1. 洗濯槽の汚れの正体とは?

一見、キレイに見える洗濯槽だが、構造上、裏側の見えない場所に汚れがたまってしまう。洗濯槽にはどのような汚れが多いのだろうか。
衣類についた汚れ
汗をかいたりして付着する皮脂汚れ。食事中の食べこぼしや飲みこぼしの汚れ。また、毛玉や繊維くずといったさまざまな汚れが衣類には付着する。洗濯することで、それらの汚れが落ちて水とともに流されるが、排水しきれなかった汚れが洗濯槽に残ってしまう。
石けんカス汚れ
石けんカスは、水で流れなかった洗剤が洗濯槽にこびりついて固まってしまったものだ。洗剤だけでなく、柔軟剤なども同じように残ってしまう。決められた量よりも多く洗剤や柔軟剤を入れてしまうことで起こりやすい。
水垢汚れ
水道水には、いろいろなミネラル成分が含まれている。水分が蒸発すると、ミネラル成分だけが残ることになる。この繰り返しによって徐々に蓄積され、石のような塊の汚れとして洗濯槽に付着していく。
カビ汚れ
衣類の汚れ、石けんカス、水垢をエサとしてカビは繁殖する。洗濯槽の中は水分がこもりやすく、カビにとっては繁殖条件がそろっているのだ。ワカメのようなピロピロしたものが洗濯槽に浮いていたら、洗濯槽の裏側にはカビがビッシリとついている可能性が高い。
2. 洗濯槽の汚れの取り方

では、洗濯槽の汚れはどのようにして掃除をしていけばいいのだろう。まず定期的に洗濯槽掃除を行う場合の汚れの取り方を紹介しよう。
酸素系漂白剤やオキシクリーンで汚れを落とす
酸素系漂白剤もオキシクリーンも主な成分は過炭酸ナトリウムだ。水と反応して酸素の泡を出し、汚れや黒カビなどを剥がして落とす。
酸素系漂白剤やオキシクリーンで洗濯槽の汚れを取る場合、大切なのが40℃~50℃のぬるま湯を使うということだ。冷たい水を使ってしまうと、発泡作用が最大限に引き出せず、汚れを落とすパワーも半減してしまう。さらに、汚れをふやかすためには4時間~6時間は放置しておくということがポイントだ。
放置している間に汚れが浮かび上がってくるので、洗濯槽を回してはゴミを取るという作業を何度か繰り返す。汚れが出なくなったら、通常の洗濯コースですすぎ脱水まで行えば完了だ。
酸素系漂白剤やオキシクリーンで洗濯槽の汚れを取る場合、大切なのが40℃~50℃のぬるま湯を使うということだ。冷たい水を使ってしまうと、発泡作用が最大限に引き出せず、汚れを落とすパワーも半減してしまう。さらに、汚れをふやかすためには4時間~6時間は放置しておくということがポイントだ。
放置している間に汚れが浮かび上がってくるので、洗濯槽を回してはゴミを取るという作業を何度か繰り返す。汚れが出なくなったら、通常の洗濯コースですすぎ脱水まで行えば完了だ。
重曹やクエン酸で汚れを落とす
肌の弱い赤ちゃんやお年寄りがいる場合には、ナチュラルクリーニングアイテムの重曹やクエン酸で洗濯槽の汚れを落とそう。
重曹は弱アルカリ性で、皮脂汚れや食べカスなどの酸性の汚れを中和して分解する。一方クエン酸は重曹が苦手とする石けんカスや水垢などのアルカリ性の汚れを中和して分解する作用がある。
重曹やクエン酸は安心して使えるが、カビを落とす力や即効性は望めない。 また、溶け残りによる詰まりやクエン酸による錆の発生を防ぐために、十分にすすぎ流す必要があることにも注意してほしい。
重曹は弱アルカリ性で、皮脂汚れや食べカスなどの酸性の汚れを中和して分解する。一方クエン酸は重曹が苦手とする石けんカスや水垢などのアルカリ性の汚れを中和して分解する作用がある。
重曹やクエン酸は安心して使えるが、カビを落とす力や即効性は望めない。 また、溶け残りによる詰まりやクエン酸による錆の発生を防ぐために、十分にすすぎ流す必要があることにも注意してほしい。
3. なかなか取れない洗濯槽の汚れの落とし方

長い間洗濯槽を掃除していなかった場合など、酸素系漂白剤や重曹などで洗濯槽を掃除をしても、まだ嫌な臭いや汚れがスッキリしないのなら、塩素系漂白剤を試してみよう。
塩素系漂白剤で汚れを落とす
塩素系漂白剤に配合されている次亜塩素酸ナトリウムは、強力な殺菌作用でカビや雑菌を分解する。そのため、酸素系漂白剤のように汚れを目に見える形で確認することはできない。塩素系漂白剤は、カビや雑菌に特化しているといっていいだろう。
塩素系漂白剤を使った汚れ落としは簡単だ。漂白剤を投入したら洗濯槽の洗浄コースか標準コースで洗濯機を回すだけだ。酸素系漂白剤のようにぬるま湯を用意したり、浸け置きに時間をかけたりする必要もない。
塩素系漂白剤を使った汚れ落としは簡単だ。漂白剤を投入したら洗濯槽の洗浄コースか標準コースで洗濯機を回すだけだ。酸素系漂白剤のようにぬるま湯を用意したり、浸け置きに時間をかけたりする必要もない。
4. 掃除後の洗濯槽の汚れを予防するコツ

洗濯槽の汚れを落としたら、できるだけ長くキレイにしておきたいものだ。そのためには、普段からいくつかのことに注意をすることが必要だ。
洗濯機のふたは開けておく
洗濯機のふたは洗濯が終わってからも開けておく。ふたを開けておくことで、洗濯槽に湿気がこもらずにカビや雑菌の繁殖を抑えることができる。
洗濯槽に汚れ物を入れない
洗濯槽をランドリーバスケット代わりにして、汚れた衣類や湿ったタオル類を入れないことだ。そうすることで食べこぼしや皮脂汚れがカビや雑菌のエサとなることを避けられる。そして洗濯槽内の湿度を上げないことでカビの繁殖しにくい環境となり、洗濯槽の汚れを防ぐことにつながる。
結論
洗濯槽の汚れには、皮脂汚れ、食べカス、水垢、石けんカスなどいろいろある。これらの汚れをエサにカビが発生してしまう。洗濯槽の汚れを取るためには、酸素系漂白剤、オキシクリーン、塩素系漂白剤などの洗剤を使う。それぞれ汚れの落とし方や要する時間が異なるので、正しい使い方をして効果を最大限に発揮させよう。