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柔軟剤の使い方間違えてない?基礎知識と応用アイデアを徹底解説

柔軟剤の使い方間違えてない?基礎知識と応用アイデアを徹底解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年12月 6日

衣服をふんわりと仕上げる柔軟剤の効果を実感するには、正しい使い方をすることが大切だ。洗濯機の種類によって入れるタイミングが違うので、事前に確認しておこう。この記事では、柔軟剤の正しい使い方を解説する。乾燥機に入れる柔軟剤シートや香りを持続させるコツなど、役立つ知識と併せてまとめたので参考にしてほしい。

  

1. 柔軟剤の効果とは?

まずは柔軟剤の基本的な効果を解説しよう。使用するメリットをチェックして、上手に活用してほしい。

柔軟剤の効果

柔軟剤を使うと、衣類が柔らかくなる以外にもさまざまな効果が期待できる。華やかな匂いが楽しめる柔軟剤は多く、フローラル系やシャボン系といったように種類も豊富だ。防臭効果が期待できるため、食事などの悪臭対策として活用する使い方もある。

また、繊維が滑らかになり摩擦も軽減されるので静電気が発生しにくい。静電気が軽減されることで、花粉の付着も防げるだろう。菌の繁殖を防ぐ抗菌タイプの柔軟剤もあるため、生乾き臭が気になる部屋干しにもおすすめだ。そのほかにも、衣類が早く乾く、洗濯ジワが軽減する、洗濯中に衣服が絡みにくいなど、さまざまな効果が期待できる。

2. 柔軟剤の正しい使い方とは

柔軟剤の使い方について基礎知識をまとめた。柔軟剤の効果を引き出すために、入れるタイミングと併せて確認しておこう。

定められた用量を守ることが何より大切

洗濯物の量によって必要な柔軟剤の量は異なる。洗濯物の重さや使用する水の量で適量がわかるので、洗濯の前に柔軟剤のパッケージで確認してほしい。柔軟剤の量が多いと匂いが強くなりすぎ、少ないと効果が薄くなるため、正確に量ってから入れるのがポイントだ。

ただし、一部の柔軟剤は適量に少しだけプラスすることで、香りがより引き立つとされる。メーカーの公式サイトやパッケージの説明でチェックしてみよう。好みに合わせて調整すれば、好きな香りをより強く感じられる。

タオルなど吸水性が大切なアイテムはとくに注意を

柔軟剤は繊維をコーティングすることで柔らかく仕上げる。柔軟剤を入れすぎると、汗や水分を吸い込みにくくなるので注意しよう。

タオルや機能性が高い衣服など吸水性が重要なアイテムに柔軟剤を使うときは、かならず適量を守ってほしい。また、干すときに振りさばいたり、乾燥機を使ったりすれば、タオルがふんわりと仕上がる。

3. 柔軟剤の誤った使い方とは

柔軟剤の使い方を間違えると効果を実感できない。使い方の基本として、入れるタイミングや注意点を解説する。

洗剤と一緒に洗濯槽に入れてしまう

洗剤と柔軟剤を入れるタイミングは別だ。洗剤と柔軟剤が混ざると、それぞれの効果を打ち消し合ってしまう。混ざらないように、それぞれの適切なタイミングで入れることが重要だ。

洗剤の投入口に入れてしまう

洗剤の投入口と柔軟剤の投入口は分かれている。洗剤は「洗い」、柔軟剤は「すすぎ」のときに、自動で投入する仕組みだ。洗剤の投入口に入れると混ざってしまうので、事前に洗剤と柔軟剤の投入口を確認しておこう。

4. 柔軟剤を入れるタイミング

柔軟剤の使い方では入れるタイミングが重要だ。全自動洗濯機と二槽式洗濯機、手洗いに分けて、入れるタイミングを紹介しよう。

全自動洗濯機の場合は洗剤と同じ

縦型やドラム式などの全自動洗濯機には柔軟剤用の投入口がある。洗剤の投入口とは別なので間違えないように注意してほしい。投入口の場所は洗濯機によって違うため、わからないときは説明書でチェックしておこう。

柔軟剤を入れるタイミングは洗剤を入れるときと同じだ。スタートボタンを押して水量や洗濯物の重さが表示されたら、柔軟剤の投入口に柔軟剤を入れる。あとは自動で最後のすすぎに柔軟剤が投入される仕組みになっているため、洗濯が終わるまで待てばよい。

二槽式洗濯機の場合は2回目(最後)のすすぎ

二槽式洗濯機には柔軟剤投入口がないことが多いので、すすぎのときに自分で柔軟剤を投入する。洗いが終わって水がキレイになったのを確認したら、柔軟剤を洗濯槽に直接入れて2~3分ほど洗濯機をまわそう。ためすすぎの場合は2回以上すすいだあと、最後のすすぎをするときが入れるタイミングだ。

手洗いの場合も2回目(最後)のすすぎ

汚れや洗剤を洗い流したあとに柔軟剤を入れよう。すすぎ2回目(最後)が柔軟剤を入れるタイミング。使用量の目安は洗濯機と同じようにパッケージの説明で確認できる。

水の量を確認してから適量の柔軟剤を入れよう。キレイな水に入れ替えて柔軟剤を投入したら、衣類を浸したまま3分間ほど軽く押し、軽くすすげば終わりだ。

5. 乾燥機に入れる「柔軟剤シート」も便利

洗濯機に入れる液体タイプの柔軟剤以外にも、シートタイプの柔軟剤がある。特徴や基本的な使い方を紹介しよう。

柔軟剤シートとは

柔軟剤シートとは乾燥機に入れるシートタイプの柔軟剤だ。乾燥機の温度が上がることで、衣服に成分が広がる仕組みになっている。液体の柔軟剤と異なり、乾燥のときが入れるタイミングだ。

ふんわりと仕上がるのはもちろん、静電気の防止や生地の傷み軽減、シワをつきにくくするといった効果が期待できる。液体タイプと同様にさまざまな香りが楽しめるのも魅力だ。シートタイプなので持ち運びがしやすく、コインランドリーなどでも使いやすい。

6. 柔軟剤の香りを持続させる使い方のコツ

柔軟剤の香りを持続させるコツをまとめた。お気に入りの香りを長く楽しむために、ぜひ実践してほしい。

風呂の残り湯は使用しない

お風呂の残り湯には雑菌や汚れが浮いている。そのまま洗濯機に使うと嫌なニオイがする原因になり、柔軟剤の香りを邪魔してしまうのだ。よい香りを楽しむために、キレイな水道水を使って洗濯してほしい。

洗濯物を詰め込みすぎない

たくさんの洗濯物を洗濯機に詰め込むと柔軟剤が全体に広がらない。詰め込みすぎないように洗濯物の量を調整するのが、使い方のポイントだ。洗濯槽の8割くらいまでを目安にしよう。

脱水まで終わったら速やかに干す

洗濯機の中は雑菌が繁殖しやすい環境だ。濡れた洗濯物を放置すると嫌なニオイが発生するので、洗濯が終わったらすぐに乾燥させよう。洗濯物同士のスペースを開けるなど、早く乾燥させるための工夫も実践してほしい。

7. 柔軟剤の使い方と入れるタイミングを覚えて洗濯スキルを向上させよう

柔軟剤は洗濯のときにかかせないアイテムだ。しかし、使い方や入れるタイミングを間違えると、十分な効果を発揮できない。洗濯スキルを向上させるためにも、基本的な知識を覚えておくことが重要だ。

柔軟剤は適量を量ってから入れる。入れるタイミングはすすぎのときだ。全自動洗濯機なら柔軟剤投入口にあらかじめ入れておけば、すすぎのときに自動で投入される。二槽式洗濯機や手洗いなら2回目(最後)のすすぎで入れよう。

結論

柔軟剤の使い方を間違えると柔らかく仕上がらない。洗濯機の種類別に入れるタイミングや正しい方法を、チェックしておこう。乾燥機で使用する柔軟剤シートや、香りを持続させるコツなど、役立つ知識も併せてチェックしよう。
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  • 公開日:

    2020年12月 7日

  • 更新日:

    2021年12月 6日

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