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無水エタノールで攻めのカビ対策を!正しい使い方と注意点とは

無水エタノールで攻めのカビ対策を!正しい使い方と注意点とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2020年12月24日

部屋中のさまざまな所や水回りに、結露が原因でできてしまうカビ。気が付いたときには、すでに黒色が落ちないくらいに進んでしまうこともある。そこで、カビ対策には無水エタノールがおすすめだ。カビを取るだけでなく、同時に予防もできる攻めの対策だ。あまりなじみのない名前かもしれないが、ドラッグストアで簡単に手に入れることができる。無水エタノールの正しい使い方や注意点などを紹介しよう。

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1. 無水エタノールはカビに効果抜群

ドラッグストアで販売されているエタノールには「無水エタノール」と「消毒用エタノール」の2種類がある。

無水エタノールと消毒用エタノールの違い

無水エタノールと消毒用エタノールの違いは何か。それはただひとつ、含まれる水分量の違いだ。

無水エタノールは、その名が示す通り水分が0.05%以下の無水に近いエタノールのこと。一方、消毒用エタノールは、水分が20%ほど含まれている。この20%の水分量というのが、殺菌・除菌に最大限に効果を示す配合率となる。

無水エタノールではカビは取れない?

一般的に考えて、濃度の高い無水エタノールの方が消毒効果があるようにも思える。しかし、実際は消毒用エタノールの方が殺菌・除菌効果は高い。

無水エタノールは一瞬にして蒸発してしまうためカビをはじめ、ウイルスなどの細菌を死滅させることができない。消毒用エタノールのように、ある一定量の水分が含まれていた方が、その場にとどまりカビや細菌への消毒効果を発揮することができるのだ。

無水エタノールを水と混ぜて、わざわざエタノール濃度を低くすることでカビやウイルスに対して効果を発揮できるようになる。

2. カビに対する無水エタノールの正しい使い方

無水エタノールは、そのままではカビ対策にならない。カビに対してエタノールを有効化させるため、水を加えて除菌スプレーをつくろう。

無水エタノールで除菌スプレーを作る

まず用意するのは「無水エタノール」「水」「スプレーボトル」だ。気を付けたいのが容器であるスプレーボトルだ。濃度の高い無水エタノールに対してふさわしくない材質もある。ガラス製、ポリエチレン製、ポリプロピレン製のスプレーボトルを使うようにしよう。

無水エタノールと水の割合は8:2だ。100mlのスプレーボトルに80mlの無水エタノールと20mlの水を入れて除菌スプレーを作ろう。

除菌スプレーでカビを退治する

除菌スプレーを雑巾などに数回スプレーしてからカビを拭き取るようにする。直接カビにスプレーすると、場合によってはカビの胞子が空気中に舞い上がって、カビを広げてしまうことになるかもしれない。相手がただの汚れではないことを念頭に、慎重にカビ取りをしよう。

3. 無水エタノールを使ったカビ掃除の仕方

無水エタノールと水で除菌スプレーの準備ができたら、カビ取りに挑戦だ。場所別にカビ取りの方法を紹介しよう。

お風呂場

お風呂場は常に湿度が高く、皮脂汚れや石けんカスなどカビが喜ぶ栄養がたっぷりある場所だ。カビにとって絶好の環境ということもあり、気が付いたらカビがひどくなってしまったということもある。

まずカビに無水エタノールで作った除菌スプレーを吹き付ける。軽度のカビならそのままブラシで擦り落とす。

しかし重度のカビの場合には、キッチンペーパーなどに除菌スプレーをかけてカビにかぶせ、さらにラップをして消毒液をカビに密着させておく。15分ほど放置してから擦り落とす。

イグサを使った畳には、カビが生えても漂白剤は使えない。しかし、無水エタノールで作った除菌スプレーなら畳のカビをキレイに取ることができる。

まず、カビが発生した部分に除菌スプレーを直接振りかけて15分ほど置く。その後、畳の目に沿って歯ブラシを使いカビをかき出す。

ポイントは、カビ取りが終わった後、畳を十分に乾かすということだ。エアコンの除湿や扇風機を使って畳の湿気をしっかりと取り除こう。

4. 無水エタノールを使う際の注意点

無水エタノールは、ドラッグストアで簡単に手に入り、しかも市販のカビ取り剤よりもかなり安価に購入できる。便利で経済的だが、カビ取りをするときには注意が必要だ。

火気厳禁

無水エタノールは、純粋なエタノールだ。引火性が強いので火の近く、あるいは静電気が起こりやすい場所での使用は絶対に避けよう。カビ取り用の除菌スプレーを作るときにも、コンロなどの近くは避けるように注意しよう。

また、非常に揮発性が高い。そのため密閉された室内で使用すると、無水エタノールの成分があっという間に部屋に充満してしまう。窓を開けたり、換気扇を回したりしながらの作業が大切だ。

無水エタノールが使えない場所もある

無水エタノールが使えない場所もあることを知っておこう。たとえば、ニスやワックスなどが塗られたフローリングにカビが生えたからといって安易に使ってしまうと、コーティングが溶けてしまう危険性がある。

そのほかにも塗装されているスチロール樹脂やアクリル樹脂、革製品などに無水エタノールを使うと変色や変質が起こる可能性がある。カビ取り前に目立たないところでテストするか、避けるようにしよう。

結論

エタノールには、無水と消毒用エタノールがある。無水エタノールはカビ取りだけでなく、無水エタノールならではの「水分を嫌う家電の掃除」にも活用できる。用途の広さからも無水エタノールの方が消毒用エタノールよりも経済的だ。一本用意しておくと、いざという時に役に立ってくれるだろう。
     

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