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洗濯すると毛玉ができやすい?毛玉の上手な取り方と防ぐ方法とは

洗濯すると毛玉ができやすい?毛玉の上手な取り方と防ぐ方法とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年7月15日

お気に入りのニットセーターを洗濯したら毛玉だらけに。がっかりした経験を持つ方も多いだろう。毛玉ができると新品でも着古したようになってしまう。しかし、毎日のケアや洗濯方法を意識することで毛玉を防止することができる。上手な毛玉の取り方や失敗しない洗濯方法、さらに予防対策まで紹介しよう。

  

1. 洗濯物に毛玉がつく原因とは

洗濯をしたニットセーターなどに毛玉はどうしてできてしまうのだろう。毛玉ができる原因がわかれば、毛玉ができにくい洗濯の仕方や予防方法などで対策が可能になる。

繊維の摩擦が毛玉を生む

毛玉ができる大きな原因は「摩擦」だ。まず繊維がこすれることで静電気が発生する。静電気は繊維を呼び寄せる性質があり、繊維が絡んで団子状になり、毛玉ができてしまう。
毛玉は、日々の何気ない行動でも発生する。たとえば着替えのとき、リュックやショルダーバックをかけているとき、手を振って歩いているときなどだ。洋服の生地同士やカバンとの接触で摩擦が起こると毛玉ができやすくなる。

毛玉ができやすい繊維とは

毛玉ができやすい繊維は、ポリエステルなどの化学繊維や、天然素材ではウールなどだ。化学繊維は、それ自体が非常に強いので摩擦があっても切れ落ちることなく残ってしまう。小さな毛玉でも、それが核となって大きな毛玉に成長してしまうのだ。

洗濯機も毛玉の原因に

洗濯機は、かくはんしたり、叩き落としたりして汚れを落とす仕組みだ。洗濯中に衣類同士の摩擦が生じるため、毛玉ができやすいのも当然だといえるだろう。洗濯したときに毛玉だらけになってしまうのは、洗濯機での洗い方に原因がある。

2. 洗濯物の毛玉の上手な取り方

洗濯したら毛玉が目立ってしまった。この毛玉はどうにかならないものかと悩んでいる方も多いだろう。洗濯物についた毛玉の上手な取り方とコツを紹介しよう。

毛玉取り用ブラシを使う

毛玉取り用ブラシは猪毛が使われていることが多く、ほどよい硬さと弾力で、スムーズに毛玉を取ってくれる。コツは、やさしくブラッシングすること。強くブラッシングしてしまうと生地を傷めることになってしまうので注意しよう。

毛玉取り器

毛玉取りというとまっ先に思い浮かぶのが毛玉取り器ではないだろうか。洗濯後の衣類に器械を当てるだけで簡単に毛玉を取ることができる。使い方は簡単だが、毛玉に押し付けるようにしてしまうと、毛玉と一緒に生地まで削ってしまうことになる。生地から浮かせるようにして毛玉だけ取るのがポイントだ。

T字カミソリ

毛玉取り器がないときに代用できるのが、顔をそるときに使うT字カミソリだ。とくに毛玉の範囲が広いときに使うと簡単に取ることができる。T字カミソリを使うポイントは、ほかの方法と同じように、毛玉のある部分をやさしくなでるようにして使うことだ。また、できるだけ切れ味のよいT字カミソリを使用することも、生地を傷めないポイントだ。

3. 毛玉を防止する正しい洗濯方法

毛玉を防止する洗濯方法としてよく知られているのが、裏返して洗うという方法だ。これなら表面がこすれ合うことがなく、毛玉を予防できる。そのほかの毛玉を防止する洗濯方法を紹介しよう。

洗濯ネットを使う

毛玉を作らないためには、衣類同士の摩擦を極力少なくすることだ。そこで効果を発揮するのが洗濯ネットだ。衣類を裏返しにて、さらに洗濯ネットに入れる。このとき注意したいのが、できるだけ衣類の大きさに合わせた洗濯ネットを使用することだ。大きすぎる場合、洗濯ネットの中で衣類が動いてしまい摩擦が生じてしまう。

柔軟剤を使う

柔軟剤は、繊維をコーティングする働きがある。洗濯中の摩擦を避けるためにも柔軟剤を利用するとよいだろう。また、静電気は毛玉を発生させる大きな原因でもある。柔軟剤は静電気を防ぐ効果もある。

4. 洗濯以外で毛玉を予防するコツ

正しい方法で洗濯することのほかにも、日常生活で毛玉対策をすることができる。

ブラッシングをする

洗濯の前のブラッシングも必要だが、外から帰ってきて着替えたら、洋服用のブラシでブラッシングすることも大切だ。外で付着したホコリを取るだけでなく、静電気も一緒に除去してくれる。目に見えない繊維の絡みや毛羽立ちも元に戻してくれるので、毛玉になりにくくなる。

適度なローテーションで着まわす

いくらお気に入りだからといって、ヘビーローテーションで着ていると繊維も疲れてきてしまう。毎日着るのではなく、中1~2日を目安に休ませてやると毛玉ができにくくなる。

クリーニングに出す

家で洗濯をする場合、どんなに気を使っていても毛玉を完全に防止することは難しい。お気に入りで、絶対に毛玉は作りたくないという場合には、クリーニングに出すのが最善策といえる。

結論

洗濯で毛玉ができる最大の原因は、摩擦だ。できるだけ衣類同士の摩擦が起きないように洗濯ネットや柔軟剤などを使おう。また、日常生活でもブラッシングをしたり、着る頻度を少なくするなど、ちょっとした心がけで毛玉は防ぐことができる。上手な毛玉対策で、お気に入りの洋服を長く着られるようにしよう。
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  • 公開日:

    2020年11月28日

  • 更新日:

    2021年7月15日

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