めて手動で排水するのがよいだろう。ドレン水が出ないタイプのポータブルエアコンもあるので、選ぶ際は事前に確認しよう。
10. バケツエアコンはその特性を理解して使えば便利なアイテム
バケツエアコンは短時間の使用で、小空間を冷やすことを目的としている。そのため、普通のエアコンのような使用方法は想定されていないことを知っておこう。しかし持ち運びの手軽さなど、バケツエアコンならではのメリットがあるのも確かだ。その特性を理解して使えば、バケツエアコンは便利なアイテムである。
結論
話題のバケツエアコンについて解説してきた。バケツエアコンは一般的なエアコンとは異なり、取り付け工事やコンセントが不要で、手軽に持ち運びができる。キャンプなどのアウトドア、車中泊、エアコンのない部屋、災害時など、さまざまなシーンで活用できるだろう。バケツエアコンの購入に悩んだときは、ぜひ当記事を参考にしてほしい。