1. 洗濯槽掃除に重曹がおすすめの理由とは?
重曹は、私たちの生活に役立つ成分だ。掃除だけでなく、お菓子やパンを作るときにも使われている。洗濯槽の掃除に重曹を使うのにも、いろいろな面でメリットがある。
酸性汚れを落とす
洗濯槽の主な汚れは、皮脂やドロ、食べかす、そしてカビだ。これらの汚れの性質は酸性なので、弱アルカリ性の重曹は汚れを中和することで落としてくれる。
安くて安心
洗濯槽を掃除するときに使う重曹の量は、150g~200g。実際に量ってみるとかなりの量だ。重曹は1kgでだいたい500円前後で購入できる。1回の洗剤コストは100円程度だ。
さらに重曹は天然成分なので、肌の弱い赤ちゃんやお年寄りの肌着にも安心して使うことができる。
さらに重曹は天然成分なので、肌の弱い赤ちゃんやお年寄りの肌着にも安心して使うことができる。
消臭効果が高い
洗濯槽に付く皮脂や汗、カビなどの汚れはにおいを発生させる。重曹は、これらの酸性の汚れを分解するため、高い消臭効果が期待できるのだ。
2. 重曹を利用した洗濯槽掃除のやり方
重曹を利用した洗濯槽掃除には、必ず守ってもらいたいポイントがある。重曹の効果を最大限に引き出す掃除方法を紹介しよう。
必ずぬるま湯を使うこと
重曹は水には溶けにくい性質をもっている。重曹の洗浄効果を最大限に引き出すためには、40℃~50℃のぬるま湯に十分溶かしてから掃除をしよう。
分量を守る
1回の洗濯槽の掃除で使う重曹の量は、150g~200g。もっとたくさん入れればキレイになるのではと考えがちだが、重曹にも溶ける限界がある。水に溶け切れなかった重曹が洗濯槽に残ってしまうことがあるので、分量は必ず守ろう。
重曹を使った洗濯槽の掃除手順
1. 洗濯槽にぬるま湯を最大水位まで入れる。
2. 重曹を投入したら、ぬるま湯とよく混ざるように5分ほど洗濯機を回す。
3. そのまま最低でも5~6時間、できれば10時間以上放置する。
4. 放置後、汚れが洗濯槽に浮いているので丁寧にゴミすくいネットなどで取り除く。
5. 汚れを取り終えたら、もう一度洗濯機を回して洗濯槽の底に沈んだ汚れを浮かせて取る。
6. 汚れが浮かんでこなくなったら、すすぎを2回してから排水すれば掃除は完了する。
2. 重曹を投入したら、ぬるま湯とよく混ざるように5分ほど洗濯機を回す。
3. そのまま最低でも5~6時間、できれば10時間以上放置する。
4. 放置後、汚れが洗濯槽に浮いているので丁寧にゴミすくいネットなどで取り除く。
5. 汚れを取り終えたら、もう一度洗濯機を回して洗濯槽の底に沈んだ汚れを浮かせて取る。
6. 汚れが浮かんでこなくなったら、すすぎを2回してから排水すれば掃除は完了する。
3. 重曹で落とせない洗濯槽汚れの掃除にはクエン酸がおすすめ
重曹を使っても洗濯槽の汚れが取れない場合は、酸性の性質をもつクエン酸を使って掃除をしてみよう。クエン酸も重曹と並ぶナチュラルクリーニングの筆頭だ。
重曹では落ちない汚れとは
洗濯槽の汚れは皮脂汚れだけとは限らない。石けんカスや水垢もカビのエサとなるため掃除しておく必要がある。ところが石けんカスや水垢は、重曹が苦手とするアルカリの性質をもっている。そこで、アルカリに強い酸性の性質ををもつクエン酸を使ってみよう。
クエン酸には消臭効果だけでなく、殺菌効果もあるので、洗濯槽内のカビや雑菌の繁殖を抑えることもできる。しかも重曹と同じく、お手軽な価格で手に入れることができる。
クエン酸には消臭効果だけでなく、殺菌効果もあるので、洗濯槽内のカビや雑菌の繁殖を抑えることもできる。しかも重曹と同じく、お手軽な価格で手に入れることができる。
クエン酸を使った洗濯槽の掃除手順
1. 洗濯槽に水を最大水位まで入れる。重曹と違いクエン酸は水によく溶けるので水でOK。
2. クエン酸150gを投入したら、混ざるように5分ほど洗濯機を回す。
3. そのまま6時間以上は放置しておく。放置後、汚れが洗濯槽に浮いているので丁寧にゴミすくいネットなどで取り除く。
4. 汚れを取り終えたら、もう一度洗濯機を回して洗濯槽の底に沈んだ汚れを浮かせて取る。
5. 汚れが浮かんでこなくなったら、すすぎを2回してから排水すれば掃除は完了する。
2. クエン酸150gを投入したら、混ざるように5分ほど洗濯機を回す。
3. そのまま6時間以上は放置しておく。放置後、汚れが洗濯槽に浮いているので丁寧にゴミすくいネットなどで取り除く。
4. 汚れを取り終えたら、もう一度洗濯機を回して洗濯槽の底に沈んだ汚れを浮かせて取る。
5. 汚れが浮かんでこなくなったら、すすぎを2回してから排水すれば掃除は完了する。
4. 洗濯槽掃除に重曹を使うときの注意点
重曹は、天然成分なので安心して使える。洗濯槽の掃除に重曹を使うときには、いくつか注意点があるので覚えておこう。
ドラム式の洗濯機には使えない
ドラム式洗濯機は、少量の水で洗濯できる仕様になっており、縦型洗濯機とは構造が異なる。そのため、重曹による洗濯槽の掃除はできない。ドラム式の洗濯槽掃除の場合には、塩素系クリーナーを使うことをおすすめする。
すすぎをしっかり行う
重曹を使った掃除のあとは、しっかりと洗濯槽内の重曹を洗い流すことが大切だ。とくにクエン酸を混ぜて使った場合などは金属部分にサビが付く可能性があり、故障の原因になる。
結論
重曹は、洗濯槽の皮脂汚れやカビなどの酸性汚れを掃除するのに効果を発揮する。天然素材なので敏感肌の方にもおすすめだ。重曹を使うときには、必ずぬるま湯を使って溶かすことがポイントになる。穏やかな洗浄力なので、できるだけ長く浸け置くこともポイントだ。人にも環境にもやさしい重曹でキレイな洗濯槽をキープし、気持ちのよい洗い上がりにしよう。