このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
オキシクリーンで洗濯槽を掃除!正しい分量や失敗しないコツを紹介

オキシクリーンで洗濯槽を掃除!正しい分量や失敗しないコツを紹介

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年6月15日

家中の汚れに高い効果を発揮するオキシクリーンは、洗濯槽の掃除にも効果的だ。ただし、洗濯機の種類によって正しい使い方は違うので、あらかじめ確認する必要がある。この記事ではオキシクリーンを使って洗濯槽をキレイにする方法を、縦型とドラム式に分けて解説しよう。失敗しないコツや洗濯槽をキレイに保つ方法など、役立つ知識と併せてまとめた。

  

1. 洗濯槽の掃除に使える「オキシクリーン」とは

オキシクリーンについて詳しく知らないという方もいるだろう。洗濯槽の掃除について解説する前に、まずはオキシクリーンについて簡単に解説する。

オキシクリーンは酸素系漂白剤のひとつ

オキシクリーンの主成分は「過炭酸ナトリウム」だ。水に反応して酸素の泡を出す。この酸素の泡は、タンパク質汚れを浮かせる働きがある。漂白や消臭、除菌といった効果があり、キッチンやトイレ、お風呂場など家中の掃除に役立つ。

さらに、性質は弱酸性なので、皮脂汚れや食べこぼしなどのアルカリ性汚れを中和して落とすことが可能だ。このようなオキシクリーンの性質を最大限に活かすことで、洗濯槽の裏側にへばりついた汚れを掃除し、除菌することができる。

「オキシ漬け」で洗濯槽の汚れを浮かせる

オキシクリーンといえば「オキシ漬け」といわれる方法がよく知られている。酸素系漂白剤のオキシクリーンは、泡を発生させて汚れを浮かせて取るため、浸け置き洗いをすると効果的だ。

洗濯槽には、衣服から取れたさまざまな汚れや石鹸カスが蓄積する。水気が多く栄養源になる汚れが豊富なので、カビが発生することも。オキシ漬けで洗濯槽にたまった汚れをスッキリ除去してほしい。

2. オキシクリーンで洗濯槽を掃除するために必要なもの

オキシクリーンで洗濯槽を掃除する際に用意しておくものをまとめた。分量などもあわせて確認していこう。

用意するもの

洗濯槽の汚れを効率よく落とすために必要なものは以下の通りだ。スムーズに作業するためにも揃えておいてほしい。
  • オキシクリーン
  • 40~50度のお湯
  • ネット
洗濯槽に熱湯を入れると洗濯機が故障する原因になるので、注意が必要だ。50度以上のお湯は使用しないようにしよう。また、ネットは浮いたアカやゴミをすくうお風呂用のネットが使いやすい。ただ、ドラム式ならネットは不要だ。

オキシクリーンの分量は何杯?

オキシクリーンの分量は、4Lのお湯にスプーン1杯(28g)が目安になる。付属のスプーンを使って正確に量るのがポイントだ。お湯4Lは洗面器(直径30cm)に八分目くらいの量になる。

スプーンではなくキャップで量るタイプのオキシクリーンもあるので、裏の説明で正確な分量を確認しておくことが重要だ。基本の分量を目安にしつつ、使用するお湯の量や汚れの状態にあわせて調整しよう。

3. オキシクリーンで洗濯槽を掃除する方法|縦型洗濯機

オキシクリーンで洗濯槽を掃除する方法を紹介していく。まずは縦型洗濯機からだ。なお手順はメーカーや機種で異なる場合があるため、お使いの洗濯機の取扱説明書をご確認いただき、以下の手順と異なる場合はそちら(取説)を優先してほしい。

1.洗濯槽にお湯を溜めてオキシクリーンを入れる

洗濯槽の最高位までお湯(40~50度)をためる。お湯4Lに対してスプーン1杯(28g)のオキシクリーンを投入しよう。お湯をためる前に糸くずフィルターを外しておけば、浮いた汚れが付着する心配がない。

2.「洗い」で5分ほど回したのち4〜6時間放置する

オキシクリーンを溶かすために洗いで5分ほど運転しよう。泡立ち始めるので、そのまま5~6時間ほど放置する。放置する時間は汚れの状態で調整してほしい。

3.浮いてきた汚れをごみ取りネットなどですくい取る

つけ置きが終わったら汚れやゴミが浮いてくる。ネットを使ってできる限りすくい取ろう。

4.標準コースまたは槽洗浄コースで1サイクル回す

標準コース、もしくは洗濯槽コースに設定。いつもの洗濯と同じように洗濯機を1サイクル回す。

5.汚れが浮いてこなくなるまで繰り返せば完了

標準コースや洗濯槽コースが終わったあと、汚れが浮いてこなければ完了だ。もしも、洗濯槽に汚れが残っていると、衣服に付着することがある。汚れがなくなるまで、標準コースや洗濯槽コースでまわしてほしい。

4. オキシクリーンで洗濯槽を掃除する方法|ドラム式洗濯機

続いて、ドラム式洗濯機の洗濯槽をオキシクリーンでキレイにする方法を見てみよう。同じくメーカーや機種によってやり方が異なる場合があるため、取扱説明書を確認し、以下の手順と異なる場合は取説の通りに行ってほしい。

1.オキシクリーンとお湯で洗浄液を作る

お湯(40~60度)4Lに対してスプーン1杯(28g)のオキシクリーンを混ぜて、溶液を作る。縦型と違って洗濯槽が斜めになっているので、お湯をためてつけ置きするのは難しい。洗濯槽に直接オキシクリーンを入れると、トラブルの原因になるので注意が必要だ。

2.標準コースで1サイクル回す

溶液を入れたあとは標準コースを選んで1サイクルまわそう。ドラム式は水が残っている状態だとドアを開けられない。縦型と違ってネットで汚れをすくいとれないので、終わるまで放置しよう。

5. キシクリーンを使った洗濯槽の掃除で失敗しないためのコツ

オキシクリーンを使ってする洗濯槽の掃除は難しくないが、より効果的に行うために押さえておきたいポイントがある。洗濯機によっては、長時間の漬けおきを避けたほうがよいものもあるので覚えておいてほしい。

風呂の残り湯などの「ぬるま湯」を使う

洗濯槽の掃除でオキシクリーンの効果を最大限に引き出すためには、40~50度のぬるま湯を使う。水の温度が低いと、酸素の発泡力が弱まって効果が半減。また、温度が高すぎれば洗濯機の耐熱温度を超えることがある。風呂の残り湯を給水するか、洗濯槽にバケツでお湯を注いでから使うようにしよう。

縦型洗濯機は最低4時間オキシ漬けする

オキシクリーンが効果を発揮するためには、やや時間を要する。汚れのひどい洗濯槽を掃除するときには、4時間以上は浸け置きしておきたい。ただし、6時間を超えるとオキシクリーンの効果はなくなるといわれているので、長ければ長いほどいいというものではない。

洗濯機の取扱説明書を必ず確認する

一部のメーカーや機種では、オキシクリーンなど「酸素系漂白剤」の使用を推奨していない。泡が大量に発生することで、故障や水漏れにつながる可能性がある。洗濯槽を掃除する方法も異なるため、かならず洗濯機の取り扱い説明書を確認しておこう。

ステンレス製の洗濯槽は長時間漬けおきしない

ステンレス製の洗濯槽の場合、長時間つけ置きすると変色しやすい。目安は4~6時間だが、それよりも前につけ置きを終わらせる。使う前に洗濯槽の材質を確認しておくことが重要だ。

パッケージの注意事項をよく読んでおく

オキシクリーンの説明をよく読んでから洗濯槽の掃除に使用する。分量はもちろん注意事項もしっかり確認しておこう。失敗しないためにも、使い方を間違わないようにしてほしい。

6. オキシクリーンで掃除した洗濯槽をキレイに保つには?

オキシクリーンを使って洗濯槽を掃除したあとは、できるだけ長くキレイな(清潔な)状態をキープさせたいところだ。普段、どういったことを心がければよいのかをまとめたので確認していこう。

洗剤や柔軟剤は適量を守る

洗剤や柔軟剤は、表記通りに量って入れているだろうか。少し多めに入れておけば大丈夫だろうと適当に入れていないだろうか。洗剤や柔軟剤は、適量以上を入れても効果は変わらない。

むしろ多く入れてしまうことで、洗剤が残ってしまいカビや雑菌が繁殖しやすくなって、掃除の頻度も多くなるだろう。洗濯物の量に合わせてしっかりと適量を量って洗濯すれば、オキシクリーンで掃除する回数も減らせる。

洗濯槽に汚れた洗濯物を溜めたままにしない

すぐに洗わずに、洗濯物がある程度たまってから洗濯しようという方も多いだろう。その場合、洗濯槽を洗濯かご代わりに使っていると衣類に付いた皮脂や汗、ゴミなどが洗濯槽に付着して、カビのエサになる。

湿度もたまりやすくなるので、カビや雑菌が洗濯槽の裏側にはびこりやすく掃除も頻繁にしなくてはならない。必ず、洗濯物は専用の洗濯カゴに入れておくようにしよう。

洗濯が終わったら速やかに取り出す

洗濯が終わったあと、濡れた洗濯物を放置すると湿気がたまりやすい。雑菌の繁殖に適した環境になるので注意が必要だ。洗濯槽や洗濯物を清潔に保つために、洗濯のあとはなるべく早く取り出して干そう。

洗濯槽を乾燥させておく

ふたを閉めてしまうと、洗濯槽の中の湿気が閉じ込められてしまい、カビや雑菌にとって快適な環境を作ることになる。洗濯が終わったら、洗濯機のふたは開けっ放しにしておくのがおすすめだ。もちろん、オキシクリーンで掃除した後もふたは閉めずに洗濯槽内を乾燥させよう。

しかし、お子さんがいるご家庭だと、洗濯槽の内部に入ってしまう可能性がある。ホコリもたまりやすいので、乾燥してから閉めるといった工夫も必要だ。また、洗濯乾燥機なら洗濯が終わったあと乾燥運転をすることで、洗濯槽を乾かすことができる。洗濯槽のカビ対策になるのでぜひ活用してほしい。

オキシクリーンを使った洗濯槽掃除の頻度は?

オキシクリーンで定期的に掃除すれば洗濯槽が清潔に保てる。洗濯機の使用状況によって異なるが、2ヶ月に1回の頻度を目安にしよう。梅雨や夏場は洗濯槽が汚れやすいため、月に1回ほど掃除をすると安心だ。

7. 洗濯槽の掃除におすすめのオキシクリーンは通販でも手に入る

洗濯槽の掃除のほか、風呂掃除やキッチンアイテムのお手入れなど幅広く使えるオキシクリーンは、ドラッグストアなどでも手に入るがネット通販でも購入可能だ。

OXICLEAN/「オキシクリーン 500g」

無香料で使いやすい基本のオキシクリーンだ。漂白と消臭効果が魅力的。洗濯槽の掃除以外にも、洗濯や掃除に活用できる。

OXICLEAN/「オキシクリーンEX2270g (アメリカ版)」

2270gの大容量タイプなのでたっぷりと使える。洗浄成分である界面活性剤をプラスすることで、汚れにより高い効果を発揮。頑固な洗濯槽の汚れにおすすめだ。

OXICLEAN/「オキシクリーン洗濯槽クリーナー 粉末タイプ 320g」

洗濯槽掃除専用のオキシクリーンだ。一般的なオキシクリーンよりも使い方が簡単。1回の分量が個包装になっているため、わざわざ量る必要がない。

8. オキシクリーンで洗濯槽を清潔に保とう

泡のパワーで汚れを落とすオキシクリーンは、洗濯槽の掃除にもおすすめだ。裏側にこびりついた汚れやカビを除去することで、清潔に保てる。カビ対策のためのも定期的に使用してほしい。

オキシクリーンを洗濯槽に使う前に40~50度のお湯を使用する、分量を量るなど、基本的な使い方を確認しておこう。縦型とドラム式で正しい方法は異なる。縦型の場合は4~6時間ほどつけ置きをして、ドラム式なら必ず溶液を作っておこう。

また、オキシクリーンには種類があるので、違いを確認してから購入する。頑固な汚れを解消したいならオキシクリーンEX、手軽に使いたいならオキシクリーン洗濯槽クリーナーがおすすめだ。

結論

オキシクリーンは洗濯槽の汚れに高い効果を発揮する。汚れがたまりやすい洗濯槽をキレイにするためにぜひ活用してほしい。失敗しないためにも、分量や基本的な使い方をチェックしておこう。洗濯機やオキシクリーンの説明を確認してから使用するのがポイントだ。洗濯槽がキレイになったあとは、乾燥させる、洗濯物を中にためないなど、清潔に保つための予防も実践してほしい。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2020年12月27日

  • 更新日:

    2021年6月15日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧