1. 洗濯に粉洗剤を使うメリット

粉洗剤は洗浄力にすぐれている。たいていの粉洗剤は弱アルカリ性の性質を持っているため、皮脂や泥汚れなど酸性の汚れを落としたり、食べこぼしの汚れや黄ばみを取ったりするのに向いている。汚れやすい子どもの衣類や部活のユニフォーム、作業着、染みがついた衣類などを洗濯する際に使うといい。
また、粉洗剤は液体洗剤よりも安価で大容量のため、洗濯の回数が多い家庭でも使いやすいだろう。
また、粉洗剤は液体洗剤よりも安価で大容量のため、洗濯の回数が多い家庭でも使いやすいだろう。
粉洗剤のデメリットは?
粉洗剤は水に溶けにくいため、洗濯後の衣類に洗剤が残ってしまう場合がある。しかし最近は溶け残りの少ない粉洗剤も増えている。粉洗剤をしっかり溶かすコツは後ほど解説するので参考にしてほしい。
液体洗剤は粉洗剤と何が違う?
液体洗剤には中性のものが多く、洗浄力が穏やかなため衣類を傷めにくい。デリケートなウール素材の衣類やおしゃれ着などを洗濯する際は、粉洗剤ではなく液体洗剤を使おう。
2. 粉洗剤の洗濯での使い方

粉洗剤の溶け残りを防ぐコツは、粉洗剤を洗濯物の上に直接かけず、洗濯機に備え付けられた投入口に入れることだ。そうすることで粉洗剤が水としっかり混ざって溶けやすい。
また、40度前後のお湯で洗濯するのも効果的だ。ぬるま湯で粉洗剤を溶かしてから洗濯機に入れるという方法もある。ほかにもパッケージに記載された規定量を守る、すすぎを2回以上行うなどのポイントも意識してほしい。
また、40度前後のお湯で洗濯するのも効果的だ。ぬるま湯で粉洗剤を溶かしてから洗濯機に入れるという方法もある。ほかにもパッケージに記載された規定量を守る、すすぎを2回以上行うなどのポイントも意識してほしい。
3. 洗濯で使うときの粉洗剤の選び方

粉洗剤を選ぶ際は、漂白成分や蛍光剤の有無に注目するといい。ほかにも水に溶けやすいか、香り付きかなどをチェックしよう。
酵素や漂白成分が入っているか
酵素や漂白成分が入った粉洗剤を使うと、洗濯の仕上がりが白くキレイになる。また食べこぼしや黄ばみなどの汚れも落としやすい。漂白成分は生乾きの原因となる汚れもしっかり除去し、洗濯槽のカビを防止するメリットもある。
蛍光剤が入っているか
蛍光剤が入った粉洗剤は、洗濯物の白さをキープするのに役立つ。しかし色物・柄物を洗濯すると色落ちの原因となるため、使用しないほうがいい。色物・柄物の洗濯には「蛍光増白剤を配合していません」などと記載のある粉洗剤を選ぼう。
水に溶けやすいか
粒子が細かい粉洗剤は水に溶けやすい。溶けやすさをうたった粒子が細かい洗剤を選ぶと、水で洗濯しても溶け残りが出にくいだろう。溶け残りを確実に防ぎたい方におすすめだ。
香り付きか
粉洗剤の中には香り付きタイプも多くある。洗剤の香りが苦手な場合や、香り付きの柔軟剤とあわせて使う場合は無香料タイプを選ぶといい。
4. 洗濯におすすめの粉洗剤3選

おすすめの粉洗剤を3つ紹介する。いずれも洗浄力が高く、皮脂や泥汚れを落とすのに役立つだろう。除菌効果のあるものや漂白成分が入ったものもピックアップしたので、家庭に合うものを選んでほしい。
ライオン「部屋干しトップ 除菌EX」
除菌効果のある粉洗剤。洗濯物の生乾き臭や、乾かしたタオルが再び湿ると出てくる生乾き臭も防いでくれる。重曹のパワーで冷たい水にも溶けやすい。
P&G「アリエール 粉末 サイエンスプラス7」
漂白剤配合で皮脂や黄ばみ、泥汚れ、食べこぼしなどさまざまな汚れを落とせる。除菌効果もあるうえ、部屋干しのにおいも抑えられる。洗濯槽のカビ防止にも役立つ。
ミマスクリーンケア「バイオ濃厚洗剤 ポール」
酵素配合の粉洗剤で、低泡性のためすすぎが簡単だ。皮脂汚れや泥汚れに強く、洗濯物の頑固な汚れを落としたいときに向いている。
結論
粉洗剤は洗浄力の高さが特徴で、コストパフォーマンスのよさも魅力だ。普段は液体洗剤を使っている家庭でも、汚れのひどい衣類は粉洗剤で洗濯するなど使い分けるのをおすすめする。溶け残りを防ぐためにお湯で洗ったり、水に溶けやすいタイプの粉洗剤を選んだりするのもポイントだ。